苦痛に優劣をつけるのが嫌い
どうもYotaです。旅行っていいですね。これまで旅行にあまり行ったことがなかったのですが、本当気持ちがリフレッシュされますね。宮古島からリモートで仕事もしてみましたが、最高の気分でした。いずれ海外でワーケーションもやってみたいなー、と思った次第です。
前置きが長くなってしまいました。
今回は「苦痛に優劣をつけるのが嫌い」と題して、僕が非常に嫌いなことについて書いていきたいなと思います。
苦痛に優劣をつけるって、どういうこと?
「苦痛に優劣をつける」と書くと、だいぶ仰々しいですね。
よくあるのは「世の中にはもっと苦しんでいる人がいるから」とか、「あの人の方がずっと大変な思いをしているから」とかが、苦痛に優劣をつけることだと思っています。誰かと誰かを比較して「相手の方がもっと大変だよ」という。。
これは相手に発破をかけたり、叱咤激励するために言われることが多い気がします。※Yota調べ。
そして、僕はこういう言葉が本当に嫌いです。
賛否両論ありそうですが、つらつらと書いていきます。
なぜ嫌いか
辛いことや苦痛とかって、人それぞれ自分が感じていることが、一番辛いことだと思うんですね。
例えば、Aさんという”仕事が辛いと思っている人“がいたとします。
Aさんが「あなたよりも、もっと大変な人がいるんだよ」と誰かにいわれても、Aさんは「は?」って思うんじゃないでしょうか。
僕がAさんだったら、間違いなくそう思います。
Aさんにとっては今の状況が辛いのに、他にもっと大変な人がいるといわれても関係ないですよね。
他の人の大変さを知ったところで、Aさんの辛さが軽減されるわけでもないですし。
もっと大変な人の状況を体感できるわけでもないので、その慰め方?発破のかけ方?は本当に無意味だと思っています。
もちろん本人が思うのは、いいと思います。
自分が辛い状況にあった時、周りに目を向けて、自分はまだまだだなと思う。
もっと頑張ろうと思うのは、いいと思います。
嫌いなのは、それを他人がいうことなんです。他人からすれば、自分の辛さなんて本当の意味では分からないですよね。誰かに憑依して、その人の感情や状況を体感できる特殊能力者ならともかく。。
苦痛の感じ方なんて人それぞれだと思います。
それなのに、自分の物差しで苦痛を比較して、優劣をつけるなよと思います。誰もが大変な思いしながら、頑張ってるんだからと。
僕自身は、人の頑張っている姿や大変な姿を見たら、もっと頑張ろうと思います。でも、それは僕自身が自発的に思っているだけです。
もし、これを他人からいわれたら、めちゃくちゃムカつくと思います。自分のことをろくに知らない人に、いや知っている人でも、いわれたくないですね。
それはやっぱり”あなたの基準で苦痛に優劣をつけるなよ”と思うからなんだと思います。
だから、僕は苦痛に優劣をつけることが嫌いです。
まとめ
というわけで、まとめです。なんだかネガティブなことを書いてしまいましたが、正直な気持ちです。なんでこんなことを書こうと思ったのかは分からないですが。。気がついたら、書いていました。
賛否両論はあると思いますし、逆に色んな人の価値観も知りたいと思います。
「苦痛に優劣をつけるのが嫌い」というのは、小さい頃から抱いていた気持ちだと思います。
それがこの記事のように明確に言語化できたのは、有川浩著「レインツリーの国」という小説を読んだことがきっかけです。
この小説は恋愛ものですが、「苦痛に優劣をつける」ことについて書かれていました。僕はそれを読んで、自分の抱いていた気持ちが明確になったのを覚えています。
書かれ方としては、次のような内容だったと思います。
自分にとっての苦しさと相手にとっての苦しさは別物で、相手にとってはその人自身の苦痛がもっとも辛いこと。というような書かれ方だった気がします。。※うろ覚えですみません。
まとめが長くなってしまいましたが、僕は人の行動や状況をできる限り肯定したいと思いますし、ましてや自分の物差しで簡単に人を比較しないようにしたい、と思います。それがなかなか難しいんですが。。
ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
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