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カタカムナウタヒ第10首

○中心図象は「ヤタノカガミ」
○1種類の「音声符」全1音
○16種類の「図像符」全17音
○全18音の「生命音」で構成

思念

※感性で受け止め、知性に変換して下さい。

メグル(meguru)
芽と発生・指向と思考・秘め・カムからカタへ
引き寄せ・自由・解く
留まる・止まる・存在する

マノ(mano)
受容と需要・現象・宇宙球全体・現象物個々
時間をかける・新生命の発生・すべき方向・変遷して進む・持続する

ミナカ(minaka)
3次元・実態と光・生命の実体・潛象と実質・粒子
7次元・核・重要なもの・何回も・変化
現象(カタ)の根源・アマ始元・生命根と生命・ちから

ヌシ(nusi)
突き抜く・貫く・潜象・計算不可
示す・現象・死

タカミ(takami)
分かれる・生まれる・独立と発生・出すと出る
現象(カタ)の根源・アマ始元・生命根・生命・ちから
3次元・実態と光・生命の実体・潛象と実質・粒子

ムスヒ(musuhi)
6次元・広がり・六方環境
一方向へ進む・進行・進行中の思念
1次元・全ての根源・始元と根本・出ると入る

カムミ(kamumi)
現象(カタ)の根源・アマ始元・生命根と生命・ちから
6次元・広がり・六方環境
3次元・実態と光・生命の実体・潛象と実質・粒子

ムスヒ(musuhi)
6次元・広がり・六方環境
一方向へ進む・進行・進行中の思念
1次元・全ての根源・始元と根本・出ると入る

オノ(ono)
奥深い・環境・広がる
時間をかける・新生命の発生・すべき方向・変遷して進む・持続する

コロ(koro)
9次元・繰り返し・転がり・入と出
空間・抜ける・まとまる

シマ(sima)
示す・現象・死
受容と需要・現象・宇宙球全体・現象物個々

カムナ(kamuna)
現象(カタ)の根源・アマ始元・生命根と生命・ちから
6次元・広がり・六方環境
7次元・核・重要なもの・何回も・変化

ホク(hoku)
引き離す・関わり・調和
引き寄せ・自由・解く

アメ(ame)
生命・感じる・あらゆるもの・重なりと左回り・宇宙と始元量
芽と発生・指向と思考・秘め・カムからカタへ

ツチ(tuti)
集まる・個々の・換える
凝縮・持続的・小さな

ネ(ne)
充電・充たす・根本

ハシ(hasi)
引き合う・正反
示す・現象・死

マリ(mari)
受容と需要・現象・宇宙球全体・現象物個々
離れる・分離・繰り返し

要約

カムからカタへ引き寄せて、新生命の発生が持続しているのは、目には見えない生命の実体(粒子)を示す現象であり、カタのチカラが全ての方向に広がり、すべての根源へと進行して、アマの始元が全方向へ広がり、生命の実体(粒子)の「ヒ」(根源)となる。
奥深い環境で広がり、変遷を繰り返す空間であり、アマ始元は全体に引き寄せ合いながら、自由に調和を広げている。
カムからカタへ生命の芽を持続的に発生させる根本は、正反に引き合う現象を、全体で繰り返しているからである。

考察

個々のトキトコロが、生命の粒子の「ヒフミヨイの活動」を行い、「ムナヤ」と進行し、「コト」をして巡り周っている(マワリテメクル)サイクルの中で、「メグル」とは、新たなトキトコロの「芽」が現われる仕組みを指していると考察します。

そして、ウタヒ第7首の「アマノミナカヌシ」の領域を経過し、新しい生命の「ヒ」の始まりを、「タカミムスヒ」「カムミムスヒ」のメカニズムを通して、カム世界から「カムナ」(カタ世界の目に見えない領域)へ引き寄せ、生命の芽を発生させていると考えます。

また、カムからカタへの活動が持続出来るのは、正反に引き合う現象が、その効果を示していると述べています。

解釈

「新しい生命」と聞くと、新しい生物の発生をイメージする人も居るかと思いますが、カタカムナの物理は、生命体の活動やサイクルの法則を述べています。
そして、生命体とは生命の集合で構成されており、私達も例外ではありません。

目に見える事はもちろん、目に見えない「カタチ」も、私達は「今」(イ)を意識した時に、自身の各トキトコロを感じる事が出来ます。
そして、「今」(イ)感じている事は、全て「目には見えないカム世界」から発生しており、目に見える肉体や物質等は分かり易いですが、恋愛や仕事、人間関係等に至るまで、様々なトキトコロで生命が構成され、様々な「カタチ」を変化させながら、全てを重ねて一つの生命体を形成しています。

また、生命の発生を持続させているのは、「正反が自由に引き付け合う」と述べていますので、「今」(イ)を幅広く、そしてより深い経験と知識を得る事で、多くの要素を吸収し、自由に正反の要素が引き合い、各トキトコロを広げながら成長していると捉えました。

「自由」と「正反」の解釈は、各トキトコロ内での、生命の「メグル」サイクルではなく、すべてのトキトコロの要素が正反同士で引き合っていると考えます。
例えば、「仕事のトキトコロ」で得た「好き」や「嫌い」、「目標」や「やりがい」等の要素(生命)が、「恋愛のトキトコロ」にある要素(生命)と正反関係となり、引き合いながら広げていく様子です。

仕事とプライベートを分けた「カタチ」や、恋愛と家族や、他の人間関係や自分の目標等、様々なトキトコロの「カタチ」がありますが、私達のカム世界ではそのような区切りは無く、各要素(生命)が全体で正反に結びつき、カタ世界の目に見えない領域の「アマナ」で各トキトコロに反映して行くと考えました。

私達は、「ヒフミヨ」と進み「今」(イ)を実感し、「ムナヤ」へ向かい「コ」(壊れる)を向かえます。
そして、「メグル」(カムからカタヘ)を成して「ト」(統合)を行い、新しい「ヒ」となる「芽」を咲かしながら、生命活動を行っているのではないでしょうか?

そして、「メグル」の活動領域が「ミナカヌシ」であり、そこでの「タカミムスヒ」「カムミムスヒ」の活動が、「オノコロシマ」を作り出して、「カムナ」と「アメ」の引き合う「ツチ」を持続させて、「マリ」(全体)を循環させていると、私は解釈します。


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