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20代→30代

先日、誕生日を迎えて33歳になりました。
やっと30代になれたような、そんな感覚です。
社会人になったらいきなり大人になって、そのままあんまり変わらないまま歳を重ねていくもんだと思っていましたが、やはり20代の時に頭の中を占めていた思考とはまた違うものがある気がします。

端的に言うならば
20代は 対 自分
30代は 対 社会
みたいな感覚でしょうか。


20代はとにかく自分が何者か、どうなりたいのかといったアイデンティティの部分を必死に模索し、動いて、躓いて、なんとか前に進んできた気がします。仕事や結婚、やりたいことの理想と現実。頭の中でぐるぐるしながら、やっと一歩踏み出したと思ったら不甲斐なさを感じ、大学生の頃と何も変わっていないような自分に辟易したり。それでも周りの人たちに自分がどういう人間なのかを教えてもらい、ようやく「自分」というものを発見できていったような気がします。


30歳を過ぎた頃から、知識や教養、社会人としてのスキル、世の中の仕組みといったものへの無知を思い知り、そのことに急激な焦りを感じ始めました。初めて「勉強が足りない!!」と気づいてしまった瞬間でした。新聞も読まない、ニュースを見てても何が問題か分からない。給料から控除されるお金のこと、世間から見た自分の生活レベルの位置。「なんでこの国はそういう大事なことを教えてくれないんだ!」と嘆きながら、世の大人たちはどうやってその知識や教養を獲得していったかという不思議。

答えは単純。みんな、同じように危機感に駆られ、勉強したり、見聞きしたりしたんだと、最近になってようやく思い直しました。

YouTubeを見るようになって、鴨頭さんという講演家を知ったのですが、その人がこんなことを言ってました。

「人は、学びたいと思うタイミングでしか成長しない」
「どんなに正しく、成長に繋がるような情報でも、タイミングが合わなければ受け取ってもらえない」

そう、有益な知識も情報も、自分の周りにはずっと前から溢れていたはずなんです。それをようやく気づけるようなタイミングが自分にも来た、と思うことにしました。

30代。大学生の頃に想像していたよりもカロリーは使うけど、結構楽しいです。40代に進んだ時にまた何かを受け取れるタイミングが来るように、準備していこうと思います。

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ここ最近で読み漁った本(積み本もあり)。まだまだ知らない世界が多いなぁ。
でも、今は洋服や靴買うよりも、本買うときが一番楽しいです。

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