学習アウトプット:製造原価とは

どうもyotaです。エアコンつけていても、家の中が寒すぎます。特に足の冷えが尋常じゃないです。家用の靴下を買わないといけないと本気で思っています。まだ買えてないですけど。

ということで、学習アウトプットのシリーズです!

今回は「製造原価」について書いていきます。

売上原価について

以前、ビジネス会計検定の勉強で学んだ「損益分岐点」について、学習アウトプットを書きました。

今回もビジ検の勉強で学んだ「製造原価」について書いていきます!

例のごとく、ネットで検索してみます。

製造原価とは、製造業において製品の製造にかかった費用のことを指す。製造費用ともいう。
製造原価は大きく三つの費用に分けられる。
まず一点目が、商品を製造するための原料費や燃料費などの「材料費」である。
二点目に、製品製造のために支払われた従業員への給与や賞与、賃金などの「労務費」である。
三点目が、材料費や労務費以外の原価である減価償却費や家賃、光熱費などの「経費」である。
この材料費、労務費、経費の3点をあわせて製造原価の全体となる。製造原価を抑えることは、製品販売における利益の増大に直結する。
そのため、いかに原価を低減するか、は企業経営において度々課題となる。

引用:マネーフォワードクラウド会計より

何のこっちゃという感じですが、製造原価とは「製品を作るためにかかった原価」のことを言います。

「いや、何を当たり前のことを言ってるんだ」という感じですが、これが大事でして……。

売上原価というと、仕入れ値をイメージすることが多いと思います。ですが、スーパーやコンビニなどの「小売業」とサントリーとかコーラのような「製造業」だと原価の計算が変わってきます。

大前提として、売上原価の計算は小売業にしても製造業にしても基本は同じです。

〇売上原価の計算
期首商品棚卸高または製品棚卸高+当期商品仕入棚卸高または当期製品製造原価-期末商品棚卸高または製品棚卸高=売上原価

ごちゃごちゃと書いてしまいましたが、ざっくり書くと以下のような感じです。
【年度初めにあった在庫数】+【年度内で仕入れた商品・作った製品の数(どちらも在庫)】-【年度末に残っていた在庫数】=売上原価
※分かりやすくするため「在庫数」としていますが、実際は在庫の金額です。

という感じです。要はその年の中で売れた在庫が売上原価というわけですね。
ここまでが前提としての売上原価のお話です。

製造原価とは

先ほどまでは売上原価について書いてきました。小売業だろうと製造業だろうと、まだ売れていない商品・製品は在庫として持っていますし、売れた在庫は売上原価としてかかってきます。

小売業であれば「商品を仕入れて売る」ので、仕入れ値が売上原価としてかかるので分かりやすいです。

ですが、製造業は「製品を作って売る」ので、ここが製造業における売上原価を面倒くさくしています。

唐突ですが、何か物を作るのに必要な物はなんでしょうか?
そう、材料です。材料だけでなく、物を作るための機械だったり、その機械を動かす人も必要になります。

そういった製品を作るために、必要な材料や機械を動かすための電気代、はたまた物を作る人の給料などを含めたのが「製造原価」です。

なぜ売上原価を計算するのに、この「製造原価」が必要なのかは実際の計算式をもとに書いていきます。

製造原価の計算方法

実際の計算方法を書いていきます。
前提の項目として以下のものがあります。

〇当期製品製造原価を求める項目
・期首仕掛品棚卸高(年度初めにあった未完成の製品)
・当期総製造費用(その年に製品を作るために投入した費用)
・期末仕掛品棚卸高(年度末に残っていた未完成の製品)

〇当期総製造費用を求める項目
・材料費(製品の原材料)
・労務費(製品を作る人の給料など)
・間接費(製品を作るための工場の家賃など、上記2つに含まれない製造に投入された全ての費用)

これらを踏まえて、製品原価を計算していきます。まずは「当期総製造費用」を求めます。「その年に、新しく製品を作るのにどれくらいの費用を投入したか」の数字です。

・当期総製造費用=材料費+労務費+間接費
以上です! ただ足すだけです。次に問題の製品原価を求めますが、ここまでくれば簡単です。

・当期製品製造原価=期首仕掛品棚卸高+当期総製造費用-期末仕掛品棚卸高
となります。

計算自体は簡単なのですが、面倒くさくしているのは材料費や労務費、間接費などの項目が色々ありすぎて覚えるのが大変ということと、製品~という似た単語があるせいで、分かりづらいということですね。
※僕だけかもしれませんが……。

当期製品製造費用が分かれば、後は売上原価を計算するだけです。
なので、小売業であれば一回の計算で済むところを、製造業は作った製品の数と売れた製品の数の2回計算しないといけない。だから、面倒くさいし分かりづらいんですね。

まとめ

というわけで「製造原価」について書いてきました。書いてみるとけっこう簡単な計算なんだよな、と思うんですけどね。

これがですね、本当に計算式を忘れてしまうんですよ。計算式というか、計算に使う項目というか、何をどう足すんだっけ、これは含まれるんだっけ、とか……。

ただ、やはり人に説明したり、こうして文章に書くのは良いですね! もっと分かりやすい表現はないかとか、言ってることはおかしくないかとか、書いている内に自分の理解も深まるので、アウトプットは大事だなと思いました。

もう試験も近いので、苦手なところを押さえて頑張ります!
ここまでお付き合い頂きありがとうございました。


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