初心者に逆戻り

第2子が産まれて早くも2週間ほど経とうとしています。病院から自宅に戻ってからは1週間なので、出会ってからはまだ経ったの数日間。随分と前から君のことを知っている気はしていますよ。理由は2つあります。ひとつは、命が宿ってから『そこ』に常に存在を感じていたからです。胎動を確認できてからは約10か月。この期間は片思いではあっても常に想っていたから、たったの数日間って感じがしません。
もうひとつの理由は、今の状態が息子に激似だからです。二人目ってこんなもんなんでしょうか。息子と娘ってことで、性別は違うんですが生後14日くらいの現段階では、ほぼあの頃の”息子”です。写真を見返してもやはり間違いない。おさがりの服なんて来た日には、フラッシュバックの嵐。表情は若干女の子らしく柔らかい気がしますし、泣き声も優しい気がしますが、めちゃくちゃ似ています(完全に嫁さん系統の顔立ち。最近の息子は私の幼少期にもかなり寄ってきています。髪の毛はクルンとしていませんが)。

こんな理由から、ものすごく親近感があり、初めましてとは到底思えないのが、我が心情です。

一方で、娘は「誰だコイツ。ママじゃない」って思っているんでしょうね。

私の愛読書である『ヨチヨチ父/ヨシタケシンスケ(2017)』にも絶妙に的を得て描かれておりますが、ママ以外はもれなく”それ以外”なのだということでしょう。”それ以外”代表がパパなのですね。

息子の誕生前に、名前の本を探していたときにたまたま本屋で見かけて立ち読みで衝撃を受けて勢いで買ったこの本は私に大変な共感の渦を巻き起こし、現実と理想のギャップをそっと埋めてくれるなくてはならない存在になっていました。その経験から培った多少なりともある自信から二人目は”油断”をしていました。

「泣いているこどもをあやすのなんて、朝飯前」

しかし、現実は厳しかったです。

赤ちゃんにとって、ママじゃないのは”それ以外”。つまり、初めからやり直しだったのです。経験値は無駄ではないですが、自信過剰は未経験よりタチが悪い。

改めて、『ヨチヨチ父』を手に取り、胸に熱いものを込みあげながら初心を振返るのでした。

いつかヨシタケシンスケさんと仕事がしたいです。

寝ます。

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