最先端医療の総本山「浦田クリニック」で体を調べ尽くしてきた

8月15日（土）晴れ

先週、人間ドックを受けに金沢へ行ってきた。

なんでわざわざ福岡から金沢に行くかといえば、金沢に最先端医療のパイオニアかつ総本山的存在の浦田クリニックがあるからだ。いつか行こうと思いつつ、なかなかタイミングが掴めなかったけど、今回盛大に体を壊したことで、踏ん切りがついた。今年行かずにいつ行くのかと。

健康に意識的な人は一度は聞いたことはあるであろう浦田クリニック。クリニックとともに、歯科やフィットネスセンター、天然温泉、アロマトリートメントに、健康にこだわったカフェもある、まさに予防医療総合センターという感じだ。

ここでは普通の人間ドックのメニューと合わせて、有機酸検査や遺伝子解析など、自分の体の状態から、将来の病気のリスクまで、自分の体を総合的に、細胞レベルで調べることができる。ポイントは自分の体を数値的に把握することで、どのようにすれば病気にならず、健康でいられるか、自分オリジナルの対策が可視化できるようになること。

簡単にいえば、自分の体に何が足らず（または何を取るのが不得意で）、何を取るべき／取らないべきか、または体から何を出すべきか、大まかにわかるようになる。このような検査が今後一般的になれば、病気を治す医療から、病気にならない医療へと大きく変わることだろう。

今までは老化やストレスというざっくりした理由づけで諦めてきた不調や、アレルギーや発達障害といった先天的と思われていた症状も、ほとんどは栄養障害で、足りてない栄養素を摂取したり、グルテンや糖などを抜くことで、治療できるようになってきた。

僕的には病気にならないことももちろん大事だけど、体を整えることで、腸や脳内物質のバランスをとり、日々ご機嫌に過ごしたり、必要な時にちゃんと集中できるような状態を保つこと、要するにQOLを上げ、幸せに生きられることが、健康への投資の何よりのリターンだと思っている。

ちなみに自由診療なので、検査は決して安いものではない。ただ今回理事長の浦田先生にお話しをうかがったけれども、健康をお金持ちだけのものにしたくないという思いがあるようで、都市圏のクリニックよりも費用は安くしているらしい。僕のように年齢的に体の折り返し地点にきている人には、今後の長い人生を考えれば決して高い投資ではないように思う。

少なくともテレビや駅前のドラッグストアが喧伝する「○○が健康にいい」的なざっくりした情報に惑わされたり、効いているかどうかわからない健康法にお金や時間を費やすより100倍はいいのではないだろうか。

簡単に検査の工程を書いておこう。
朝の8時半に、検査用の服に着替えてから、個室で医療スタッフの方に検査項目の説明を受ける。その後スタッフの方々が手際よく案内してくれ、それぞれの検査を受けていると、あっという間にお昼に。

クリニックのカフェで健康ランチをいただく。健康的かつ美味しい。

ランチ後も検査は続き、夕方ごろに一通り終了。クリニック内の温泉＆サウナに入ってから、医師の先生から暫定の結果と説明を受ける。これから詳しく調べて後日改めて報告をいただけるらしいが、今のところ体は概ね良好で、今すぐ何かしないといけないような箇所はないとのこと。先月から体調を崩していたので、とてもホッとした…。

最後に理事長の浦田先生から、クリニックの成り立ちや理念などの説明を受け、最後はマッサージで締め。

クリニックを出たのは20時近くで、まさに1日がかりの検査だったけど、普通の人間ドックと違い、ランチから温泉やマッサージまで受けられ、浦田先生ともお話しができて、とても有意義な1日だった。

今年はコロナで海外旅行には行けない代わりに、いい医療旅行に行けたと思う。検査結果がすべて出たら、それを元に弱った体をリビルドして健康に。そして年を取っても好きなことをできる体力と肉体をキープしていくのだ。人生は肉体との終わりなき旅である。