ニュルンベルク綱領が成立して75周年、そして、「我々がレッドラインだ」(ドイツ)
8月20日にドイツで大きなデモ集会が発生した。医師を中心とする何千人もの市民達が、ニュルンベルク綱領に違反するコロナ規制、ワクチンの強制接種に反対している。
75年前にナチス政権下で、メディアが嘘をつき、騙されたドイツの人々に対し、不誠実な医師によって非倫理的な人体実験研究が行われた。そしてその後、ナチス政権の行った非人道的な行為に対する裁判が開かれ、正義が実現された。その際、医療の基本的な倫理原則を定めるニュルンベルク綱領が作成された。
人間を被験者とする研究に関し、ニュルンベルク綱領が定める原則の概要は、以下の通りである。
1.実験は、被験者の同意を絶対条件とする
2.実験は、医学の発展のためにどうしても必要な場合にのみ行われる
3.動物実験など、前もってできることをしておく
4.身体的、精神的な苦痛や傷害は最小限にすべきである
5.死亡や障害を引き起こす実験は禁止される
6.リスクがベネフィットを上回ってはならない
7.入念に準備した上で行われるべきである
8.専門家によって行われなければならない
9.被験者の意思で自由に実験を止めることができる
10.危険すぎる場合には、実験を中止しなければならない
ナチス政権による非人道的な医療人体実験が行われたドイツでは、このニュルンベルク綱領は非常に大きな意味を持っている。
ワクチンの強制接種や、コロナ対策として他人に強制して行われる全ての措置は、ニュルンベルク綱領の原則に違反している。ニュルンベルク綱領の75周年の記念イベントの集会として、このような犯罪行為を黙認できないドイツの人々が集まったのである。
Bhakdi博士は、今回の集会のプロモーション映像において、ニュルンベルク綱領の原則に違反して世界の人々が医療実験に参加させられていると述べ、全ての国が立ち上がり、世界での野蛮な行為を阻止し、禁止しなければならないと呼びかけている。
市民の声:
「ニュルンベルク綱領の 75 周年の記念イベントに参加する人々。コロナのmRNA ワクチンは、急造的なプロセスで開発されたものであるが、何百万人もの人々が実験台となり、このような実験的なワクチンを強制的に接種された。このワクチンは効果がないことが証明されている。」↓
ニュルンベルク綱領の75周年の集会を案内するウエブサイト↓
ニュルンベルク綱領の75周年の記念イベントで、ホロコーストの生存者であり人権擁護者であるVera Sharavさんが講演を行っている。
Vera Sharavさんは、人間が自分で考えることをやめ、ただ言われた通りに行動するとどうなるかを、人生の早い段階で目の当たりにした。
1940年、Veraさんが3才半のとき、彼女の一家がルーマニアの自宅から追い出された。彼女は両親と一緒に強制収容所に入れられたが、父親はすぐにチフスで死んだ。娘の命を守るため、母親は娘を孤児だと偽って、彼女を遠ざけた。
Vera さんは、色々な家庭を転々とした後、ある家族と親しくなったが、、やがて、その家族から離れ、他の孤児たちと一緒に船に乗り、目的地へ向かうように命じられた。しかし、彼女はそれを拒否した。
彼女の反抗は正解だった。その夜、Vera さんが寝ている間に、潜水艦が子供達を乗せたボートを破壊した。当時6才のVeraさんは、それを聞いたときに、その不服従が自分の命を救ったことに気づいた。
コロナが流行り始めた頃、Vera さんは「これは今まさに必要な教訓だ。大人が、間違ったことに反抗しないといけない」と、言った。
ワクチンが義務化されるずっと前から、Vera さんは、個人から選択肢を奪うことの危険性を警告していた。
「医療が、個人の権利を尊重し、個人に害を及ぼさないことを約束するヒポクラテスの誓いから逸脱するとき、地域社会にも害を及ぼすことになります。地域社会は個人の集まりなのです。」
多くの米国人は、国家が企業を閉鎖し、労働者に「不要不急」のレッテルを貼り、人々にワクチン接種やマスクを強要する中、自分たちは正しいことをしていると信じて静かにパンデミックをやり過ごした。声を上げることを躊躇した人もいたかもしれない。
権威への盲従の恐ろしさは、人類の歴史を通じて目にすることができる。だからこそ、人間の社会には選択肢が不可欠であり、その選択肢は、人が求めるべきものだ、とVeraさんは言う。
Vera さんの講演が行われたのは、ドイツの人々が、政府によって強制的に行われるコロナのワクチン接種と対策をナチスのホロコーストと同一視しているからだろう。
Fiechtner博士は、Veraさんの講演にとても感謝している。投獄されたユダヤ人などの人々に行われたことと同じようなことが、今日、この偽りのコロナパンデミックにおいて行われている。
強制的に行われる感染対策やワクチン接種がナチス政権の人権弾圧行為と同じであるという主張は大げさに思われるかもしれない。しかしながら、現実的に、今までのパンデミックの間、ドイツでは、コロナ対策という名目で、市民が酷い迫害を受け、暴行を加えられてきた。そのような映像を少し振り返ってみることで、市民達がナチス政権が行った行為と同一視している意味が分かるかもしれない。
・子供がコロナに感染した場合などに子供が家庭から連れ去られてコロナ強制収容所に入れられるなど、新しい規制に対する抗議を行った60歳の女性は、地面に押しつけられ、警察官に乱打された。
