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妨げのない世界を求めて三千里(tagboat art fairに出展します)

3月6〜7日に、東京ポートシティ竹芝にて行われる「tagboat art fairに出展します。

思えば僕が作家デビューしたのも、tagboatが主宰していたアートフェアでした。アーティストとして活動してみたいけれど、どうすればいいのか全くわからない。そんな中tagboatのサイトに行き着き、アートフェアの告知があったのでとりあえず応募したのが2014年春のことでした。

当時は応募をしたものの、展示できそうな作品はまだなく、いろいろと考える中で、突然降ってくるように思いついたのが、「borderline」という作品でした。(↓記念すべきデビュー作。なつい…)

それから早7年、いろんな作品を作ってきましたが、その中でも飽きずに作り続けているのがborderlineのシリーズでして、去年コロナで無人となった大都市の映像に触発されて、「empty」という名前に変えてリバイバルしました。

「眼前の妨げをすべて取り払った時に見えるのは、天と地を分かつ一本のボーダーライン」という内容で、仏教の涅槃の思想を図像化することをコンセプトにしています。何より人混みや複雑化した世界が苦手で、妨げのない世界を小さい頃から求めていた(憧れていた)のは僕自身でして、自分で作りながら自分で一番好きな作品だったりします。

自分で言うのもなんですが、世界中の芸術作品で一つ何か買えと言われれば、間違いなくこの作品を選ぶくらい好きです。もはやフェチですね。砂漠&地平線ラバーでシンプリストな自分にとってはたまりません。これを作るために、いわば自給自足的に作家になったんじゃないかなんて思うこともあります。(他の作品ももちろん好きなのですが)

今回はemptyの作品オンリーで展示するので、お時間のあるかたは是非そんな妨げのない世界を見にきてください。tagboatの錚々たる作家60名以上が参加する一大アートフェアなので、楽しめること請け合いですよ。

無料チケットはここより!


tugboat art fair

【詳細】tugboat art fair
無料チケット

【日時】
2021.3.6 (土) 11:00 - 19:00
2021.3.7 (日) 11:00 - 18:00

【場所】
東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝東京都立産業貿易センター浜松町館 3F


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