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摂食障害の妻が書いた手紙

こんにちは

妻が摂食障害のようちゅけです。

さて、先週は摂食障害ってなんぞやってことを書いていきました。


摂食障害の叫びみたいなものも代わりに書きましたがお読みになりましたか?

私は摂食障害の妻と暮らす事で、摂食障害の方の共感と摂食障害の家族または周りにいる方のお助けが出来たらと思い毎週書いています。


今回の内容は手紙の内容になります。


この1週間でこんな事がありました。

今から約7年前に妻はブログをはじめました。
このブログはもうなくなってしまい見ることが出来ませんが
妻の母親が(私の義理母)そのブログをコピーし印刷していました。
(突っ込まないでねw)

その量が大きな箱にいっぱいの量。
A4用紙5〜600枚くらいはあるのではないでしょうか。

その箱の中に、縦で置かれたクリアファイルを見つけ
ブログの内容をみるよりも先にその手紙を読みました。
(妻には「全部見て欲しい」と言われてたので手紙も遠慮せずに読みました)

その手紙の内容が
元旦那さんへ離婚をしたいと言う内容の手紙でした。
(私に対しての手紙の話では・・・ないです涙)

今の旦那の私が過去の旦那さんに別れを告げる手紙を読むと言う可笑しな展開ですが、じっくり読みました。

内容は全ては載せませんが、ざっくりと書いていこうと思います。


元旦那さんへ
結婚して7年経ちますね、私は元旦那さんと同居していて、色々迷惑をかけてしまいました。
7年前に結婚しようと言われた時に嬉しさと同時に不安が強くありました。
それは私が摂食障害だからです。
結婚当初、私がどんな人間なのか手紙を書いた事を覚えていますか?
①内容は食べ吐きしている事を伝えましたが、あの頃は怖くて「摂食障害」という言葉を使わずに説明していました。
理解してくれたかどうかは、この7年間分かりませんでした。
摂食障害は食べて吐いてを繰り返しています。


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私は元旦那さんと一緒に生活をしている時に②ずっと食べて吐く時間を探していました。
結果、元旦那さんが寝た後に毎日食べて吐いてを繰り返していました。
摂食障害になり、食費が凄い事になっていると思います。
私は摂食障害になってから食べ吐きだけで家を1軒建てれるくらい消費してきました。
③摂食障害になったキッカケは家族にあります。
しかし引き金になったのは高校生の時にあった性的なものです。
それからというものの、実家で毎日隠れて食べては吐きを繰り返していました。

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毎日一緒に過ごしているはずなのに「夫婦」の実感が湧きませんでした。
④何度も夫婦になりたいと思い色々実行してきたものの、結果に繋がらず・・・
お互いやれることをやってこの結果なのかなと思います。
これからは別の人生をいい方向に向けて進めていけたらと思います。
今までありがとうございました。



という内容でした。
かなり省略してかなり短適に書いたので文章が変かもしれませんが
こんな感じの内容です。

それでは読んでみて思った事を書いていこうと思います。

①内容は食べ吐きしている事を伝えましたが、あの頃は怖くて「摂食障害」という言葉を使わずに説明していました。

相手に摂食障害という事を言う恐怖心・・・
これは本当に強いと思います。
ここで抑えておきたいポイントとしては
摂食障害者は摂食障害を最低最悪の病気だと思っているということです。
旦那さんになる人に対して言う事が出来ない。
これが現状です。
「食べ吐きをしている」で摂食障害だとわかる人ってそんな多くないと思います。ここでは伝えない事が悪いことではなくて
伝える恐怖心が人の何倍も強いということを理解して欲しいと思いました。
人によっては「自分が摂食障害って事をみんなに言うくらいならこの世から消えたほうがマシ」と本気で思う人もいます。
ではずっとみんなに言わないのが良いのか?という答えに対しては
タイミングと位置関係だと私は思います。
もしあなたが摂食障害の家族の方ならば、まずは摂食障害者本人とは全く関わりがない人に伝えてみてはどうでしょうか?
私は私の会社の人に妻が摂食障害だと言う事を伝えて、人に知られる恐怖心を少しづつ緩和していくのが大事なのかなと思い実行して行きました。
今では、まだ恐怖心があるけれど大分慣れています。



