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足元ショートトリップのススメ(マクロレンズのススメ)

様々な事情で、遠くに行きたくても行けない人は多いと思う。ペットを買っていたり、家族が病気だったり、介護の必要性があったり、仕事でまとまった休みがとりにくかったり…。

そんな人に私がオススメしたいのが、マクロレンズだ。

あ、レンズ交換可能なカメラを前提で話を進めて申し訳ないが、3本レンズを持つとしたら、マクロレンズは私としてはその中に是非とも入れ込みたいレンズである。

数10センチという近距離の撮影になるので、ピントの合う範囲は狭く、手振れも起きやすく、息を止めての撮影になることは必至だが、背景はキレイにボケてくれるので、主題が明快になりやすいのがマクロレンズの特徴である。

35mm換算で、標準は90~100mmだろう。50mm程度のマクロレンズもあるが、画角の整理のしやすさからすると、前者に軍配があがる。

一番のマクロレンズの良さ、オススメのポイントは、いつも見慣れた風景から、非日常を捻り出すことが出来る点だ。新しい視点・新しい発見があると云ってもいいだろう。

初めて見る海外の風景はとても新鮮に見えるが、そうそう気軽に行けるものではない。自分も含めて、行きたいときに気軽に遠くに行けない人は沢山いると思う。

そんな時、たった30分でいい。マクロレンズをつけて庭先などの身近なところを見てみたら、意外な世界が広がっているものだ。朝露が降りて、朝日が差し込んでいたら、絶好のシチュエーションだ。

さあ、行こう。自分だけの庭先ショートトリップへ…。


写真は、最後のシャッターを切る瞬間のみクローズアップされ、常に楽に撮っているものと思われがちですが、その前のプロセスにかなりの部分を割いているものです。暖かいお気持ちで、サポートいただけるご縁がありましたら、よろしくお願いいたします。