警察は、弾圧を目的として市民に暴行を加えるだけでなく、もっと大胆な人権弾圧を行った。警察は、「貴方の健康のため」という名目で、市民達に対し、実際には健康には大きな問題のある放水砲を浴びせたりもしたのだ。
このような人権弾圧を受けてきたドイツの人々が立ち上がり、ワクチンの強制接種、義務化、コロナの感染対策に反対し、ニュルンベルク綱領成立の75周年イベントに集まっているのである。
なお、ツイッター上では、#nbg2008というハッシュタグを用いて検索することで、今回の75周年記念イベントにおけるドイツの市民達の活動の様子を垣間見ることができるだろう。
総括
ドイツでは、パンデミック中に、「貴方の健康のため」、「感染対策」という名目で酷い人権弾圧が行われた。特に、世界で既に大きな健康被害を発生させているワクチンを強制するようなことは、ニュルンベルク綱領の原則に違反していることは疑いようもない。
ところで、最近、ドイツのデモで使用されている横断幕に記載されているスローガンについて、どのような意味なのかを調べてみた。
"WIR SIND DIE ROTE LINIE"
と書いてある。
グーグルで検索したところ、様々な横断幕やTシャツ等の画像が見つかった。自由を求めてデモに参加している市民達にとっては意味のありそうな言葉である。
英語で言うと、"WE ARE THE RED LINE" つまり、日本語では、「我々がレッドラインだ」という意味である。
この言葉は、ドイツにおけるデモのスローガンとして、欠かせないものとなっているようだ。
この言葉をより深く調査してみたところ、ドイツのオーラフ・ショルツ首相が就任した直後、
”Für meine Regierung gibt es keine roten Linien mehr bei all dem, was zu tun ist. Es gibt nichts, was wir ausschließen.”
「我が政権では、(パンデミックとの戦いにおいて)もはやレッドラインはない。やるべきことを全てする。」と言っていたことが分かった。このメッセージは、ドイツ国民に大きく問題視されている。
オーラフ・ショルツ首相のこの発言は、「市民の健康を守るという名目で、人権の剥奪だろうが、ロックダウンだろうが、ワクチンの強制接種だろうが、何でもやってやる」という意味である。
このような、「健康を守るという名目であれば、人権の剥奪が可能でそれにはレッドライン(聖域)(red line) はない」というドイツの首相の発言に反発して市民達は、「我々がレッドラインだ」"WIR SIND DIE ROTE LINIE(We are the red lines)." というスローガンを掲げるようになったのである。
コロナパンデミックに乗じて、ドイツの首相は、独裁政権を正当化し、市民の人権を奪うと宣言した。この、"WIR SIND DIE ROTE LINIE"という言葉には、ドイツ国民の「我々の権利は奪うことのできないものである」という意思がこめられている。
このように調べてみることで、ドイツ国民が"WIR SIND DIE ROTE LINIE"という言葉を用いてデモを行っていた理由が判明した。
世界各国では、それぞれのスローガンを掲げてデモ活動を行っているのだろう。
ちなみに、最近、オーストラリアでは、"DOCTORS LIE 💉 KIDS DIE (CHILDREN DIE)"という言葉を記載した横断幕を掲げてデモが行われていること分かった。
"DOCTORS LIE 💉 KIDS DIE"という言葉は、"LIE”と"DIE”とで韻を踏んでいる。デモ参加者のはっきりとした声が耳に残りやすい。
オーストラリアでは、不誠実な医師が嘘をついていて、子供達が死んでいる。そのことを知って激怒した民衆が、この言葉をスローガンとして用いていることが分かる。
日本でも同じことが起こっている。世界では、ワクチン接種後に沢山の子供達が亡くなるというはっきりとしたデータが存在するのにも関わらず、
日本では、不誠実な医師達が嘘をつき、子供のワクチン接種に努力義務を課すことを決定した。
その結果、子供達が重篤な副反応で苦しんだり、亡くなろうとしている。
子供に安全性が否定されたワクチン接種の努力義務を課すことは、個人の自由な判断を奪い、ワクチンの実質的な強制接種につながるものである。このような施策は、勿論、ニュルンベルク綱領違反である。
子供へのワクチン接種強制は、日本人にとっては、「レッドライン」といえるものではなかったのだろうか?
他の国の人々が立ち上がり、大きな声を上げている。意味もなく声を上げているのではなく、その理由を考えてみることが必要だと思う。
久しぶりのNOTEの記事となってしまったが、今回のドイツのニュルンベルクの75周年記念イベントや「レッドライン」の話をツイッターで取り上げたときは、想像以上に反響がなく、残念に思っていた。より詳しく取り上げることで、興味を持つ人が増えれば幸いである。
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いつも読んでいただき、ありがとうございます。なんとか続けていければと思っています。