ADHDガール 覚醒編

さて。
ここからがおもしろくなってくる、小学生編スタートします。

特になにもおこらなかった小学1年生。いや、ランドセルにつけるあの黄色いカバーが1ヶ月ともたずに破れた、程度にはどうかしてた。

長女氏(以下、めんどいので姫と表記)の小学校生活が、親であるわたしにとって思いの外、保育園とのギャップでわたわたしたり、三女氏がお腹にやってきたりしたのでやらかしに気づきにくかっただけかもしれない。

姫がADHDの様相を見せ始めたのは、小学校2年生からだった!

この年、姫の担任の先生はまだ何年目かの若いおねえさん先生であった。なんとなく、先生の言うことを聞いてなさそうな雰囲気はあったが、その年のうちは姫の悪事が耳に入ってこなかったのである。先生が言ってこなかったのだ。先に苦情が来たのは学童からだった。

これはあとになって聞いた話だが(教えてくれたのは4年のときの担任の先生)、姫は2年生の時点で、離席常習犯であり、気に食わないことがあるとグラウンドまで逃亡していたとのことである。そのときに教えてほしかった。今となっては仕方がないが。

面白みが増してきたのは小学3年生。この頃から、夏休みの面談の順番が最後になり、15分のはずの面談が45分コースに。

小学3年生の夏。面談で担任の先生とのあいさつもそこそこに、先生から
「まずはこれ、お返ししますね〜。」と返されたのは竹製の30cmものさしであった。
「没収されとったんかい。」と思うと同時に、
「没収の理由を教えていただけますか?」と聞いていた。
「ものさしがうれしかったみたいで、ずっと机をものさしで叩き続けたので預かってました⭐︎」とのことである。納得。
続く話題は2学期の算数について。先生は言う、
「2学期にですね、算数でそろばんを使うんですよ…。」
「容赦なく没収してください!」
ここにそろばん協定は結ばれたのであった。


教室では、担任の先生(ベテラン)だったので、うまいこと掌で転がされていた姫であったが、3年生では学童で無双していた。

以下、苦情
・毎日特定の男子のランドセルを踏みつける
・4年生の男子を、画鋲を持って追いかけ回す
・帰りの会のときに、4年生の男子とケンカする
・勝手にどこかいく
・態度が悪い
等々である。

以下、姫の言い分
・特定の男子が鼻くそをほじって食べるのが気に食わなかった
・4年の男子が先になんかしてきたのでやり返しただけだ
・宿題が終わったあとに遊んで何が悪い
・学童の先生は本物の先生ではないから言うことを聞きたくない(さらに詳細を付け加えると、自分だけを怒る。男子には甘いとのこと。)

とはいえ、やっていることは凶悪なのでダメだという話を繰り返すも改善の兆しがなかったので、せっかくの学童であったが3年生の途中で退所させることに。その代わり、習い事の水泳を週2にし、社会体育をはじめることに。この習い事がのちの運動神経つよつよ状態を作り出してしまうことに…。


ちなみに。次女氏は姫が5年の時に1年生として入学した。姫を知る多くの先生から、「本当に妹なの!?」といい意味で驚かれ、普通に生きているだけで「めっちゃいい子」と言われるイージーモードだったと語る。個人面談はいい子すぎて5分で終わった。学童の先生からは、「次女ちゃんは、いい子です!」となんかカチンとくるほめられ方をした。

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