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4月に聴きたいエレカシ、5曲。

平成31年4月9日、九段下を通りかかると、この名所で役目を終えた桜たちが盛大に散りつつ、新緑が芽吹きはじめる頃でした。日本武道館では東京理科大の入学式が。風が強く、花びらが舞い上がるなかを若者が列をなす、晴れやかな景色を見ることができました。

ここで、エレファントカシマシファンとして当然聞くべき曲が、「桜の花、舞い上がる道を」。この武道館でも何度も聞いた曲だし、まさに「輝く時は今」と歌うんですから、ぴったりですよね。

「桜の花、〜」を聴き込んでいたら、4月に聴きたいエレカシってあるな、と思ってプレイリストにしてみました。5曲だけなので是非聴いてみてください。

一本の同じ木なのに花が咲いたり、緑になったり、枯れたり、混在ってすごいことですよ。(「宮本語録集」2007-2013)

桜に限らず、エレカシ・宮本浩次には、花や木を尊ぶ心があるのですよね。「ハナウタ〜遠い昔からの物語〜」は音や色や時間を物語として綴った、美しい曲。個人的には、娘を寝かしつける抱っこのリズムにぴったりの優しさで、助けられた思い出とともに。

優しい曲の流れで「リッスントゥザミュージック」。井の頭公園で僕たちの未来に思いを馳せる情景を描き、間奏の口笛をライブで聴くのが毎回の楽しみで。ライブ曲になっていく後半への流れが大好きです。バンドの醍醐味。

「Easy Go」は昨年のドラマ「宮本から君へ」の主題歌として書かれた曲ですが、この疾風感が勢いつけたい4月にふさわしいのかな、と勝手に思っています。今改めて聴くと、平成の締めくくりのような感じも醸してますね。終わりも「つづく」的な唐突さで、次どんな曲がはじまるのかワクワクしませんか?


さて、#平成をかざるプレイリスト と聞いて、エレファントカシマシは平成と共にあったバンドじゃないか! と今さらながら。

デビューは1988(昭和63)年、翌年からはもう平成で、昨年結成30周年ツアーを終えたところでしたから、そのまま、平成とともに歩んだバンドな訳です。私がファンになったのは、2000年の11thアルバム『good morning』からと明確なので、前半はリアルタイムではないです。でも、平成後半を共にした感もすごくあるんですね。

そんな感慨をもって、この平成最後の4月に、エレカシの31年と平成を重ねることは必然かもしれません。平成の年表にエレカシ軸を一つ作って覚えておきたいな、と。

思いつきだけの「4月に聴きたいエレカシ」とは別に、どんな 「平成をかざるエレカシプレイリスト」がありえるでしょうか。単なるベストではなく、テーマ軸をいくらでも設定できそうなのも、エレカシならではかもしれません。

そういえば、「平成理想主義の人」という曲もありました。

はてさて、いつまで寝たふりするやら・・・
平成理想主義の人、いつ起きんの?いつ目覚めるの?

おっと、自分自身に言われているよう! なんにしても節目ですね、この4月は。



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