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小説)『雑記帳』より。

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『雑記帳』という小さな珈琲店を舞台にした小説です。 私(素子)とマスターの「鈴木さん」の物語。
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2021年2月の記事一覧

小説『雑記帳』より。(最終話)

最終話 永遠はない お兄ちゃんが座っている後ろから抱きかかえるように抱きしめてきた。 私…

有馬優
3年前
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小説『雑記帳』より。(3話②)

3話 素子のアルバイト②(お兄ちゃんの部屋には一人でいかない?) 機嫌の良さの延長なのか…

有馬優
3年前
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小説『雑記帳』より。(3話①)

3話 素子のアルバイト① 学校が夏休みに入る直前、私にバイトの話が飛び込んできた。 あま…

有馬優
3年前
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小説『雑記帳』より。(2話③)

2話 タロットカードとシルバーグレイ③(2話目最終) シルバーグレイはよく私の身体をくま…

有馬優
3年前
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小説『雑記帳』より。(2話②)

2話 タロットカードとシルバーグレイ②「鈴木さん、2階の絵を見に行っていい?」 と私が言…

有馬優
3年前
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小説『雑記帳』より。(2話①)

2話 タロットカードとシルバーグレイ①次の日、学校の帰りに課題の本を新宿で探していたら、…

有馬優
3年前
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小説『雑記帳』より。(1話③)

1話 私と鈴木さん③(1話目最終)私はまた2階に上がってマルク・シャガールの前に座った。 シャガールの青は、ソファから立つ前も立った後も、どこまでも同じ青だ。けれど、何かが違うように見えてしまうのは、私の心の持ち様が違うからなのだろう。 ランプを振り上げた女性は、なぜ水を相手にかけて頬をビンタして、さらにランプに手をかけたのだろう。男性は彼女にそれほどに酷い事をしたり、発言したり傷つけていたのか。 振り上げたその手は、きっと彼女の中の大切な何かを守ろうとして振り上げたも

小説『雑記帳』より。(1話②)

1話 私と鈴木さん② 「鈴木さん?」 私が小声で声をかけると、鈴木さんは人差し指を口元に…

有馬優
3年前
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小説『雑記帳』より。(1話①)

1話 私と鈴木さん① 『雑記帳』これが十九歳の私の行きつけの珈琲店の名前だ。 二人掛けのテ…

有馬優
3年前
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