②ずっと食べて吐く時間を探していました。
これですよ摂食障害の人の一番の悩み!
昼間は仕事、夜は家事を・・・
結局元旦那さんが寝た後に毎日食べて吐いてを繰り返していました。
というように、みんなが寝静まった後に食べ吐きをしてしまう。
これが現状なんですよ。

なぜ隠れて食べ吐きするのかと言うと
前回の記事にも書きましたが、食べる姿を見られたくないというのが強い理由です。
食べてる姿が醜いかもしれない、食べた後すぐはお腹が出てるから見られたくない、食べて吐くに対して怒られるかもしれない・・・
色々理由はありますが、摂食障害の方の大半は隠れます笑”

そして食べ吐きを毎日するので、本当に家1軒くらいは建てれてしまいます。
本人達は分かっているんです。
食べたものを吐くのは勿体ないし、その分の食費が凄いかかるし・・・
しかしやめれない病気ですから。
無理に止めてはいけません。
まずは食べ吐きを認めてあげましょう。



③摂食障害になったキッカケは家族にあります。
しかし引き金になったのは高校生の時にあった性的なものです。

摂食障害の原因って家族にある事が多いと言います。
(本当かどうか分かりませんが)
しかし私の妻も確かに家族なのかなと思います。
妻はずっと下をむいて歩くタイプの人です。
道をではなく、人生を。
それは「自分の存在感」に疑問を持ったからなんです。
子供の頃、家族が妻の話を聞かない
そんな事が日常茶飯事だったとか。

「あれ?私って生きてて意味ある?」

こんな風に思ってしまったと言っていました。
これがずっと心の中で悪く育ってしまっていた様です。。

高校生の時に痴漢?ストーカー?の様なものに会ったのがキッカケで
心のバランスが保てなくなり完全にぶっ壊れたと話していました。
妻の中でもこれが引き金としっかり認識しています。




④何度も夫婦になりたいと思い色々実行してきたものの、結果に繋がらず・・・
お互いやれることをやってこの結果なのかなと思います


最後にこの文章を見て欲しいと思います。
私は違和感しかありません。
別れ話をするのに相手も頑張ったよね!と言えるのがおかしく思いました。
結局自分に全く自身がないから、私が駄目だから離婚しかないと思う。
と解釈ができます。
実は元旦那さんとは・・・ほとんどコミュニケーションを取っていなかったとか。
元旦那さんは家に帰ってきてからご飯を文句言いながら食べて直ぐに自室へ籠もって好きなことして遊んでいたと言うのです。
7年間ずっと。

これのどこが「お互い頑張った」に繋がるのでしょうか。

と私の文句を言っててもしょうがないのでここでのポイントは
妻の存在意義の話になります。
私と離婚する事で私の存在感が無くなるのが怖い。
これです!これによりどれだけ悪い相手に対しても、離れる事が出来ない
のが現状です。
離婚は人生を変えるキッカケであって、本当は離婚したあとも私を見捨てないで欲しいと言う、存在感の否定を否定しているんです。
わかりにくくてすみませんw

要は自分が存在している理由を常に求めているんです。
これに関してはまた別のお話もありますので今度お話します。


という解釈を私はしました。
妻の離婚の時に渡したはずの手紙。
これがなぜ今私が読めるのかは謎ですが
当時の妻の気持ちがしっかり詰め込まれていた内容だったと思います。

妻は自分の存在価値を求めて、人を突き放すことができないからこそ
人に対してはとても優しいです。
しかし毎日食べては吐きを繰り返す事に罪悪感があるにも関わらず止められないのは、きっとその行為が自傷行為であるがゆえ一番気持ちが落ち着く方法なのだと思います。

まだまだ勉強不足の私ですが、毎日妻を観察し必ず完治させてみたいと思っています。ってか気持ちはもう完治したと思っています笑”
なんでかって?
今、こうして私が妻の事を書いている隣で食べながらソフォーでうつ伏せで寝ちゃっているんですから笑”
まだ食べ吐きの為に作った焼きそばがフライパンに残ってるのに笑”

と言う事で次回も妻についてお話できたらいいなと思っています。

それではまた!ばいばーい!

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