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予備自衛官補の試験に合格しました!!

2ヶ月ほど前、自衛隊の予備自衛官補の試験を受けまして、今日合格発表がありました。

結果は、合格!

久しぶりに「合格」って響きを聞いた気がしますが、やはり嬉しいものですね。


さて、なぜまた自衛隊の予備自衛官補の試験なんかを受けたのか。ということを、自分の今の考えを忘れないためにも書いておこうと思います。


ロシアによるウクライナ侵攻

どう考えてもこれしかありません。
自分が生まれてからの30数年間、各地で戦争やテロがありました。

9.11テロとイラク戦争が、おそらくインパクトが強めだったかと思いますが、
正直、自分の中では「遠い国での出来事」であまり現実味がありませんでした。

しかし、今回のロシアによるウクライナ侵攻は、ものすごくショックで「他人事じゃない」という気がしたんですね。

なぜかはわからないですが、
地理的に言っても、ウクライナと日本は、ロシアに隣接しているという点で同じだと感じたのかもしれません。

もしくは、ロシアという大国が、こうも堂々と戦争を仕掛ける日が来るとは思ってもいなかった意外性からかもしれません。

いずれにせよ、
このロシアによるウクライナ侵攻は、ものすごくショックでした。


初期防衛の大切さをウクライナから学んだ

今回の戦争を見ていて、
「初期防衛がものすごく大事だ」ということを感じました。

ヨーロッパ各国をはじめ、日本、アメリカも、「プーチンに対する非難」は最初から表明していましたが、
「具体的な支援」については、すぐに始まっていなかったと記憶しています。

ましてや、軍事的な支援には時間がかかっていて、アメリカが戦車供与を「決めた」のが4月2日。
侵攻が始まったのは2月24日なので、1ヶ月以上経ってようやく「決める」程度のスピード感なのです。

これは何を意味しているかというと、
「1ヶ月以内にウクライナが陥落していたら、他国は支援をしていない可能性が大きかった」
ということ。

(ちょっと調べきれてなくてわからないのですが、現時点でも派兵支援は行われていないですよね…?)

つまり、
ウクライナの人たちが、自分たちで持ちこたえたからこそ、支援を得られている。
ということです。

これ、日本に置き換えたらどうでしょうか?

「日本の場合は、アメリカと"同盟"を組んでいるので、必ず助けてくれる」
と、安倍さんか誰か政治家が発言していましたが、

果たして、日本人は自ら戦わずに、アメリカ人が先頭切って戦ってくれるでしょうか?
戦争になった当日もしくは数日以内に、確実に在日米軍は戦場に来てくれるでしょうか?

少なくとも、日本人が自分たちで国を守る意志を感じなければ、アメリカも、本気で日本を守ろうとはしてくれないのではないか。
そう考えました。


それは、同盟という約束を守らないとか、冷酷な奴らだとか、そういうことを言いたいのではなく、今回のウクライナ有事を見て「他国のために動くのは、これほどまでに繊細で、時間がかかるもの」という"現実"があるのだな、と思ったまでです。

実際、ウクライナ侵攻が始まった直後
「48時間以内に敗北する国に、なにを支援する必要があるんだ?」
と言っていたドイツの高官もいたという話もありました。



僕も、基本的には(基本的にはというか、絶対的に)戦争反対の考えですが、
やはり「日本でも戦争が起きる現実」は、0ではない。
というか、今まで誤魔化したり目を背けただけで、尖閣や竹島や北方領土と、戦争の火種はあちこちにあると思います。(お隣さん、本当にやめて!)

なので、万が一そうなった時に、
"御国のため"ではなく、
"家族や知人・友人"が逃げたり、隠れたり、支援が来るまでの時間稼ぎをするためにも、
すぐに動けるようにしておきたくて、
今回、予備自衛官補の試験を受けました。


「別にいざとなったら、自衛隊員じゃなくても戦えばいいじゃん」
という声が聞こえてきそうですが、
プロの訓練を受けてるのと受けてないのでは、天と地ほどの差がありますし、
ウクライナが各国から傭兵を募っていた時にも、条件として「軍隊としての経験がある人に限る」というものがあり、
やはり、「熱い想い」だけではダメで、「それなりの手順が必要」だと感じたのも理由のひとつです。


あと、戦争のことばかり書いてきましたが、
ご存知の通り、自衛隊は災害時にも活躍しています。
活躍というか、必要不可欠な存在ですよね。
(↓ここに予備自衛官補について詳しく書いています)

「予備」だし「補」なので、実際は僕が活動することはほとんどないとは思いますが、
戦争もそうだし、南海トラフやら首都直下型やら言われてる今、
無力さに酔う前に、自分に出来ることを少しでもやっていきたいなと思っています。

予備自衛官補、大・大・大募集していると思うので、ぜひ応募してください!

ちなみに僕は、一般では年齢制限を越えていたので、技能部門を受けました!(大学、フランス文学科でよかった〜!)

以上、予備自衛官補の合格報告と、受けた理由でした。
訓練、耐えられるかなぁ!!笑













読んでみて少しでも「いいな」とか「会ってみたいな」と思ったらぜひ会いに来てください!!