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【簿記3級】これだけちゃんとやればよかった

1月の末、簿記3級のCBT試験を受けました。

行政書士試験が11月13日に終わり、1週間ほど抜け殻になったあと、合格発表まで間があるため、勉強習慣を続けようと簿記3級を勉強することに。
起業にあたって必須と思われる知識も仕入れなければなりません。

結果、1回目は不合格、2回目にして無事合格したのですが、「真面目に」これだけやってればよかったな、と後からの気づきがけっこうあり、忘れないように記録しておきます。自分メモもどなたかのお役に立ったら幸い。

わたしは一応社会人20年くらいやってて、4年前にFP3級の資格はとっていますが、簿記そのものは初めて勉強する、というていです。

まずは電卓

ほんと形から入るタイプなので、まずは12桁の電卓を買いました。
日本の計算機は優秀だとよく聞きますが、簿記検定用ならカシオかシャープなら、値段はピンでもキリでも間違いないそうです。(LECのお試し授業動画で聞いた)

会社員時代に使ってた10桁の小さいのがカシオだったので、ボタン配置がほぼ同じで、まっ白のカシオさんにしました。お金にクリーンな感じがしませんか?(関係ない)

1,000万に深い意味はありません。

CPAラーニング

簿記の勉強をさて、独学でどうしようか、と調べたところ、CPAラーニングに出会いました。

なんと、簿記や会計の動画の講義が、だれでも完全無料で学べるというものです。いやー、すごい世の中ですね。ほかにも役立ちそうな講座がどんどん増えています。ぜひ会計世界の入り口をうろうろさせていただきたい!

テキストもすべてPDFでダウンロードできるようになっているのですが、わたしは書き込みたいので購入しました。費用借方2,530円なり。

CPAラーニングの簿記3級講座をひととおり受講して、問題をひと解きして、なるほど、簿記3級の試験範囲を体系的に理解するまでができました。

しかも、「ネット試験対策コース」や「 ネット模擬試験」が3回分も受けることができます。解説講義もしっかりついてます。やっぱり無料で。

ここまできっちり腹落ちさせられてたら、、、と悔やまれました。さらりと通り過ぎてしまったのです。

CBT試験の変更は3日前まで

ここで、わたしの教訓を一つ。
思い立ったら吉日、先にゴールを決めちゃうタイプのわたしは、ひと月後に受験しようと、12月下旬に一番受けやすいCBT試験会場(秋葉原)の予約を入れました。

CBT試験とは、「Computer Based Testing」の略で、コンピュータを使った試験方式のこと。テストセンターと呼ばれるPCが設置してある試験会場へ行って、自分の申し込んだ試験種をそのPC端末からネット試験形式で受けられる、というものです。

従来の紙の試験は、簿記3級の場合、年に3回しかありませんが、CBT試験の場合、受けられない一定の期間をのぞき、自由に日程を選んで受験することができます。

受験料は、日商簿記3級が2,850円(紙試験と同じ)に、プラス事務手数料が550円。なんと受けやすいのでしょう!と感動しました。

しかし、 ぐうたらしてしまいました……「たしか日程変更できるって書いてあったし」と。そして、変更しようと思ったときには手遅れでした。

受験日・会場の変更・キャンセルは受験日の3日前まで」とありました。

気をつけましょう。というか、変更前提で申し込むのは迷惑なのでやめましょう。(当たり前)

それならえいやー、せっかくだからCBT試験を経験しておこう。というわけで、受けてみた結果は…45点(70点で合格)。手ごたえゼロでした。(当たり前2)

勘定科目一覧表がほしかった

ちなみにCBT試験はテスト終了するとすぐに、結果が画面表示されます。待たされるストレスはないものの、ダメなときは極端に残酷な試験です。

勉強しなかった自分を呪いつつ、帰りに書泉タワーでこちらを購入しました。費用借方880円。

なにせ仕訳が覚えられてなかったので、持ち歩けるサイズで。でも結局使い倒したのは、折り込みで付いていた「勘定科目一覧表」……これがわたしが一番欲しかったものでした。
なにがどの勘定科目なのか、それはB/S、P/Lのどこに入るのか、すぐに視覚で確認できるので、ずっと手元で大活躍してくれました。

