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加賀美ハヤト3Dお披露目配信で見せたバーチャル技術の進化は今後のVRライブ業界に一石投じた話

 加賀美ハヤトという外見大人の中身少年のライバーが今回3D配信を行ったのですが、そこで行われたライブがお披露目配信のレベルを超えていたので衝動的に書き始めました。

 開始いきなりでライブが始まったのはまあ予想通りだったのですが、そこに現れたのは社長以外に黒子5人。黒子の登場や複数人は今までもあったのですが(舞元3Dの黒子はこれのリハでもあったのか……?)、注目してほしいのはここ

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 ギターの人の指、これ全部独立していますからね。社築の3D配信の際にも弐寺をプレイする指の動きをトラッキングしていてすごいなーと思っていましたが、さらに進化して全身トラッキングしていながらここまで滑らかに指が動いているのは見たことありません。そしてドラムのシンバルの動きも出ていて楽器にもトラッキングできていることがわかります。是非動画で見てください。

 正直社長の3Dモデルをじっくり見ることはあまりなく、バンドメンバーの上手さとかトラッキングのヤバさとか目がいっちゃいましたね。まあ社長自身も迷った末にそっちを取った感があったので、思惑通りということで。
 で、ちょこっと配信自体の感想も述べたいのですが全体からひと言

 「マジで金掛かってんなー、これ」

 冒頭7桁掛けてると言っていましたがこのスタジオ機材、そしてハイクオリティのバントメンバー、さらにはタカラトミーさんからボルメテウスホワイトドラゴンをお借りしているという豪華すぎる内容で7桁は7桁でも100万では済まないレベルだと思いますね。
 そして葛葉と社とチャイカを巻き込んだ茶番、配信以外にも動画撮ってるのでその費用も掛かってます(これ夢追も入れたかっただろうなぁと個人的には思っています)。

 少年の夢を全部詰め込んだかのような配信、でも要所要所ではカッコよくキメる社長は異性は勿論私のような同性にも好かれています。葛葉も配信内で社長をべた褒めし「実直が服を着ている(原文は「服が歩いている」)男、社長の皮を被った少年」「童心の敬意を払っている」等々すべて「わかる」ものでした。普段人を褒めない葛葉がここまで饒舌に他人を褒めているのは珍しく、どれだけ社長がまっすぐで良い人なのか分かりますね。

 ここで出てきたのですが「あなたはVtuber界の最先端に立っている!」という言葉。これ、本当だと思います。最初に挙げたこのトラッキング技術、これはVtuber界で一大ジャンルになっているアーティスト勢に対して希望の光なはずです。確かに今まで何組ものVtuberアーティストがライブを行っていましたが、リアル開催だとどうしても2次元と3次元の隔たりが生じてしまい、かと言ってVR空間でライブをするにもクオリティがまだ追い付いていない。そこでこの技術を使えばその障壁をクリアできることは間違いないです。そしてこの配信は今後のにじさんじにおけるライブ配信がこのクオリティで出来ることも意味している、本当ににじさんじ、いやいちから株式会社がVtuber界の音楽シーンを席巻する未来も遠くないのではないかと思ってしまいます。コロナ禍で非対面を求められているこのご時世、VRでのライブは今以上に求められると思いますが、この技術、絶対にライブ業界の先を行きます。



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