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夢を追ってたどり着いた沖縄で、地獄をみた話し

今から7年前、私は、沖縄のとあるゲストハウスで働いていました。


新卒で入った会社を勢いで辞め、夢を追ってたどり着いた沖縄で、現実の厳しさをまざまざと見せつけられた、何とも情けない話を書きたいと思います。( どうぞ、温かい気持ちで読んでいただけると、幸いですw)

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沖縄からさかのぼること、2年前、自分はごく普通のサラリーマンとして、毎日働いていました。学生の頃、坂本竜馬が大好きで、『 働くなら商社が良い 』という、安直な理由で入社を決め、楽しくも、つまらなくもない日々を過ごしていました。


ただ、自分の中に大きくあったのは、

このまま人生を過ごして行って良いのか? ということでした。


毎日、仕事が終わり、同僚たちと飲みに行き、上司の悪口を言う、そして、次の日も満員電車で不機嫌な顔をしながら会社に向かう、その繰り返し。

電車の窓に映る自分の顔を見るたびに、あー、自分はこのままただ歳をとっていくだけなのかなと、悶々と考える日々が続いていました。


そんな生活の中で、当時の自分に刺激を与えてくれていたのが、『ゲストハウス』という存在でした。年齢も、国籍も、性別も関係無く、それまでの生活では関わることの無かった人たちが、出会い、語らい、次の日の朝には挨拶を交わしている、そんな、自分の世界観を大きく広げてくれる、この場所の空気感が大好きでした。

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その時、自分の運命を変える“ 一人の人物 ”との出会いがありました。

彼は、都内のゲストハウスを経営しており、その時はもうすぐ2店舗目を立ち上げようとするタイミングで、ちょうど居合わせた彼の仲間たちとも話すことが出来ました。


自分は、たちまち、彼らに惚れ込んでいってしまいました。

なぜなら、彼らの醸し出す雰囲気は、自分が働く会社のそれとは真逆のものだったからです。

自分たちの仕事のことを、生き生きと話す。しかも、物凄く楽しそうに。

同世代でこんなにもカッコいい人たちがいるのかと、ただただ衝撃を受けました。


そして、焦りました。

このままじゃけないと。『自分も何か行動しないと』と。


それから、数か月後、会社を辞めました。

彼らに少しでも近づきたいという一心で、自分もゲストハウスを始めてみたいと、沖縄へ向かいました。( 知り合い伝いに聞いた、沖縄の有名なゲストハウスで、先ずは働いてみようと思いました。)


これで、自分も彼らのように、カッコいい大人になれる。毎日、嫌々ながら会社に行くサラリーマンではなく、生き生きと、仕事をしていける。そんな希望を胸に抱いて、いよいよ出発の日。


そんな自分を待っていたのは、ただの“地獄”でございました。

次回、『沖縄の地獄が教えてくれたもの』です。



最後まで、読んでいただき、ありがとうございましたm(__)m



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