見出し画像

3回目のワクチンをブースター接種しても感染拡大は止まらず(イスラエル)

 イスラエルは、成人人口の大部分がワクチンを2回接種した後、既にかなり前から第3回目のワクチンのブースター接種を進めていている。しかしながら、一向に感染の拡大は止まらず、新規感染者数は1万人を突破した。

画像13

画像2


 イスラエルでは、高齢者の大部分を占める215万人が第3回目のワクチンを接種した(水色)。

画像3


 このブースター接種にも関わらず、感染者数は減るどころか指数関数的に増加している。重症者を減らす効果があるはずのワクチンを接種しているのに、コロナ死者の数も着々と増加している。

画像14



 コロナウィルスの感染予防にも重症化予防にも効果があるとされるブースター接種を国民が進めているのに、不思議なことに、被害(コロナ死者数)は増加、拡大する一方である。ワクチンのブースター接種とコロナ死者数との増加との間に直接的な因果関係があるとまではさすがに言えないが、それなりの関係、理由はありそうだ。

 実は、ワクチンの接種を推進していることにより、実質的な被害が増えているという傾向はイスラエルだけで観察されているものではない。

 以下のグラフから分かるように、イスラエルだけでなく、ワクチンの接種率が高いフランスや英国でも、コロナ死者がじりじりと増えている。これに対し、ワクチンの接種率が低い国々では概ねコロナ死者は少ない。なお、IVMと記載があるのはイベルメクチンを治療に使用している国であり、比較的に被害が抑えられていることが分かる。

画像4

 ウィルスは変異を続けており、ワクチンの開発はその変異を追いかけている状態である。変異株に対するワクチンの効力は乏しい。

  7月の時点でイスラエルの保健省は、ワクチンを2回接種して人についても、デルタ変異株の感染予防に対する有効性は、たった39%しかないことを認めている。

画像5


 そして、現在では、イスラエルでワクチンを2回接種した人については、ワクチンの有効性はさらに乏しくゼロに近くなっている。ワクチンの2回接種者は、感染を予防する等という恩恵をほとんど受けることができないということだ。イスラエルの保健省は、ワクチンを2回接種しても、接種者として優遇を受けられるのはたった6ヵ月で、その後は未接種者として扱うという公式な見解を発表した。



 ところで、ワクチンを接種した人がワクチンを接種していない人と同じように他人を感染させるということは、Campbell博士の言う通り、世界の専門家の共通認識となっており、もう異論がない。 


 しかしながら、問題はそれだけではない。ワクチンを接種したがコロナに感染した場合には、本来は何らかの症状が出るべき期間であっても症状が抑えられてしまうため、無症状となってしまうことが多い。つまり、本当は病気を持っているのに、ワクチンで症状を抑えているだけのことがある。ワクチンの接種者は、症状が出ない状態でも、非常に多量のウイルスを保有している。そのため、接種者は、知らないうちに他の人を感染させてしまう、つまり、無症状感染を発生させやすいという問題が発生している。

 自然感染で無症状になる人というのは、元から強い持続的な免疫を持っている人なので、勿論、完全に健康な人である。ところが、ワクチンを接種した人が無症状で感染したというのは、ワクチンの効力で症状がでないだけだ。持続性のない一時的な抗体の力で症状を抑えているだけなので、本当に健康であるのか病人であるのかはっきりしないということだ。

 例えば、病気で高熱が出た場合に、熱さましを飲んで熱だけは下がることがある。それで元気になったように見えても病気が治っていない場合がある。ワクチンを接種して症状がでない場合も同じことだろう。

 フランスの著名なワクチン専門家であるChristian Perronne教授は、

「ワクチンを接種した人は、変異株に感染して他人を感染させるリスクがあるため、ウィルスの流行期には隔離しなければならない」と説明している。

 

  Perronne教授は、とても衝撃的なことを言っている。

「ワクチンを接種していない人は危険ではない」

「ワクチンを接種した人は他の人にとって危険だ」

 一般的なメディアや公衆衛生当局の説明している内容とは全く逆の内容である。このことは、自分がツイッターでツイートした当時は何のことか意味が分からなかったのだが、ワクチンの接種が進んでいる各国の感染者数や死者数の推移のデータ、傾向を理解した今なら大よその意味が分かる。

