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#56 二次創作したくなる夏

 夏になると“二次創作したい欲望”が高まる。
 毎年そうだ。夏期限定二次創作欲。

 当記事で『二次創作』とはBLGLNL他、クロスオーバー、夢小説など「公式とは全く無関係な創作物」全般を指す。創作物と言うより妄想の産物。欲望のまま既存のキャラクターを動かし好き勝手に展開させた物語。捏造、ご都合主義上等。著作権等に厳しい昨今では、もしも訴訟を起こされたら勝てないかもしれないやつ。

 文披31題、公募を含めて執筆したい小説が沢山ある。noteだって更新しなきゃだ。だけど、二次創作に意識が持って行かれている。

 去年もそうだっただろうか? 記憶を掘り起こし、プチ日記を引っ張り出して読み返してみる。
 ……去年もそうだった。でも、文披31題への意識の方が強めだったらしい。欲望のまま手慰みに書いた二次創作の最終更新日時が教えてくれている。去年は「読みたい書きたい」欲があるにはあったけれど、それらを抑制することが出来ていた。

 今年はそうもいかないらしい。
 原作の作品名は挙げないが、隙間時間に書いた二次創作が何本かある。全部未完で3,000〜20,000字程度。公開する気はない。しても良いかな〜って気持ちもなくはないけれど、完全なる自己満足というか「こういうの読みてえ」って想いで自給自足したものなので。「私の作品読んで読んで読んで!!」という心がない。
 私の二次創作を読むなら、文披31題『蘭月怪異譚』を読んで欲しい。リンク貼っておきますね。よろしくお願いします。

 公開する気がないのに数千数万字の物語を書くだなんて、全く時間と労力の無駄としか言いようがない。
 これが完全オリジナル、一次創作の代物なら「いつか公開するかも」「肉付けして使えるかも」と寝かせて熟成させることが出来るけど、二次創作はそうもいかない。考えに考えを重ねた設定ぐらいは活かして昇華できるかもしれんが、果たして私に力量があるだろうか? 力量というか、臨機応変? 応用力? どう表現しても良いけど無理ぽ。ふええ……失われた時間と労力が惜しいよう。

 考えに考えを重ねた設定って「この子の為に」感があるんだよな。既存キャラ、オリジナルキャラ問わず。「オーダーメイドしました(ドヤァ)」みたいな。だから余計に「違う作品でリサイクルしちゃお!」って気持ちになれない。勿体ないよなぁ、と思う。
 他のひとはどうしているのだろう? 漫画、小説など表現方法問わず。気になる〜! 聞いてみた〜い!

 逸れた話を戻す。
 この記事を書いている今も二次創作欲は湧き上がっている。全く、困ったちゃんだ。明日からはまた、この欲望と妄想力が一次創作へ向けば良いんだけれど……どうだろう、自信がない。頭と心がてんでバラバラだ。夏の暑さは、いろんな意味で四椛を可笑しくしてしまうよ。全く困ったさんだ。

サポートされた暁には4,000字前後の小説を一本書きます。そして、頂いたサポート費は全額、四椛睡の血となり肉となり最終的にはヤル気となり記事となって読者様へ返還されます。