見出し画像

11月29日(2014)鬼門鳥栖

勝てば優勝だった埼スタでのガンバ戦に敗れ、勝ち点2差に迫られ残り2節。
レッズはアウェイで優勝の可能性を残すサガンと対戦。
試合当日早朝に息子と家を出て、新幹線で博多まで行き、鹿児島本線に乗り換え初めての鳥栖へ。改札を出ると目の前にスタジアムが見える。傾斜のあるゴール裏は多くのレッズサポーターで埋め尽くされていた。1年前も優勝の望みを絶たれた鬼門の場所である。


試合開始から両チーム攻めあうが決めきれず0-0で前半終了。ハーフタイムにコンコースで九州在住サポーターTさんと遭遇し、しばし歓談。
拮抗した戦いが続く67分。宇賀神友弥のロングボールが李忠成に繋がりペナルティエリアで倒されてPKを獲得。重圧の中、阿部勇樹が決めて先制。その後も何とか耐え迎えたアディショナルタイム。CKからのラストワンプレーで痛恨の失点をしてしまい目の前が真っ暗になった。
Nさんご夫妻たちと博多で反省会。肩を落としていた息子もサポーターのみなさんの話を聞いているうちに元気になったようだ。
翌日博多から再び新幹線で帰京。
J1昇格プレーオフ行われている磐田スタジアムの辺りに差し掛かった頃、速報を見ると、アディショナルタイムに山岸範宏決勝弾の報。びっくりした。
夏から山形へ期限付き移籍していたギシの活躍に、最終戦に向けてまだわからないと気持ちを切り替えて家路に着いた。

2003年11月29日の埼スタ鹿島戦も忘れられない。ナビスコカップで初めてのタイトルを獲り、リーグ戦でも2ndステージ首位に立った。しかしその後連敗し優勝が消えた最終節。
前半2点を先制されるが、後半永井雄一郎のゴールで1点を返す。試合終盤鹿島ベンチが慌ただしくなった。他会場の結果でこのまま行くと鹿島が優勝らしい。浮き足だった雰囲気の中終了間際にエメルソンが決め同点。
鹿島の優勝を阻止し、北ゴール裏は歓喜に包まれ土砂降りの雨も温かく感じた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?