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「ChatGPT」で検索したとき公式HPの次に出てくる記事を書いた話。それとChatGPTを日本語・英語で使った場合の性能差について
こんな記事を書いた。
公開2日で4万弱PV・「ChatGPT」というクソデカキーワードで検索2位(1位が公式サイトなので実質1位)になるという望外の結果になった。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/98239610/picture_pc_57562baee54dd20e63526645f89e4396.png?width=800)
今インターネット上でトレンドになっているテーマということも大きく後押ししてくれているだろうが、それだけに多くのメディアがこぞって取り上げている競合性の高いテーマでもあるはずだ。
どこがGoogleの琴線に触れたのかは書いた人間でもよくわからないけれど、多くの人にとってChatGPTを知る入り口となれば良いなと思う。
今もPVが伸びているようで、僕としても「書いてよかったな…」といううれしさがある。なにしろこんなことは初めてなので、担当されたディレクターさんから「ヤバイですよ!」と逐電があって、あわててツイッターとnoteを登録したぐらいだ。
ChatGPTの利用言語による性能差について
せっかくだからChatGPTはじめ、テキスト生成AIについて何か話しておきたい気がするが、すでに「ChatGPTすげえ!」とか「深津式パネェ!」みたいな話は山ほど書かれているので、今さらここで取り上げても面白みはなさそうだ。
前述の記事で概要は書いたので、気になる人はそちらを読んでほしい。
もしくは無料公開されている深津貴之さんのYouTube LIVEのアーカイブ(下)を見ておくれ。ChatGPTについての様々な示唆に富んだ良ライブだが、ひとまず「可能性の空間を限定する」という言葉だけでも覚えて帰ってください。
そういえばChatGPTは「日本語では中学生レベル、英語では大人レベルの賢さになる」という話が深津さんのセミナーで話されていた。せっかくなので、同じ質問に対してどのくらい返答に差が出るかを試してみよう。
ChatGPTに「メインクーンのブリーディング」について、概要をまとめさせてみた。プロンプトはもちろん深津式を使う。
日本語の場合
![](https://assets.st-note.com/img/1676793905420-MMoOLq9nHp.png?width=800)
そこそこ無難な回答が出力された。無難ではあるが、メインクーンの魅力について語る文章は求めていないし、最後の1文は品種にかかわらず言えそうなことだ。とりあえずググって1ページめに表示された記事の内容を寄せ集めました感があり、「メインクーンのブリーディングの概要」としては不満が残る。
英語の場合
![](https://assets.st-note.com/img/1676793864465-TXY4qRn3k8.png?width=800)
上記を翻訳するとだいたいこんな意味になる(僕の雑な訳だが、大きく外れてはいないはずだ)。
メインクーンのブリーディングは、品種的特徴を保つことを目的とした選択的な交配が行われます。メインクーンの品種的特徴とは、大きな体格・長毛であること・人懐っこい性格などです。ブリーダーは、健康で魅力的な特徴を持ち、遺伝的な疾患のない子猫が産まれるように気を配ります。良いブリーダーは、猫の健康と幸福な暮らしを優先し、倫理的な交配方法に従います。
明らかに日本語の回答に比べて解像度が高くない?ブリーディングの目的とか、ブリーダーとしてのモラルとか、日本語の回答では曖昧だった部分の具体性が高まっている。「メインクーンのブリーディングとは?」という質問に対して迂回せず、ダイレクトに答えており好感が持てる。やはり最後のブリーダーの倫理観についての文章は、別にメインクーンじゃなくても変わらなくね?という内容ではある。
結論:英語が使えるなら英語を使おう
わかってはいたことだけれど、やはり英語で使うほうが日本語で使うよりもChatGPTの能力は上がるみたいだった。学習した情報量の差は大きいね。
これは「日本人は英語が苦手だからねぇ」などという自虐ネタで盛り上がっている場合じゃない。これまでは「英語を日常的に使う場面がないから、日本人は英語ができないんだ」という話だった。ChatGPTが出てきた今、「日常的な英語利用機会」というネックがなくなりかけているとも言えるじゃないか。
ChatGPTなり、Bingなり、日常的に英語を使うべきシーンが生まれたんだし、せっかくならこいつらを英語で使い倒してやったらいい。しかもこいつら、英語の添削もしてくれるのだから、英作文の勉強にもなって一石二鳥ではないか?
最後に
一方その頃、件の深津式プロンプト・システムの生みの親、noteのCXOでもある深津貴之さんはまたなにやら面白い実験をしていた。
「アナログハック」、次の流行り言葉になるかもしれない。
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