#66 タイッツーに入り浸っている

 まだnoteではタイッツーの話をしていないと思うので、しようと思う。

 タイトルに『入り浸っている』と書いたけれど、さほど入り浸ってはいない。ただ朝起きて「おはタイツ」を叫び、『ことのはたんご』という言葉推理ゲームの調子が良ければ昼頃に結果をタイーツ。就寝前に「おつタイツ」と「おやタイツ」を叫んでスヤッと眠るのだ。なので、最低でも一日3回しかタイーツしていない。盛り上がっているタグに参加してわいわいがやがやしたい気持ちはあるけれど、何となく参加できなかったりする。日常の何気なくてくだらない呟きを書くこともあるけれど、結構稀。

 じゃあ何で『入り浸っている』って書いたんだよ、って話なんだけど、タイッツーにはパブリックタイムラインなるものがあって、そこでみんなのタイツが流れている。それに辻いいね(辻斬りのように『いいね』を押す行為)するのが愉しい。犬猫鳥空花の画像が頻繁に流れてくるのも良い。川の上流からどんぶらこと流れてきた桃を回収する婆さんのように、私は犬猫鳥空花の写真を辻いいねしている。特に猫。きゃわいい。

 タイッツーは常に変化している。最初はアイコンを変えられなかったのに変更可能になったし、リプやスタンプを送れるようにもなった。タイーツの公開範囲も表示の仕方も『ひっそり』『センシティブ』で選択が出来る。140字以上の文章も簡単に投稿可能。最近ではアカウントの切り替え機能が実装し、ゲームが増えた。
 どれもこれも製作者である、ほくさんのおかげである。ほくさんありがとう。

 タイッツーは優しいSNSである。何かもう空気が優しい。殺伐とした呟きも滅入るようなニュースもない。政治的なことをつらつらと語る人も少ない。誰かが言っていたけれど学校の放課後みたいな雰囲気。たぶんタイツ民が優しいから、自然とそういう空気になっているのだと思う。こんなことを言ったら、まるで自分も優しい人間だと主張しているみたいで恥ずかしいけれど。でも、実際そうなのだ。空気は優しいし雰囲気は緩い。

 この記事では淡々と文章を書き、そして恐らくXでも返信以外は平坦な感じで呟いているけれど、私のタイツはテンションアゲアゲである。
 以前はそうでもなかった。頑なにタイツを履き続けていた(※アイコンの話です)頃は、わりかし普通のテンションでタイツを振り廻していた。

 だけれどタイツを脱ぎ捨て、きゃぴきゃぴきゅるるんな可愛い女の子に変身してから変わった。なんかもう「ぶりっこアイドルか?」ってぐらいのテンションの高さでやらせてもらっている。時々テンションが並になるし、ぶりっこ失格な発言もするけれど……いや、私はぶりっこじゃないんだが。とにかく可愛い女の子らしからぬ発言もするけれど、基本はきゃぴきゃぴきゅるるんな睡ちゃんである。

 これがまた愉快なのだ。Xでは到底できない。
 やったら引かれるか、ブロ解されるか、ブロックされずにフォローを外されること必至なテンションでもタイッツーなら赦されてしまう。なんて素晴らしき優しいタイツ。近頃は、いいねだけでなくスタンプも頻繁に頂けるようになったので、益々癖になっている。タイッツー愉しい。きゃぴきゅる睡ちゃん愉しい。

 気になる方は、四椛睡のタイッツーをチェックしてね! と言おうかと(正しくは書こうかと)思ったけれど……実際書いちゃったわけだが。しかし、どうだろう。この記事を含め四椛のnoteや、Xで投稿している140字小説を読んで下さっている方々からすると、タイッツーでのテンションは奇異なものかもしれない。やっぱり引かれたら怖いな。でも、もしかしたら引かれないかもしれない。そんな『黒ひげ危機一髪』を目前にした時のようなドキドキ感がないでもない。

 言うなれば、怖いもの見たさでこの記事を書いている。
 

サポートされた暁には4,000字前後の小説を一本書きます。そして、頂いたサポート費は全額、四椛睡の血となり肉となり最終的にはヤル気となり記事となって読者様へ返還されます。