後でわかるのですが、TAC出版の本を買うと「仕訳Webアプリ」が使えるようになり、これもかなり便利です。もっとやっておけばよかった、とやはり最後のほうで気づくのでした。

Schoo(スクー)

1回目を終えて、仕訳をぜんぜん覚えていないだけでなく、決算整理ってなんだっけ? って、まだ理解できてないことを痛感しました。

社会人向けオンライン学習コミュニティのSchoo(スクー)では、オンライン学習の動画授業を配信しています。

そのなかに、「【全13回】初心者でも安心-はじめての簿記3級」というアーカイブ授業がありました。
去年の4月から7月に放送されていたものです。Schooはライブ配信なら無料で参加できますが、アーカイブは月額980円でいつでも視聴することができます。

わたしはSchooの有料会員ではなかったのですが、なんと、年末に1ヶ月無料キャンペーンがあったため、無料期間でちょうど受講することができました。出費0円。Schooさん、ほんとありがとう。

なのに、公認会計士・税理士の寺村 航先生の授業はとても分かりやすく、1度学んだことを別の観点や教え方でなぞっていただき、発見が多くありました。

この授業はSchooさんを1ヶ月課金して2周くらい見倒しちゃうのがおすすめです。もちろん、期間中はほかの授業も受けられますしね。

これ1冊でよかったかも

さて、第2回目の受験は、今度こそ!の気持ちで1月末に設定し、懲りずにすぐに予約を入れていました。ゴール先行です。

正月気分も抜けたころ、試験問題にぜんぜん慣れてないことに気づきました……ひぃ。1月も半ばになってこちらをポチリ。費用借方1,430円。

結局最後の1週間でこちらをやることになるのですが、何がすごいって、ネット試験に対応したソフト(Windowsのみ対応)で5回分も模試ができるのです。もっと早くやればよかったー、と思いました。

しかも模試だけじゃなく、「第1問対策」「第2問対策」「第3問対策」として、しっかり演習テキストになってるではないですか。コスパ良。
これだけでも終わらせたい……という気持ちで取り組んだら、とても力が付いたように思います。

最終的になんとかネット模試を5回分やりきり、2回目の受験は85点で合格することができました。

無料合格対策講座

なぜ今日この記事を書こうと思ったかというと、こちら↓の告知を見たからです。(申し込み、2/17金の23:59まで…!)

柴本玲菜先生は、CPAラーニングでネット試験対策講座とネット模擬試験の解説講義を担当してくれている先生なのですが、すっかりファンになってしまいました。

簿記検定への愛がすごい。それでいて、説明が丁寧でかゆいところに先回りして手が届いている感じがします。これも、試験前最後の1週間で知ることになったのですが……。

紙試験が1週間後に控えてるそこのあなたも、あと1週間あればなんとかなる!ということが伝えたかったのでした。

ほんとのところは、もっと前倒して、ネット模試で問題に慣れておく、というのが、簿記3級では有効だろうと思いました。

簿記3級取得経費

世の中無料があふれていますが、玉石混合です。
無料は無料で良いものを見極めて利用しつつ、かけるべきところに適切に投資する、そんなスタイルでいきたいです。

この記事中でわたしが簿記3級にかけたコストを計算してみました。

  • CASIO スタイリッシュ電卓 ホワイト 2,550円

  • CBT検定受験料 3,400円×2回=6,800円

  • CPA「日商簿記3級の教科書・問題集」 2,550円

  • TAC出版「究極の仕訳集」 880円

  • 「あてるTAC予想模試」 1,440円

スタイリッシュ電卓 ホワイトで計算すると……必要経費計14,220円。
けっこうかかってしまった印象です。

電卓はこれから業務にも使っていく(備品)として、受験料は1回にしておきたかったですね。得た知識で回収せねばなりません。

じつは来月にも、先にゴールを設定した試験が……。きゃー、この反省をいかしてがんばろ!



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