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僕はスーツで仕事をしています。

クリエイティブ系の会社って私服で働いている人が多いですよね。
弊社の社員もほぼ全員私服なのですが、僕はスーツで仕事をしています。
「へ~、そうなんだ」で終わるどうでもいい話なのですが(苦笑)、一応スーツで仕事をし始めた/している自分なりの理由があるので今回はその辺を書いてみようかなと思います。


スーツで仕事をし始めた理由は『差別化』です(笑)。
社会人になり始めの頃は一般的な流れに沿ってなんの考えもなくスーツで勤務していましたが、途中から意志をもってスーツで働くようになりました。先述のようにクリエイティブ系の会社は私服の人が大半です。このため、逆にスーツの方が他より(良くも悪くも)目立つんです(笑)。

入社当時(いまから18年くらい前)の僕は他の人がやっていないところを常に狙っていました。仕事の内容でいえば、広告代理店の仕事が多かったので周囲の人たちはプロモーションの案件が多かったのですが、僕はそこもやりながら他の人があまりやっていなかったコーポレートサイトなどの年間運用系の案件をやることで他の人との差別化をするなど工夫をしていました。

また、当時は古風な考え方をもつクライアントも一定数いて、いまは少ないでしょうが「仕事はやはりスーツ」という考えが根強くあったので「私服でくるような人は好まれない」という傾向もありました。そういう場には仲間よりも優先してよく呼ばれていましたね(笑)。
そんな感じで他の人とは違ったポジションにつくことで「こぼれてしまいそうな仕事」を競合なく効率的に案件の受注をしていました。

あと、当時の部長が見るからにクリエイティブ色満載な方でキャラが濃かったことも大きく影響していました。僕ものちに副部長(?)のようなポジションに就いたのですが、その際に「同じ土壌にあがったら自分の存在が霞むな」と思ったので対局のポジションをとろうと思ったから、という理由もあります。その当時の部長は得意なところと不得意なところがハッキリしている人だったので、(これも差別化の一環で)彼の不得意なところは全部自分が引き受けるようにしようと考えていたのを思い出します(苦笑)。
このときの「組織はひとりひとりの役割で成り立っている」という考えはいまにも通じていますね。


どこかのタイミングで私服に変更することも『アリ』だったのですが、なんとなく自分のなかでスーツの良さみたいなのを実感したことでいまだにそのままきています。

スーツって仕事以外になってしまうと『冠婚葬祭』くらいしか着る機会ないですよね。あとドレスコードのあるパーティーくらいですかね。
なのでやっぱり『特別感』というか、マインドチェンジを起こすスイッチみたいな役割があるんです。

昨今のようなリモート中心の環境でもON/OFFの境界線がなくなっている、と問題になっていますね。僕はあまり仕事とプライベートを分けて考えていないのですが、それでもやっぱりうっすらとでもいいので境界線みたいなものは自分の心のなかで作っておきたいと思います。
※さすがに僕も自宅でスーツで仕事はしないですが。
私服で働くのはラクなのですが、それだと緊張感みたいなのが薄れてしまい、ダラダラ仕事をしちゃいそうなので、自分のなかでメリハリをつけるためにもスーツで働くのは良いかなって思っています。

あと、単純に私服だと毎日服を選ぶのが面倒くさいっていうのもあります(苦笑)。はじめから着るのがスーツだと決まっていれば、選択する必要すらありません。

そんな感じで、僕にとってスーツは『ON/OFFを切り替えられる』ことと、『選択肢を減らせる』ことにメリットを感じてずっと着続けています。

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