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名もなき詩シリーズ

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日常が特別になる瞬間、生まれた言葉たち。 あえて題名は付けていません。 どれも愛しい感情です。
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2022年5月の記事一覧

名もなき詩 #66

失敗しても成功してもいい
愛されてないかもしれないし
愛されてるかもしれない
全てには両極があるけれど
つまるところ
自分がどう思いたいかで
選んでいるに他ならない
誰かにあたることなく
望むものに誠実に
精一杯の決断をした自分を
誇ればいい
#心身共に休憩 #言葉でHUGを #詩

名もなき詩 #65

君を想って過ぎた時間なら
なんの後悔もない
永遠のものにする為に
壊さないよう離れていよう

美談のごとく語る
その寂しそうな眼差しですら
ひとは愛と呼ぶ
#愛の覚悟 #十人十色の愛 #慈しみ #言葉でHUGを #詩

名もなき詩 #64

今に必死だと
人生とはとても長く感じる
長編映画のよう

なのに今
まだ昇っていく陽を浴びて
すりガラスの窓がプリズムを作り
風のリズムでカーテンが踊る
その一瞬は魔法のよう
今を切り取れば
どの瞬間も美しい
今思い返せば
どの過去も愛おしい

だから大丈夫
今も必ず美しい
#言葉でHUGを #詩

名もなき詩 #63

何をすればいいのか
何がしたいのか
時は待ってくれる訳もない

ならば
なにもかもをも0にする

焦ること無く
期待すること無く
思考の声など聞くこと無く

石のように居座るのみ
無の中でも
その頑なな石は磨ける

時は何時だって
味方になりたがっている
#無中 #夢中 #零 #start #言葉でHUGを #詩