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『期待を超える(評価を得る)』ということ。

みなさん、いきなりですが自分の年収は上げたいですよね(笑)。
どこまで上げたいかは人それぞれ違うと思いますが、少なくとも「一生いまの年収のままでいい」と思っている人はいないと思います。

では、どうすれば年収が上がるのか。
それは『評価者の期待を超える結果を出す』ことでしかないと思います。
「自分はすごく頑張っている!」と自己評価が高くても意味はありません。それは単なる『自己満足』であって『自分のことを評価するのは自分ではなく他人(評価者)である』ということを理解しなければいけません。


『期待を超える結果を出す』ためにはまずなにが必要でしょうか?
それは『評価者が自分になにを期待しているのか?を理解する』ところから始まります。いわゆる『Goal地点はどこかを知る』ということなのですが、
意外にもこのスタート地点からできていない人を多く見かけます。

企業に勤めていれば定期的に評価面談があると思いますが、一番最初に目標設定をすると思います。ここで設定された内容が『評価者が期待すること』ですね。評価者は対象者に対して「自分が何を期待しているか」を理解してもらうために極力具体的に詳細を伝える必要があるでしょうし、対象者はそれを理解したうえで実行~結果を残さなければいけません。
このスタート地点でズレや理解不足が発生してしまうと全く異なる結果になってしまうため、時間をかけてすり合わせをすべきだと思います。


「期待通りの結果を出したのに評価されない」と不満に思う人がいますが、『期待通り』で設定されていた中身が『現状維持』なのか『現状を超えた』ものなのかによって大きく異なってきます。
『対価』は責任の大きさや成果(稼働量ではありません)によって変動するのですから、『現状維持』のものであれば『期待を超えた』ことにはならないので、評価も現状維持のままでしょう。『現状を超えた』設定に対して達成したのであれば『評価者の期待を超えた結果』と言えるのかもしれません。ただ、できればさらにそれを超えて確実なものとしたいところです。
評価者に良い意味で「おっ!?」と思わせることができれば『勝ち』です。
※しかも、できれば単発ではなくて何度も思わせることが重要です。


期待を超えた結果についても『再現性のない結果』と『再現性のある結果』の2パターンがあります。
前者は例えば「たまたま運よく大型のプロモーション案件が受注できた」とか「異動でたまたまビッグクライアントの担当になった」など、(自分の実力外のことも含めて)再現性が少ない成果のことを言います。
逆に後者は再現性があるということなので、自身の実力のベースが向上したがゆえにだせる結果だといえるでしょう。
当人もそうですが、評価者も『結果の中身』をきちんと精査しなければ誤った報酬を与えて周囲から不公平感もでてしまうので気をつけたいものです。

前者の場合は短期間での著しい結果ということで賞与やMVPなどでの還元が適しています。後者は再現性があるということなので給与のベースアップで報いることが良いでしょう。ここを誤ってしまうと会社にとっても本人にとっても不幸な結果となり、実力と年収の乖離が生まれて今後過剰な期待をかけることになってしまいます。


ちなみに冒頭に「自己満足では意味がない」と書きましたが、それはあくまで周囲からの評価を得ることに関しての話です。『自分に勝つ』という言葉もあるように自ら課した目標を達成するためには自己満足感はすごく役に立ちます。ただ、自己満足はあくまで自分自身のためのもの。自己満足では他人の評価を得るのは難しい(自己満足の目標と他人が求めるものを合わせられれば最高ですが)ということです。

当たり前のことですが、(芸術家であればまだしも)自分がやりたいことを達成できたから他人から評価されるのではなくて、他人(評価者)がやってほしいことを自分が成すことができたから評価されるのです。
稀に自分がやりたいことをやって評価される場合もあるでしょうが、それは(運よく)評価者がやってほしいことと合致していたから、というだけのことだと思います。

他人に自分の評価をされることが嫌なのであれば、独立して自ら思うがままにやれば良いと思います。ただ、その場合でもクライアントやユーザー(いわゆる他人)からの評価というのはどこまでもつきまとうものなので、やはり他人の目を気にしないで良いというものではないと思います。
評価者が求める内容と自身がやりたいことが合致しておらず、どうしても折り合いがつかないのであれば転職をすることも検討でしょうね。


今回は『評価』をテーマに書いていますが、これってクライアントワークや自社サービスでも一緒ですね。クライアントやユーザーからの期待を超える結果を出せる人はリピーターがついたり、違うクライアント(ユーザー)を紹介してもらったりします。
やはりデキる人やサービスに仕事や顧客は集まってくるものですから。
評価をしてくれる方が社内であろうが社外であろうが、常に相手の期待を上回る結果をだせるように心がけていきたいものですね。

期待を超えたかどうかというのは、言い換えると(情緒的になりますが)他人から『感謝された数』『(良い意味で)おっ!?と驚かせた数』『褒められた数』に比例するんじゃないかなって思います。
この辺を意識して取り組んでみると良いのかもしれませんね。

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