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11月14日(2007)Asian KING

11月14日は埼玉県民の日。子どもの頃は学校が休みで嬉しかった。2007年その日が新たな記念日になった。
この年初めてACLに出場した浦和レッズは、激戦を勝ち抜き、ついに決勝まできた。1st legは1週間前アウェイのイランで。ロブソン・ポンテのゴールで先制し、その後セパハンに追いつかれるが、1-1で2nd legへ。
準決勝の延長PKを勝ち抜いた余韻が残る埼玉スタジアム。この日はメインスタンドで観戦したので、試合前赤く染まったバックスタンドに巨大な星が浮かび上がった光景は、一生忘れることはない。
21分永井雄一郎が決めたゴールの軌道は、この上なく美しかった。スタジアムを包む圧倒的な雰囲気に、この瞬間勝利を確信した。70分永井のシュートをGKが弾いた所に、阿部勇樹渾身のヘッドで追加点。2-0でレッズが勝利し、遂にアジア王者の座へ昇りつめた。
鈴木啓太が掲げたカップ、『カンペオン』のチャント、「Asian KING」のゲートフラッグと阿部ちゃんの笑顔、15年たった今も色褪せることのない最高の記憶。

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