 「ワクチンを接種していない人は、無症状であれば、完全に健康な人であり、感染力の高いデルタ変異株といえども、他人を感染させにくい。ところが、ワクチンを接種した人は、無症状であっても本当は病人である場合があり、他人を容易に感染させてしまう」という意味なのだ。現実問題として、ワクチンを接種した人は、多少の微熱や症状があったとしても、自分は感染していないと勘違い、あるいは過信して動き回ってしまうという傾向がある。

 このことは、きちんとした裏付けがある。Perronne教授は、演説で、「(多数の)死者が出た国は、全て大規模なワクチン接種を行った国である」と説明している。


 Perronne教授が演説で大規模なワクチン接種を行った国の実際のデータを示したかどうかはわからないが、彼の言っていることは間違っていないことは明らかである。最近では、イスラエルだけでなく、世界中随所で、例えば、カンボジアでも同じようなことが起こっているし(ワクチンの大量接種を開始したら、コロナ死は0人→1792人に増えた)、


画像8

タイでも同じようなことが起こっている。

画像6


 このことに鑑みれば、Perronne教授は一見極端なことを言っているように見えても、その説明が確固たるデータに裏付けらていることが分かる。

 なお、Perronne教授によれば、コロナで人が亡くなる確率など0.05%ほどしかなく、元々一般の人がワクチンを接種するメリットはどこにもない。


 そして、同様に、フランスの著名なDidier Raoult教授は、このことは、「ワクチンを接種した感染者の方がウィルス量が多いことさえ分かっている」と表現している。


 ワクチンを接種した人が病気であるのに、自分は感染していないと勘違い、あるいは過信して動き回ってしまうということには疑いない。完全に健康である非接種者の無症状者よりも、症状がないだけで、本当は病人であるワクチン接種者からの方が発生されるウィルスの量が多いことは素直に理解できる。マスクを着用しているからコロナに感染しないと勘違いしている人が感染を拡大させているのと同じだ。

 なお、東京都のデータによると、感染者を調査したところ、マスクの着用者が97.6%を占めていた。

画像15


 話が脱線したが、Raoult教授の指摘するように、実際、ワクチンの接種者は他人を感染させやすいという経験則が存在する。アイスランドでは、感染が収束していたのにワクチンの大量接種を開始したら爆発的な感染が発生した。

画像9


 以上に説明したように、ワクチンの接種者がワクチンの未接種者よりも他人を感染させやすいという問題を著名な専門家が指摘しており、それを裏付ける経験則が存在する。経験則が存在するというのは、まさにエビデンス(Empirical evidence)があるという意味であり、これは、各国のデータによって裏付けられている。

 「ワクチンの接種者がワクチンの未接種者よりも他人を感染させやすい」ということは、単なる仮説ではなく、確固たるエビデンスに基づいた科学的な説明であり、ワクチンの接種を進めた国で感染者や死者が増えやすい理由の1つである。

 しかしながら、より有力な理由は、やはり、ワクチンの接種を進めると、変異が加速しやすくなるということだろう。

 このようなことは、専門家の間では常識と言えることであり、本来は、今更論じる必要性もないのだろうが、最近カリフォルニア大学の研究者チームが行った研究でも確認されている。

画像11

 この研究によれば、

「ワクチン接種者の感染者で新変異株に感染した人の割合は78%であり、ワクチン未接種者の感染者で新変異株に感染した人の割合は48%である。ワクチン接種者の感染者とワクチン未接種者の感染者とが保有するウィルス量は同じである。」

 つまり、ワクチン接種者の感染は、ウィルスの変異を促す選択圧となり、デルタ変異株等、ワクチンを回避する新しい変異株に感染する割合を着々と高めている。

 このようにワクチンの接種が進んでいることで変異が加速していることはシンガポールの事例でも分かる。シンガポールではワクチンの接種率が高まった後、一旦は感染者が減少し、あたかもワクチンの接種のおかげで感染が収束したかのように説明されていた。ワクチンの接種が推奨され、接種率は80%に達した。しかしながら、ワクチン接種によって選択圧が生じたため、結局は、コロナの感染の流行において、デルタ変異株が優位的な割合を占めるようになった。専門家の描くシナリオ通りに、再び感染が広がっている。


 シンガポールの首相は、ワクチンが感染の拡大を防ぐ力よりも変異株の感染力の方がずっと強力であることを認めている。

 要するに、たとえワクチンに感染を予防する力があったとしても、ワクチンの接種を進めることにより、変異が加速してしまい、ワクチンによる予防効果が得られないような新しい変異株が感染の流行において優位的な割合を占めて感染が拡大してしまったら(逆効果発生)、結局は死者が増加してしまうという懸念がある。

