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愛情も皺みたいに、変わっていく。

今回使わせて頂いたお題はこちら↑
【愛の四大要素(配慮、尊重、責任、理解)について】

これって永遠のテーマですよね。

死に際に確信するのかもしれませんし、もしかしたら自分の命が無くなってもわからないかもしれない。そんなテーマ。

ひとくくりに「愛情」とまとめさせて頂くと、私の場合は年齢を重ねるにつれ、経験を積むにつれて変化をしているように感じます。

幼少期の私にとっては「束縛」でした。
人生の道標を示してもらう配慮、
自分で責任を取らなくていい、意見が尊重されない、理解されない代わりに、
束縛という名の愛を示される。
育まれることで親の存在意義を認め、そして認めてもらう。そんな愛。
生命の維持はしてもらってました。
心は死んでたかもしれないですけどね。

青年期、愛という名の「支配」を受けていました。
自分の想いや考えが配慮されない憤りや不満が爆発し、でも自分では責任が取れないから、抑え込んでいる。
でも、支配を受けることで命やその他の衣食住は尊重され、友人などからはある程度の理解を得る。

社会人になってから、私は「渡す代わりに見返りを求める」ことが愛だと思っていました。
貴方が過ごしやすいように家事などをして尊重し、気持ちを理解しようと努める。だから私のことも愛してね。
〜をしてあげたんだから、私の人生に、生活に責任持ってよ。
今まで受けてきた愛情を、ただただぶつけてきた期間です。

そんな束縛と支配と見返りを求めてきた私、現在29才。
今の愛情は「手放すこと」「線引きすること」です。

口は出さない。
自分から話しかけたり、何かをすることはしない。
ただ、もし助けの手を求められたら、時間を作りますし、できることがあるなら協力する。

自分自身の意見に対して責任は持つけれど、その人の選択には責任は持たない。
その人の意見に批判や反対はしないし、共感できることはするけれど、無理に理解はしない。
ただ、その人自身を尊重し、人として最低限の(マナーや、自分がされて嫌なことはしない、など)理解の配慮をする。

他の優しい人達よりも、かなり冷たい愛情だと思います。

でも、まずは自分のコップを満たさないと、他人は愛せない。
自由を愛する私は、自由を認めることで、愛情を示す。

これから、また人生色々と出会いと別れがあって、価値観も積み重なって、変わっていくと思っています。
そんな変化も楽しめるような、そんな愛情深い人であり続けたいです😊

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