駐車場で猫がSEXしていた日の記録
朝起きたら10時半だった。
7時から3時間半にものぼるスヌーズとの戦いを終え、ようやく布団を出た頃には昼間の太陽が僕を笑っていた。
お昼ごはん。
マックにした。
僕は気に入ったお店やメニューをリピートするという、傷つきたくないから恋愛はしないみたいなちょっとクールな女子高生みたいな性質があるのだが先日グランベーコンチーズに挑戦した時は非常に感動した。
ずっと何も考えずダブルチーズバーガーを食べていた自分を食べていた自分を恥じた。
そんなことを考えながら結局ダブルチーズバーガーを食べてしまった。
まあ別になんでもいいか。
メニュー選びに迷わないコツは「何を頼んでも自分にとってはだいたい等価値」という思考でいるといい。
帰ってきてマックを食べたらオンライン授業だ。
スティーブン先生は非常にいい人だった。チワワを飼っているらしい。
いつか家に遊びに行きたい。
ずっとニコニコしていたのでやたらスティーブンに質問された。
日本語禁止の授業は好きだ。
僕は英語力が全然ないくせに勢いと適当なことをいう癖があるから大暴走しがちだ。
授業を終えたら耳鼻科に行った。
もう薬がなかったのだ。
耳鼻科の先生は僕の汚れきった鼻の穴を見てこう言った。
「大学病院だね」
つまりうちじゃ無理ですということだ。
この先生に診てもらってもう長いが、ついに宣告が出た。
「大学病院には薬なしの状態を見てもらったほうがいいから、今日は薬出さないね」
終わった。3日間寝るなと言いたいのか。
僕は常に鼻水が流れ出ている。
薬をやめたら僕の鼻水は限界量を突破し前橋に新たな河川を生み出し利根川に合流してしまう。
それだけは避けたいが、先生には逆らえない。
肩を落とし家に帰った。
駐車場に車を停めるととんでもない光景が眼前に広がっていた。
なんと!!!
アレマア・オヤマア・オサカンナコト!!!
野良猫がセックスしているではないか!!!
ソウエキサイティンな光景だった。
前橋の中でも結構な大通り沿いの駐車場である。
僕と目があってもやめない。
別の猫がそれを見ている。
非常に宇宙を感じた。
この猫め、僕に見せつけているのかとすら思えてきた。
僕が以前お前の写真を撮って、インスタのストーリーにあげたポエムの背景にしたことを恨んでいるのではないか。
くそう、だからといって何もそんなことしなくたって・・・!
なんだかすごい面白かったのでたくさん写真を撮った。
猫、ありがとう。元気でな。
精一杯尻を振る猫を尻目に駐車場を後にした。
静かな金曜日の話だ。
どうも。 サッと読んでクスッと笑えるようなブログを目指して書いています。