40代にして歯を矯正をする

30代で後半から歪みが目立ってきた

子供の頃、母親は私が虫歯ならないようにとても気を使っていた。市販のお菓子は殆ど家にはなく、生協のお菓子か母の手作りのケーキだった。それが良いかどうかはわからないが、姉と私は虫歯になったことがない。虫歯がない事がとても誇れる事を子供が出来て初めてその大切さを知った。

歯並びだが自慢できるほどではないけれど、普通に良かった。だけどこの5 年程は特に下の数本の前歯がねじれ、上の前歯も歪んできた。歯茎が年齢とともに痩せてきたのか…。また加齢と共に歯の色も黄ばんで、写真に写る自分の口元がとても気になった。

よし。歯を矯正しよう

歯の矯正は私が知っているのは目立たないワイヤーにあえて可愛く見せるカラフルなワイヤーくらいだった。ネットで調べるととても進化しており、今回挑戦した半年で完了するマウスピースもその一つだった。「この半年で終わる矯正をしたい…」気持ちが一気に傾いた。

定期検診で通う歯科医院で、マウスピースの矯正をしていた。半年に一度しか通っていないが、興味がなければそんな情報が全く目に入らないが、やはり情報を求めているときは目に入るものだ。まずは歯科医院で説明を受けた。

決め手は半年で完了とキャンペーン

金額はやはり高額だった。だけど「矯正は100万かかる」と思っていた金額からははるかに安かった。それがキャンペーンで更に数万円値引きされると聞いて心は固まった。また半年で完了すると聞いて、今年中にはほぼ完了できると思うと、もう迷いはなかった。

早速まずは私の歯並びはマウスピースで矯正できるか調べてもらう予約を取った。

今日からマウスピース生活。 
1日目

無事に矯正も出来る歯並びであること。そして今後の流れと疑問にも丁寧に答えてもらえて、いよいよマウスピースを付けるべく準備も整った。診察台で先生の指導の元、上下のマウスピースを自分で装着してみた。うん、コレは簡単にできた。次に取り外すのだが、がっちりハマったマウスピースを取り外すには少々苦戦してしまった。それにはコツと慣れが必要そうだ。

帰宅後の夕食時、診察台での苦戦より少しスムーズに取り外しができた。次に食事だがキレイな話ではないが、食べカスがびっしり歯に引っかかていた。というのも、歯の表面にはこれから完了まで歯をマウスピースに合わせて動かすべく突起が取り付けられているのだ。ワイヤー矯正でも歯の表面にキラキラしているあれだ。

2日目〜1週間目

すぐに慣れるのかもしれないが、早速歯が動いているのか歯茎がムズムズする。2日目は少し外したくなって、夕食後もしばらく装着せずにいた。しかし20時間以上は装着しなければないので、その時間を出来るだけ守るようにはしようと思った。

とはいえ、こんな時は困る!

とはいっても、この1週間装着してみて「こういうは困るなー」と思った場面もあった。

・会社での突然の差し入れ(ドーナツ)
・子供のお友達と遊ぶ休日と不衛生な洗面所


ドーナツ。「はい。1個取ってね」と箱を差し出されると皆の前で断りにくく、何より食べたい!結局、一瞬で部屋を出てササっとマウスピースを取り、食べ終わったら皆が居なくなった瞬間にササっと歯を磨いた。正直面倒だった。

またある日、子供達で出かけた公園。マウスピースはママ友に話をし、隠しながらサッと外して皆とご飯を食べたけれど、その後公園のトイレで歯を磨くのは、不衛生で無理だと思って装着は諦めた。結局、日中の5時間程付けられなかった。

このマウスピースを付けた初日、歯科医院の先生から「頑張りましょうね」と言われた。こういう事だったんだ。食べられない我慢に、食べざるを得えないシーンでのその後。色々と工夫や準備を考えないといけないなーと思った。これも半年後に自信を持ってにっこり笑える為に。

(気分にぴったり画像をお借りしました。ありがとうございます。)




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