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筋肉よ、ありがとう 前編

 一度に全部書くのがめんどいのでとりあえず前半部分のみ

 この頃アルティメットメンタル崩壊マンだった。
 ここ4年で一番仲良かった男がストレスでかなり攻撃的な性格になり、ここ1年でサンドバッグになったり一緒に遊んだりで元の優しい彼に戻って欲しくて色々とやった。ただ、だんだんと俺の扱いがひどくなり俺の過去についてもかなりひどいことを言われたので喧嘩し縁が切れた。それが2週前だ。
 正直、2年前にも俺としてはかなりの親友だったつもりの男にドタキャンされて荒んでしまい縁が切れた過去があるので、またやらかしたか〜という感は否めない。
 ただ、言い訳させてもらうなら自分を大切にしてもらえない交友関係は周り周りって自分に関わる人全てを杜撰に扱うようになるので無い方がいいと思っている。
 この二人のことはずっと後悔してはいるが、以前の関係性に戻れるかと訊かれると無理だとは思う。
 たぶん。俺の弱さとその理由を知っているはずなのに、俺の心の一番弱い所を刺してしまったからだ。
 逆に今でも仲の良い人は俺の過去に泣いてくれた人だったり、人が傷つくことの意味をよく知っている人だと思っている。
 俺は人に優しくありたいが、人に優しくない人は人間扱いしないことにしてる。
 この考えは、兄が他人の優しさを当然として他人に配慮はしないくせに配慮を求める人間だったことに由来する。優しくされるとつけ上がる性格なうえに優しい大人たちに甘くしてもらうのが当然であったので、なぜか高校時代に見ず知らずの少年に交差点で抜かれただけで喧嘩を売ったのだ。わけがわからないよ。しかも、負けた。2歳下の子供に喧嘩で負けた。オマエ、なんなんだよ!

 と、まあ暗い話は終わり。

 俺の人生はなぜか筋肉と深く結びついている。
 高校の頃にいじめ、親の無断再婚からの自殺未遂で心身崩壊後の俺はダラダラと生きていた。けれど、人生のレールから外れたコンプレックスは凄まじく、夜は眠れず昼は汗まみれで寝て、ゲームと自慰の時だけ現実を忘れられるという暗黒時代が始まったのだった。
 この頃の俺はアルティメットデブで85キロの体脂肪30%はあったと思う。そのくせ、仕事なんてほぼしてないから肌綺麗。でも、食生活乱れてるから髪が超細い。見た目老けてるような幼いような気色悪い生命体ができた。というか、毎日同じような感じで生きていたので当時の記憶がほぼない。印象に残ることが皆無すぎた。
 そんなある日、俺は筋トレをすることにした。
 太りすぎてやばいと思ったのだ。
 映画sevenのデブみたいだったのだ。

当時は金ないのに暇なので午後のロードショーは全部観ていた

 だんだんと身体が動くようになり、尚且つ腹筋が割れるにしたがい俺はまともな人間ロードに戻りつつある感覚がした。更に胃腸炎にもなり食事がとれなくなったため、痩せる速度は凄まじく早くなった。

20ぐらいの俺。
全盛期の頃は腹筋がもっとあった。

 この後にだんだんと太り社会人一年目で力士の親方みたいな太り方をして、またジムに行ったりして痩せたり仕事のストレスで太ったりした。
 
 後半へ続く!

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