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企業研究『Beyond Meat(フェイクミート・代替肉)』

決算書から企業の強みや市場の可能性を読み解き、自分なりの仮説をもって事業の動向をとらえられるようになるのを目指して、お気に入りの動画等から学んだ「決算書のポイント」を「おすすめのコンテンツ」と共にまとめたノートです。決算書の勘どころをつかめるようになりたいという方に役立つ内容です。今後の決算でも加筆する予定です。

1.企業の強み

Beyond Meatの業界における特長
◆他社との差別化
 植物性肉を開発、製造、販売
 食肉業界で「動物性のものを使わない」ことで差別化
 動物を飼育しないので原価のコストが安い
◆事業の成長性
 売上高(Net Revenue)は$94.4MでYoY+2.7%
 コロナ禍でレストラン閉鎖による影響が大きい
・レストランへの卸売事業:20年はYoY+4%、19年はYoY+220%
・スーパーでの小売事業:20年はYoY+115%、19年はYoY+157%
◆ビジネスモデルの特徴
 レストランと外食産業のパートナーを拡大
 エンドウ豆などが主原料のビーフパテやソーセージ(代替肉)を販売

2.市場の可能性

Beyond Meatの業界を取り巻く環境や市場の可能性
◆食肉業界は差別化が難しい
 各ブランドで独自商品はあっても違いがわかりにくい
 その中で代替肉は動物性でないことで明確に差別化
◆フェイクミート(代替肉)の進化
 食感や味を本物の肉に近づけるようにR&D
 Beyond MeatもImpossible foodsも同じように進化
◆フェイクミート流行の理由・背景
・健康面:肉を食べない方が心臓病のリスク減る
・地球温暖化:牛のおならでCO2が増える
・自然資源:たくさんの土地と水が動物飼育に使われる
・動物愛護:動物を食べることに生理的な嫌悪感
◆ベジタリアンとビーガンの増加
 ビーガンが1-2%、ベジタリアン10-20%(カリフォルニア州)
 Beyond Meetカリフォルニア州で2009年に創業
◆大手フードサービスの取り組み
 レストランは客離れを防ぐためにベジタリアン向けメニューを用意
 家族にベジタリアンが一人いても専用メニューがあれば家族で利用できる
 Beyond MeatとImpossible Foodsが競って大手と提携を進めている
◆今後の注目ポイント
 コロナが落ち着いた後の回復
 代替タンパク質の領域事態の盛り上がり

3.数字を読む着眼点

他の決算書でも使える数字のとらえ方
◆営業利益率(% of Net Revenues)が-4.5%
 コロナの影響で20年は-4.5%だが、19年は12%
 食肉業界トップのプリマハムが2.1%なので、12%は高い

4.決算説明資料(IRレポート)

2021年3月期第2四半期
https://investors.beyondmeat.com/static-files/ab7e3ccf-0288-4607-97df-d8e2133ec1fb

5.おすすめコンテンツ

(1)決算解説

決算書のポイントを理解するならコレ、おすすめの動画「シバタナオキの決算実況」と文字起こし記事「決算が読めるようになるノート」です。

(2)事業内容

企業の事業内容を調べるならコレ、おすすめのサイト「strainer」です。

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