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東北一周自転車旅(32)埼玉県草加市〜東京都大田区

東北一周自転車旅
第32ステージ(最終ステージ)
埼玉県草加市〜東京都大田区(31km)

長かった旅も、今日で終わる。

帰りに草加で一泊したのは、身体のメンテナンスのためだった。ホテルをチェックアウトし、朝9時半に古谷施術院へ。

いつもは股関節が固くなっているのだが、古谷先生からは「今日は全然固くなってない。今まででいちばん調子が良いんじゃないか?」と言ってもらえた。勝俣さんからも、「思ったより痩せてないし、肉質も良くなってる」と言われた。疲労や筋肉痛はあるものの、身体の状態はむしろ旅の前よりも良くなっているようだった。旅を通して、ごはんもたくさん食べられるようになったし、より健康になった気が自分でもしていた。携行した1kgのプロテインもすべて飲み切った。古谷先生から、「お前は旅に出た方が調子が良くなるから、どんどん行け!」と背中を押された。

最後の自転車旅

残るは、草加から大森の自宅まで、30kmを走るだけ。旅の初日に大森から草加まで走ったときは、数年ぶりのロードバイクだったこともあって、「30kmって結構長いな」と苦しんだのだけど、今日は違った。余裕過ぎる。この1ヶ月間で相当体力がついたんだなと実感した。

千住大橋

国道4号線で北千住、上野、日本橋と進んできて、新橋からは汐留や天王洲アイルなどを通る「海岸通り」で帰ってきた。そして13時半に大森の自宅に到着した。これで本当に、旅の終わりだ。

無事にゴール!

シャワーを浴びて、日記を書きにいつものスタバへ出かける。すると、「中村さ〜ん!お帰りなさ〜い!」と店員さんたちから祝福を受けた。いつもお世話になっているリサさんがドリンクとスイーツをプレゼントしてくれ、松木くんはお手拭きにお祝いのメッセージを書いてくれた。旅行中も各地でスタバを訪ねたけれど、やっぱりホームのスタバは落ち着く。温かくて涙が出そうだった。

行きつけのスタバでの嬉しいプレゼント

簡単にだけど、今回の旅のまとめをいくつか。

まずは、予想はしていたものの、なかなかにしんどい旅だった。自転車で走って、日記を書く。それを1ヶ月間繰り返した。

計算してみたところ、この旅全体の走行距離(鉄道移動を除く)は、約1400km。そして旅の期間中に書いた文字数は、約10万字に達していた。

走ることと、書くこと。この両方を最後まで妥協なくやり切れたのは、大きな達成感がある。

1kgのプロテインを旅行中に飲み干した

連日100km以上を走っていた20代の頃のようにはいかなかったけど、体力の低下を受け入れ、距離を抑えれば、この歳になっても自転車旅は楽しめるとわかった。もう二度とこういう旅はできないんじゃないかとも懸念していたから、とても嬉しいことだ。また機会があればチャレンジしたい。

東北地方もおもしろかった。時間をかけて回ることで、それぞれの県の個性や魅力が、以前よりも浮き彫りになった。実際に行ってみないとわからないことがたくさんあった。

旅行中の出来事は、基本的にすべて日々の日記に書いてきた。だけど、時間が経ってから見えてくるものもきっとある気がする。また思考がまとまってきたら、何か書いてみたい。

いずれにせよとても価値のある、充実した旅になった。楽しいことだけでなく、山や雨や風など、様々な過酷なこともあり、心身ともに成長できた1ヶ月間になった。ふくらはぎや太もも、お尻周りの筋肉も発達した。1ヶ月でこんなに変わるのかと驚いている。

ふくらはぎの筋肉は二段に
ひざの上の筋肉がボコッと盛り上がった

32日間の旅行で使ったお金は、33万8138円。これとは別に、自転車のメンテナンスや装備品、準備などで計5〜6万円。ギリギリ予算の40万円に収まったと思う。旅の当初は、「50万円くらいかかっちゃうかも」と危惧していたので、良かった。40万円で本当に良い経験ができた。ちなみに一日あたりの平均ホテル代は5398円、一日当たりの平均出費は1万567円だった。

最後に、各地でお世話になった皆さま、旅にご支援いただいた皆さま、応援してくださった皆さまに、深く感謝します。本当にありがとうございました!

次は10月23日からドバイへ、そして11月8日から2週間フランスへ行ってきます。引き続き、旅と発信を頑張っていきます。

旅と発信のご支援は、目標額の120万円に対して、現在96万4,866円(80%)が集まっています。

目標達成まで、残り約24万円。なんとか達成したいので、引き続き、応援していただけましたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします!

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