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さらに続くBeyond


半年も前になるけどBeyond2021のお話。

大会中、不覚にも3度泣いてしまった。

1度目は、11時06分。

各グループの出走を見届けながら、置き忘れたかろラン食さんのスペシャルドリンクを届けにコースを逆走していると、健ちゃん練メンバーみほさん高橋広夢さんに出会い、突然涙が止まらなくなった。

1000名を超える選手・ペーサーが無事にスタートゲートを潜り抜けた安心感と、健ちゃん練が与える安心感のダブルパンチにやられたのだ。10時50分の号砲の瞬間は耐えたのにな。

■なぜかそのシーンが写真で残っているという。


2度目は、三津家貴也のゴール。
時間は13時30分くらい?

笑顔で駆け抜ける姿に不思議と涙がこぼれた。

それは彼のタイムや結果が良かったとか、体調不良からの復活劇に感動したわけではない。

その前から続いている、同じ職場で、彼の初の日本選手権も帯同して、年末年始すら一緒に過ごして、売れないミュージシャンのような「こうやったら有名になれる!業界を変えられる!!」みたいな漠然的な夢を毎日のように語って。

そんな思い出が走馬灯の如く一気に溢れてきたのだ。

あの時の売れないミュージシャンは、この日、誰よりも笑顔を振り撒き、正真正銘のスターだった。

■これまた写真に残っているという。



3度目は、TKD PROJECT よしきさんのゴール。

2019年の夏、LABの測定から本格的にフルマラソン企画が始動。

今でこそランニング系の登竜門的な位置を担う測定であるが、当時は競技者利用が殆ど。最初は、ユーチューバーを招待する事を反対された。

それでもどうしてもとお願いしたら新田さんから「ん〜やってみよう!!」(僕の記憶が正しければ)と許可をいただき、舞い上がったことは今でも鮮明に覚えている。

その後、僕がよしきさんのコーチとして出演する事になり、2020年の東京マラソンでGOALを迎えるはずの2時間48分切りマラソンプロジェクトは、気づけばランナーのリアルを映すヒューマンドラマへと変わり、気づけばイケメンと称されたコーチは挨拶カットマンにポジショニングを変えて、気づけば2021年の冬・5度目のフルマラソンチャレンジを迎えていた。

今回は自分も運営でバタバタしており、まともにトレーニングに関わる事ができなかったが、RSLABの低酸素BIKEをフル活用して追い込み切る姿を間近では見ていたので、今回の結果は心底嬉しかった。泣いた。


■もはやがっつり動画に映ってます。


それから、古和田のゴールも感動した。
特には泣かなかった。

主催者の僕でこれだけドラマがあるように、全てのランナーペースメーカーボランティアスタッフ関係者がそれぞれにドラマを持っていて、Beyond2021に向き合ったと思う。

そんなドラマが交錯しあい、自己ベスト更新率は約2人に1人がPBを更新する47.2%(434/922)、大会終了後のアンケートでは、大会満足度も4. 35(5段階評価、272人回答)とどちらも昨年を超える高アベレージを叩きだすことができた。

この結果に一喜一憂するわけではないが、「この大会を開催して本当に良かった!」心からそう思える大会を作ることができた。

今年も開催します。

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そんなわけで5/31よりSNS上でこっそり始めたカウントダウンは、6/5 にカウントゼロを迎え、無事にBeyond2022の開催決定をリリースすることが出来ました。

Beyondで検索をかけると、よくわからんサンバフェスやシンポジウムが出るので、造語で作った  #PB破壊  が地味に浸透してきて嬉しいこの頃です。

テーマは昨年に引き続き「 自己ベスト更新(PB破壊)」「お祭り」の二軸。

この二軸をいかにアップデートさせて、今回のBeyondのKGIである「自己ベスト更新率60%以上」を達成させるかがであり、3月から定期的にスタッフ間で話し合いました。

その中でも、毎度のことながらゲストについては頭を悩ませます。

Beyondの魅力の一つといえば、圧倒的なゲストの数

アンケートでも「すれ違い様に〇〇選手に声をかけて貰ったおかげで頑張れた!」との声も多く、自己ベスト更新率に大きく貢献した要素の一つでもあります。

選手としての盛り上げだけでなく、ペーサー、MCなど至るところまでカバーしてくれるゲストの皆さんには感謝しかありません。今年も既に複数名の方にお声かけさせて頂いている次第です。

ただその一方で、数に趣を置きすぎると、どこかで一線を超えて、主催者側や一部だけが盛り上がる「置き去りの大会」になるのではないかとも危惧しております。

だから、一線を越えないギリギリのラインを攻めなければなりません。

では、そのミシン目はどこで、何が基準になるのか。

Beyondにおいては「テーマに沿った役割が与えられているか」だと考えております。

昨年を振り返ってみるとゲストは全員「Beyond」=自己ベスト更新率の高い大会を作る のテーマに相応しく、全力で出走、もしくは全力ペースメーカーを務め上げて一人一人存在感を放ってくださいました。

また、レース外では焼き鳥を焼く神野選手はじめ、ゲストがこんなところにいる!みたいな、参加者がニヤッとしてしまう「お祭り」ムードを演出してくれました。

Beyondは競技中は真剣、レース外はお祭りだから面白いんです。

これは参加者やゲストだけでなく、ペーサー、ボランティアスタッフにも同じことが言えます。

この事からゲストは、この二つのうちのどちらかが未達だったり、間違えた起用法をしてしまうと、その瞬間に大会の雰囲気は変わるという結論に達しました。

そこまで気づくと、実業団経験のある競技者思考、赤髪のランチューバー、現役トライアスリート、現役中距離アスリート、とそれぞれのフィールドを知り尽くしているうちのスタッフからすれば、「適材適所」を決めることは苦ではありません。

今年も最高のゲスト体制と配置で大会を盛り上げることが出来そうです。

さらに続くBeyond

この間に2章分ほど文章を執筆していたら、4000字を超えて、さすがに読みづらくなったので1度全て消しました。

Beyondがただの大会でなく4ヶ月間有効のチケットである事や、参加者だけでなくペーサー、スタッフ、スポンサー様を漏れなく巻き込んだ「祭典」である事。以前開催した主催者セミナーにて質問の多かった運営の裏側や収益的な話。

Beyondのその先の話。想い。

お伝えしたい事が山ほどあります。

消したパートについてはこのnoteの反応を伺いながら、随時何かしらの媒体で発信出来ればと思っております。

また、今回のBeyond2022については僕と共にスタッフの高野がメインで動いております。代表命令で彼目線のBeyondも自身のnoteにて更新させるので、そちらも合わせてお楽しみください。

では、

今年も世界一の自己ベスト更新率に挑戦します。
本気の仲間と世界一の大会作りに挑戦します。

最高の年末を用意するので
是非ご参加お待ちしております。

RUNNING SCIENCE LAB   


絶対大丈夫、出来る。



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