西原理恵子さんの一件から考えた、毒親や母子手当の制度について。

今、西原理恵子さんが話題になっているようで、色んな意見を目にするのですが、

 
僕は、トイアンナさんと勝浦さんの発言が気になった。

その子は未成年だから、許可を取っても意味ないんです。

子どもが了承したとしても、親と未成年に対等な合意関係など無い


これを見て、すごく苦しくなることを思い出しました。
それは「市のやっている、母子手当の手続きについて」です。

僕は、西部福祉事務所というところからお金を借りているらしく、しょっちゅう督促状が家に届きます。

住所を変え、その届け出を出していなくても、引越しから数ヶ月もすれば、必ず自宅にそれが届きます。

その金額は数百万円です。(封筒を見るだけでストレスなので、中身は見ていません)


「借りているらしく」と書きましたが、
僕はこのお金を借りた記憶がありません。

母親がいつの間にか借りていたものが、自分の名義だったので、
僕に返済の義務が生じている。という状況です。


上でトイアンナさんや勝浦さんの発言が気になったと書きましたが、
それは「未成年の子どもの了承は、意味をなさない」はずであるべきなのに、
この貸付型の母子手当は、
「未成年の署名で、その子に借金が生じる」仕組みになっているのです。

母子及び父子並びに寡婦福祉資金 貸付制度のご案内
https://www.sayama-stm.ed.jp/h_tyuou/index/shinro/28_kashituke.pdf

それにはこう書かれています。

「子、本人が借りる場合」と。

え?中学生か高校生が、自分で借金しようと思いますか??と。


僕は、督促状を送ってくる西部福祉事務所の人と何度も電話で話しましたが、

「あなたが自分でサインをしたのだから、返済しなくてはいけません」

という主張されるばかりで、一切僕の話は聞いてもらえませんでした。


記憶を掘り起こしてみると、確かに一度、市役所の小さな会議室みたいなところで母親とおばさんの三人で話をしたような気がします。
その時、サインをしたかは覚えていないです。

あと、高校を一度やめ、フリーターになったあと、大検を取って大学に行った時に、母親になぜか在学証明を取らされた気がします。
しかも、その時に「変なことに使うなら嫌だよ」と拒否したら、
めちゃくちゃキレられて、気が狂ったようになり、ものすごく怖かったことを覚えています。

もしかしたら、それが母子手当の手続きだったのかもしれません。

もしかしたら、そこで福祉事務所の人は、借金のリスクや、借金の金額や、社会人になってから返済が発生することを説明していたのかもしれません。


でも、そんなの全く覚えていません。

つまり、
「自分が何百万円もの借金をするかどうか、意思決定した記憶はない」
ということです。


しかし、現実に僕は借金を背負っています。


どうせ、こんなこと人に話してもどうにもならないし、
むしろ、不幸な「負の人間」と思われるだけだし、
変なこと言うやつだな、とか思われないと思って言ってこなかったのですが、
今回のこの西原さんの件で、
「未成年の子どもの了承を、無理矢理とって利用する親」
というのは、よくないことなんだな。

そして、こういう”いわゆる毒親”によって被害をこうむっている子どもが、
意外と世の中にはいるのかもしれない。

それを明らかにするには、
自分の恥ずかしく、情けなく、確証もない家庭での出来事も発信してみた方がいいのかもと思ったので書きました。


昔、弁護士さんに聞いてみたところ、これがいくら自分の記憶にない署名だとしても、契約を無効にするのは難しいだろうね。と言われたので、今はとりあえずこのままにしていますが、

ヒステリックな母親によって、同じように膨大な借金を背負わされてしまう子どもが出ないことを願うばかりです。
(しかも、闇金とかじゃなく、市とかまともな機関ってのが一番怖い)

読んでみて少しでも「いいな」とか「会ってみたいな」と思ったらぜひ会いに来てください!!