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非現実を演出する

こんばんは。
最近、サイに追われる夢ばかり見てるので、そろそろ休もうかと考えてるよつばです。
#7月やばみ

今日は人々がなぜ旅行に行くのか、旅人であるぼく目線で考えてみたいと思います。

いま、とある企業と協力して旅行パンフレットを作ってるんですが、手詰まりなので、一回言語化してみます。

非現実に囲まれると興奮する

僕は、福島県の田舎で生まれ、青森県の田舎で育ちました。

夏は田んぼに張った水の中から聞こえる、心地いいカエルの鳴き声に癒されながら眠り、冬は窓に打ちつけられる雪や風の音を聞きながら、毛布にくるまって眠ります。
#眠ってばっか

そんな田舎から、関東圏に引っ越してくると、夏にカエルの声が聞こえないだけで、寂しくなります。夜の街が異様に眩しくて、自分がどこにいるのか分からなくなります。

そのため、引っ越してきて1年間は慣れない環境の影響で、常に興奮状態で、毎日あまり眠れませんでした。

18年間田んぼに囲まれ、デジタル機器に興味を示さず、友達と泥まみれになりながら走り回ってた僕からすると、こっちの生活は、毎日現実味がなく、非現実に囲まれた夢の国に来た感覚です。

そのため、寂しい感覚にたまに襲われたりしましたが、毎日が本当に新鮮で段々楽しくなっていたんです。

現実から非現実へのスリップが、僕を毎日興奮状態にさせてくれた。

まぁ、この感覚は、一年も経つと徐々に薄れていっちゃんうですけどね。

ドンキホーテやマックやコンビニが徒歩5分で行ける喜びもだんだん薄れていくんだからびっくりです。

これは、田舎者だった僕でも、流石に時間の経過によって、非現実に慣れてしまったことが原因です。

何が僕を楽しませていたのか

なぜ田舎民の僕が、都会に来て興奮状態にあったのか。

その理由は現実から非現実世界にスリップしたからと述べました。

では、何が僕に非現実感を演出していたのでしょうか。

これは、たくさんの要因があります。
自然→建物
暗闇→明るい
車移動→電車移動
実家→一人暮らしなどなど

あげたらキリがありませんが、

一言で言うと、

便利」になったんです。

買いたいものがあったら、すぐに買い物に行ける
お酒を飲んでても、電車で移動できる
何時に帰っても、家族に連絡しなくていい
友達に会いたくなったらすぐに会いに行ける

地元で不便に感じてたものが、引っ越したことによって一気に解消されたんです。

「不便」→「便利」

この変化が僕に非現実的な世界を演出してくれました。


都会の人間はどうやって楽しませるか

とまぁ、ここで話を旅行に戻すと

僕たちは旅行先に求めるものは、非現実感だったりするのかなぁと考えてます。

雪国出身の田舎民が雪国に旅行しても新鮮味はありませんし、ビルに囲まれた都会育ちの人は、違う土地のビルに囲まれても何もワクワクしません。インスタにあげようとすら思わない。

現在僕たちは、交通のアクセス面を考慮し、都民をターゲットにして、群馬県の観光地を中心に旅行パンフレットを作っています。

ここで、重要なのが、都民に「非現実」を味わってもらうのはどうすればいいかということ。

僕はこれを「便利」→「不便」にすることだと企んでいます。

不便だと都民受けが悪いのではないかと、企業の人は不信感を持っていますが、都民の人は別に便利を求めて旅行してるわけではないというのが僕の考えです。

スマホの電波が通じない、
電車やバスは1時間に1本、
道路に鹿や猿が出て渋滞が起こる。

このような不便がもたらすイベントが、旅行者にお土産話になる話題を提供し、非現実感を演出してくれます。

便利にする≠お客さんの満足度が上がる

この考えを頭に入れながら、日々頭を捻くり回しております。

不便がもたらすもの

スマホが通じない、バスや電車が来ない、車移動が長くなる。

このような不便によって生まれるものってなんだと思いますか?

僕は、これらの不便によって
「旅行者同士のコミュニケーション」
が生まれると考えています。

意外に僕たちって、人と話すしか時間を潰す方法がないという状況に置かれることって少ないと思うんです。

2人でたった2時間のご飯に行っても、頻繁にスマホを見てる人が大半だと思います。

「旅行者同士が仲良くなって帰ってくる。」

そんなお土産も提供できるような旅行プランを考えたいと思います。


結構抽象的なコンセプトのようなものをダラダラ書かせていただきました。

実はもう場所まで具体的に決まってるので来月あたりフィールドワークしていいものを提供できるように頑張りたいと思います。


コロナが落ち着いたら、旅行に行きまくりましょうね^ ^


それでは、これからサマーインターンのグループディスカッション選考に行ってまいります。


ではでは🍀



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