ワクチン接種推進 → ワクチンの本来の効果が発揮されるコロナ株の割合減少(新しい変異株の割合増加)→ 感染拡大(逆効果) → 死者増加

 さらに、ハーバード大学の著名な疫学者であるMartin Kulldorff教授が指摘しているように、

画像10


 イスラエルの新しい研究によれば、ワクチンの接種者は、コロナに既感染の自然免疫の保有者と比較して、「有症状の」コロナ感染リスクが27倍高いことが判明している。

画像11


 逆に言うと、自然免疫は、ワクチンの接種によって得られる免疫の27倍も恩恵が得られるというものだ。そして、ワクチン接種は、その27倍も恩恵を受けられる自然免疫を壊してしまうということが判明してきている。ワクチンの接種者が増えて変異が進んでしまえば、メリットよりもデメリットの方が多くなり、結局は死者が増加してしまう可能性が高いということだ。


 Kulldorff教授は、ワクチンの接種を推進している専門家であり、本来は、ワクチンには効果、有用性があると考えている人物である。そのような人物でさえ、今回のコロナワクチンの大量接種という状況については、リスク、ベネフィットを考察した上で、適切でないと判断しているのだ。

総括:

 世界での研究が進み、最近の知見では、ワクチンの接種が抱える問題は、必ずしもワクチン自体の安全性の問題だけにとどまらない。

 ワクチンの接種者の増加により、感染者を増やしてしまったり、死者までも増やしたりしてしまっているという状況が発生しているのだ。

 おさらいすると、現在ワクチンの接種を進めることで懸念されている事項は、当方が把握しているだけでも以下の3つがある。

(1)ワクチンの接種者は、ワクチンの未接種者よりも(無症状で)他人に感染させやすい。

(2)ワクチンの接種を進めると、ワクチンの免疫を回避するような感染力が高い変異株への変異が加速化してしまう。

(3)ワクチンの接種によって得られる免疫は、自然感染によって得られる自然免疫よりもはるかに弱い。そしてワクチンの接種は自然免疫を壊してしまう可能性がある。

 さらに、ワクチン接種により(4)ADEが発生する懸念もある。

 少なくともこのような要因(1)~(4)により、ワクチン接種、特にブースター接種を進めていることで、結局は、死者を増やしてしまっていることが分かった。

 ワクチンの接種にはこのように幾つもの懸念される事項があるが、世界各国の公衆衛生当局やメディアはこのような懸念が存在することをほとんど認めていないだろう。また、当方がこのNOTEで挙げた取り上げたものは、ほんの一部の問題であり、当方が知らないだけで、この他にもどのような問題が存在するのか、まだまだその全容がつかめていない。問題点の情報の共有が進みにくい理由は、検閲のせいである。

 メディアは、ワクチンを推奨したいがために、ワクチン接種の推進を妨げるような内容は報道しないだろうし、SNSの運営側も都合の悪い情報が広がらないように徹底的な検閲を行っている。

 先日、元NY Times記者であるAlex Berenson氏のツイッターアカウントが永久凍結された。Berenson氏は、ツイッター上で、ワクチンの安全性や効果について懸念を表明し、ワクチンに関する様々な情報を発信する活動を行っていた。彼のツイッターアカウントの凍結は、全世界の人々に大きなショックを与えている。

画像13



 フランスでも同じようなことが起こっている。当局のコロナについての見解、ワクチンパスポート等に反対する全てのものに対して、強い検閲の圧力がかかっている。最近、フランスでは、検閲に反対する積極的な活動が開始された。この活動は始まったばかりだが、現時点(8/30時点)で、1500名以を超える研究者、学者、弁護士等が賛同し、署名している。

画像12


 そして、現在、フランスを中心として、世界各国で、ワクチンパスポート、ワクチンの強制接種の推進に反対する大規模な抗議活動が継続して行われている。日本では到底理解できない活動なのかもしれない。しかしながら、彼らの活動は、専門家の見解、科学的なデータに基づく理性的な活動である。このNOTEに記載した内容が世界各国において、何百万人もの数えきれないほどの人達がこのような大規模な活動に参加している理由を考えるきっかけとなれば幸いである。










いつも読んでいただき、ありがとうございます。なんとか続けていければと思っています。