働きたいなら、休もう!
ライターは在宅でできる、素敵なお仕事です。
「休みたいときに休める」
「働きたいときに働ける」
「自由」
というたくさんのメリットがあるライターという職業。
でも、真面目・完璧主義者・頑張りすぎる方は要注意です。
働きすぎてしまうからです。
ライター業を長く続けたいと思うなら、どんなに罪悪感があっても、絶対に休んでください。
燃え尽きた私からのお願いです。
休むことを恐れる必要はない
在宅ワークの場合、会社とは違って、「休日」がありません。
そのため、自分で「今日は休日だ」と決めないと、休みを取らずに働きすぎてしまうことがあるのです。
特に、真面目・完璧主義者・頑張りすぎる方は、休むことに罪悪感を覚えることが多いのではないでしょうか。
依頼がたくさんあると、「納期に間に合わなかったらどうしよう」という不安も重なり、ついつい前倒しで仕事をしてしまうこともあるでしょう。
働けば働くほどお金になるから、稼ぐために休みを取らずに必死になっている方もいるかもしれませんね。
プライベートな時間と仕事の時間の境目があいまいになり、休んでいるつもりがいつの間にかパソコンに向かっているということもあるかもしれません。
でも、これ、とても危険なんです。
きちんと休まないと、心が悲鳴を上げてしまうからです。
そして突然ライター業が嫌で嫌で仕方なくなってしまい、書く気力すら失くしてしまうかもしれません。
まさに、以前の私がこれでした。
休むのが怖い。休んだら依頼が来なくなるかもしれない。収入が減ったら困る。働ける時間がある限り働かなくては。
そう思って働き続けた結果、どうしようもないくらいに疲れ切ってしまい、気力が失われてしまったのです。
クライアントにとって一番困ることはなんでしょう?
「ライターが休むこと」ではありません。
ライターが自分の都合で休みを取っても、依頼通り記事が仕上がれば問題はないでしょう。
「納期に間に合わないこと」でもありません。
もちろん納期に間に合わなければ予定通りアップできなくて困るでしょう。しかし納期に遅れても調整できる場合もありますし、遅れることを見越して納期に余裕を持たせているクライアントも多いのです。
でも、休みを取らずに燃え尽きて、ライターが書く気力も失ってしまったらどうでしょう?
もう書いてもらうことができなくなってしまいます。
気力がないまま無理やり書いたとしても、求めているような仕上がりにはならないでしょう。
そうなんです。クライアントが一番困るのは、「ライターが気力をなくしてしまうこと」なんです。
クライアントの為と思って休みを取らずに頑張った結果、クライアントが一番困る状況を招いてしまうのです。
自分の疲労は自覚しにくい
ライターを始めたのは、書くことや伝えることが好きで興味があったからだと思います。
興味のある分野で働く方法を見つけられるなんて、最高ですね。
好きなこと・興味のあることを嫌いにはなりたくないし、今後もずっと続けていきたいですね。
だから休んでください。
休まないと確実に疲労は蓄積されていきます。
しかし疲れは計測できないため、自分では気づけないことが多いのです。
「なんだか、疲れたなぁ」
そう感じた時には、すでに疲労はピークに達しているかもしれません。
そうなってからでは、遅いのです。
疲れがたまると、悪いことが続く
「心が悲鳴を上げる」という状態は、次のようなことを指します。
・なぜか涙が出る
・いろんなことにイライラする
・自分を責めてしまう
・自分だけが不幸な気がしてしまう
・周りを妬む
・全てが嫌になる
・逃げ出したくなる
・やる気がまるで出ない
そして、このような精神状態の時、悪いことばかり続くことが多いのです。
マイナスな精神状態がマイナスなことばかりを引き寄せてしまう、というのも一理ありますが、マイナスな精神状態だと良いことも悪いこととして受け取ってしまうせいでもあるんです。
良かれと思って言ってくれた友人や家族のアドバイスも、素直に受け入れることができず、責められているような気分になってしまったり、褒められたのに嫌味を言われているように感じ取ってしまったり、ちょっとつまづいて転んだだけでも「また悪いことが起きた」と過剰に反応してしまったりなど、自分の周りで起こる普通の出来事を全て不運なものとして感じやすくなってしまうのです。
そして、どんどん気持ちは悪い方へ流れていってしまいます。
疲労が多ければ多いほど、休息時間がたくさん必要
ちょっと疲れたときにちょっと休んでいれば、休む時間は短くて済みます。
しかし疲れ切ってしまってからでは、まとめてたっぷり休息をとらなければ回復できなくなってしまいます。
依頼がたくさんあればあるほど、まとめて休むなんて難しいですよね。
・クライアントに迷惑をかけたくない
・納期に間に合わせたい
・たくさん稼ぎたい
そう思うならなおさら、ちょこちょこ休むことが大切なんです。
その休憩に罪悪感なんて覚える必要はありません。
むしろ、休むことはクライアントの為になるとさえ思ってもいいでしょう。
休むことで、良い精神状態で働くことができますし、頭もすっきりしていい記事を仕上げることができるようになります。
書きたいという気力もパワーアップして、積極的にいろんな情報を収集できるようになるでしょう。
結果的にクライアントが求める以上の記事を仕上げられるかもしれません。
良い精神状態を保つことで、良いこともたくさん巡ってきます。
いいことずくめですね。
7年分の疲労回復に、半年かかった
ライター業を始めてから約7年。私はほとんど休憩を取らずに働き続けてきました。
しかも主婦であり母親でもあるため、ライター業をしながら家事は100%自分だけでこなし、学校の行事参加、個人懇談や三者面談、PTA活動、町内会の班長なども全てやっていました。
家にいるから、休まなければできてしまうのです。
その結果、クライアントからの依頼が減ったのをきっかけに、いろんなことがガタガタと崩れていきました。自分自身の心も悲鳴を上げ、涙が止まらない日々・・・。
きっと疲労はピークだったのです。
その後、「よし、また頑張ろう」と思うまでに半年くらいかかりました。
ライターで頑張っている皆さんは、頑張りすぎていませんか?
書きたくなくなってきた、ちょっとしんどい、と思っているなら、少しでもいいので時間を作って休んでくださいね。
今私は、ライター業を減らし、家事を適度にさぼり、何もせずにボーっとする時間を確保するようにしています。
最初は罪悪感でいっぱいでしたが、徐々に心が穏やかになっていくのを感じるようになりました。
休むって大事だな~と、ひしひしと感じる日々です。
ライターが書く記事は、人の為になるものばかりですよね。
困った時やどうしたらいいかなと迷った時、私は多くの記事に助けられています。そのたびに、ライターの方々がいてくれることにとても感謝しています。
私の他にも、その記事で助かっている人がたくさんいます。
だから、ライターの方々にはたくさん頑張ってもらいたいです。そのために休んでください。
より良い記事がどんどん増えていくよう、たくさん休んで心も体も回復させてから、ほどほどに頑張ってほしいです。
働きたいなら、休もう!
ライターに限らず、自由な働き方をしている方は、この言葉を心の片隅に置いておいてほしいなと思います。
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