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【推し活】日常に疲れたときにナナヲアカリを聴くと背中の重荷が少しだけ消える

私は何かにハマると抜け出せない性格だ。
好きなラーメン屋は毎日行っても飽きないし、好きなアニメは何周しても良い。
大好きな作品であるまどマギは映画を5回以上観た。
今年の新作が楽しみで仕方がない。

そんな私が去年ハマったのがナナヲアカリ。
チューリングラブとかはVTuberが「歌ってみた」で投稿してる。
YouTubeの再生数は9000万超えてた、すごい。

会社の部下に教えてもらって何となく聴いてたらドハマリし、気がつけばライブに行ってた。
帰省のときもライブに行った、いやむしろライブのために帰省した。
2023年は4回ライブに行ってた、行きすぎ。

今回は推し活としてナナヲアカリについて書いてみる。


『ハッピーになりたい』というハッピーになれない曲

ナナヲアカリの曲は有名ボカロPなどの人気クリエイターが手がけることが多い。
どうやら本人お気に入りの人に直接作曲を依頼しているとか。

デビュー作の『ハッピーになりたい』はボカロPのNeruが作詞,作曲をしている。
ハッピーになりたいと言いながら、現状も今後もハッピーになれなさそう曲。
この曲は疲れているときに聴くと本当に心にしみる。

https://youtu.be/oqLOBhaizy8?si=FirvMMxtw9nf2CDu

この曲の歌詞は後ろ向きだし、PVもハッピーではない。
ただ「あぁ、自分はもうダメだ…」といった深刻さは薄いと私は思う。
それこそが私がナナヲアカリに惹かれる理由なのだ。

ネガティブだけど暗くないナナヲアカリの世界

ナナヲアカリと曲を手掛けたボカロPとの対談がある。
この対談の中で印象的だったのは、「ナナヲアカリが作曲者に自分の価値観や体験を語ってから曲を作る」ということ。

そしてテイストが全く違うクリエイターが曲を作っても、最終的に「ナナヲアカリっぽく」なるらしい。
この「っぽさ」はうまく言語化できないけど、何となく分かる。

ネガティブだけど頑張って生きている、というか。
「生きるのを頑張っている」というか。

ダダダダ天使とかの曲を聞くと表向きは明るく見える。
だけどそれは天性の明るさではなく、裏にはネガティブな部分が隠れている感じ。
一方で、ネガティブなのに「もう無理…」といった重い暗さは感じない。

綺麗事が世の中に溢れているけど、実際の社会はきれいなことばかりではない。
現実社会に戸惑い、傷ついたとき私は何度もナナヲアカリの曲を聴いていた。

前向きになれずとも、背中の重荷が一つ消えるだけでいい

「疲れたときに音楽が助けてくれた」という話をよく耳にする。
私にとって、ナナヲアカリの曲は救いだった。

ただ曲を聞いても「前向きになれる」というわけではない。
むしろ私は日常に疲れたときに前向きで元気な曲を聴くと「そんな甘くないわ!」と思うひねくれ者。

その点、『ハッピーになりたい』のようなナナヲアカリの曲は前向きになるわけじゃない。
ただ、うまくいかない時期にこの曲を聴くと背中の重荷が少し消える気がするのだ。

空回りしてる自分に重ね合わせて勝手に凹み,自分の世界に浸る。
そうすると、前向きにはなれないけどパンクすることもない。

他にも『んなわけないけど』『お釈迦になる』、本当にしんどいときは『一生奇跡に縋ってろ』。
去年はたくさんの曲を聴き,ライブで生声を聴いてボロボロ泣いた。

今年も引き続きお世話になるだろう。

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