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自信のない私が、15分間のステージでスポットライトを浴びて得られたもの

2024年2月22日、マイコーチからイベントのお誘いが届きました。


コーチのためのLIVEイベントをするとのこと。私自身もコーチングを学んではいるのですが、、コーチ業をしていない私が参加していいのかな?と一瞬よぎりつつも、このメッセージを開いて直感的に湧いてきた「参加したい」というつよい想い。その直感のままに、私は参加希望の返事を送っていました。

それからちょうど4ヶ月後の6月22日。
私はスポットライトの下で、ステージに立ちました。
自分自身に当たるスポットライトをゆるすことができなかった私にとって、とても、とても大きな一歩です。

薄暗い中で見えるお客さんの視線を感じながら、心震える瞬間を過ごすことができたこの体験を忘れないように、noteに書き残しておきたいと思います。


思い切り表現してみたいコーチのためのイベントを開催

このプロジェクトは、ケイちゃん・りえさん・まぁちゃんの「コーチによるコーチのための歌イベントをしてみたい!」という想いから生まれたもの。歌を通じて、自分自身を思い切り表現してみたいコーチに向けた、ステージに立つ日を含め全4daysのプロジェクト。主催3人が込めた想いなどの詳細はこちらで詳しく綴られています。

私なんか…の呪いで未完了にしていたこと

私には「人前で歌う」という夢がありました。カラオケなどではなく、いちアーティストとしてステージに立つことを夢見ていました。キラキラ輝きながら、人前で臆することなく自己表現している姿に憧れていたんです。

もともと小学生の時の夢は声優になることでした。高校生の時にはタレント事務所の養成所に通っていました。それぐらい、芸能活動に興味を持っていました。表舞台に立つ人に憧れていました。

ただ、年齢を重ねていくうちに、無邪気に夢を語ることができなくなり、「私なんか…」と、自己表現活動から遠ざかっていっていました。特に、社会人になってから拍車がかかっていきました。「私は裏方で、この人を取り上げてもらえるようにしなきゃ」とか「私なんかが目立って何になるんだ。謙虚でいるのが一番だ」とか、自分が表現したいことや感じた想いを発露することにストップをかけるようになっていきました。

その呪いは思っている以上に強くて。「本当はこうしたいけど、私なんか…」という声は、いたるところで自分の行動を抑制しているように思います。そして、どんどんどんどん自信を削いでいきました。


自信のない自分を変えたかった

そんな自信のない自分が好きか。全く好きじゃありません。人前で臆することなく自己表現している姿に憧れていたのに。

ただ、やっぱり、やりたいと思っているけど蓋をして着手できない「未完了」がもつエネルギーはすごくて、見て見ぬふりをしていてもどうしても気になってしまう。完了したい気持ちを隠すことはできませんでした。

そんな時に誘ってもらえたのが今回のLIVEでした。申し込んだ時は、本当に直感で湧いてきた「参加してみたい」という気持ちに従ってただ申し込んだだけ…という感じでした。ただ、改めて「私がこのプロジェクトで得たいものは何か?」を考えていった先に「ああ、私は自分にスポットライトが当たることを許したいんだな」と思ったんです。

正直、「スポットライトを浴びたい」って言う人よりも「スポットライトを当てる人になりたい」って言っている人の方が謙虚で慎ましくて、好感が持てるひとなんじゃないかって思っていたんです。だから、自分の中にある、人前で自己表現がしたいっていう想いは、おこがましくて図々しいやつって思われることなんじゃないか、嫌われることにつながるんじゃないかって、恐れていたんです。

でも、結局その想いが、自分の自信を削ぐ行為であり、誰かに嫌われることを恐れるあまりに、自分が好きな自分から遠ざけてしまっていることに気が付きました。


人生の“主人公”であることを全力で味わった15分間

こうして、6月22日。
私はスポットライトの下で、ステージに立ちました。

スポットライトの下、観客のみなさんの温かい眼差しの中で、楽しんで歌っている自分がいました。

めちゃくちゃ緊張はしたけれど、うまく歌えなかったところだらけだったけれど。でも、練習の時は縮こまって動いていなかった身体がリズムに合わせてゆったりと動いていて、お客さんにも楽しんでほしいという気持ちから、手拍子を促していて。

スポットライトの下での15分間。
自身の未完了と向き合い、自分の人生の主人公であることを味わい尽くすことができました。

自分自身にスポットライトが当たることを許せない自分は、「私なんか…」の呪いのもとで、自分の人生を歩めていなかったのかもしれない。

「やらない後悔より、やった経験」という考え方が好きで、できるだけ実行しているつもりの私でも、まだまだ自分自身に抑制をかけていたんだなと実感することができました。


スポットライトを浴びてみる、というチャレンジを引き続き。

今回のLIVEでは倖田來未さんの「WIND」を歌いました。

誰かよりも 上だ 下とか
本当は関係ないんだ
自分らしく精一杯やることに
意味があるんだ
自分のことを もっともっと
好きになってみればいつか
新しい何か見つかるかもしれない

倖田來未『WIND』より

「わたし、全然うまくないな」とか「あの人の方がうまいな」と思うことも多々ありますが、そんなことよりも、歌詞にあるように、自分らしく精一杯やる、楽しむ。それが大事なこと。

LIVEをきっかけに、「人前で歌う」という未完了タスクを完了させることができました。やってみて、まだまだやりたい!歌いたい!という気持ちが湧いています。その気持ちに正直に、これからも突き進んでみたいと思います。

いま、幸せなことに、そのチャレンジを一緒に楽しんでくれる仲間もいます。THE COACHで出会った、もっちゃん・あーちゃん・Brianとバンド「ヤサシイネッキ」を結成し、月1回ペースでスタジオで練習をおこなっています。楽しすぎて、魂が喜んでいる感じすらします笑

ある日のスタジオ練習での一枚

12月のライブに向けて、また、スポットライトを浴びることを楽しんでいきたいと思います。

今回リアソニに参加できて、本当によかったです。素敵な場をつくってくれた、ケイちゃん・りえさん・まぁちゃんをはじめ、当日運営にはいってくれたみきてぃさん・おみずさん、そして、一緒にそれぞれのステージを作り上げた出演者のやっしー・かすがっち・りかちゃん・まるさん・まいこはん・Brian、そしてそして、当日見守ってくださった観客のみなさん。本当に本当にありがとうございました!

これからまた、無邪気で自由な主人公として、自分の人生、楽しみ尽くしていきたいと思います✌いえい

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