ウイークエンドコーチとしてのポリシー
スクラムしかできない、やらない
早速第二回の投稿です。今回はコーチとしてのポリシーに関して。
他のこともそこそこ喋れる自負はあるのですが、私はスクラムに意図的に特化してます。
理由はいくつかあって、基本は実家の経営する会社に勤務する営業マンなので、ウイークエンドコーチしかできないんですね。(昨シーズンはむりやり水曜日の朝5時からグランドに立ってましたけど笑)
ヘッドコーチの役割とスキルコーチの役割の違い
ウイークエンドコーチは基本的に戦術、戦略の立案などはフルタイムでコミットできないので、ポジショナルスキルのスキルコーチであるべきだと思っています。要するに、「チームを勝たせる」とニアイコールだけど、微妙に異なる、「選手を上手くする」、僕の場合は「スクラムを強くする事」に特化・集中する事がウイークエンドコーチが割ける時間で最大限の効果を発揮する携わり方だなと確信しています。
チームへの関わり方、担当範囲の明確化
そこで気をつけなければいけないのは、他のコーチとの矛盾の防止。コーチごとに言ってることが違うというのを避けるのが大原則。それに気づかないでワーワー言うだけならいないほうがいいので。
今携わってるラグビー部も平日練習での基本的なスクラムの組み方やルーチンの指導はフルタイムのプロコーチにおまかせして、私がセッションを持つ際は必ず事前にコーチ同士今日の練習強度や時間、内容のすり合わせを行ってからセッションを持ちます。そこはすごく気を使っているポイントです。
私のコーチングセッション
なので私が持つセッションは必然的にライブスクラム練習が多くなります。ライブスクラム→チームトーク→ライブスクラムというサイクルをベースに原理原則から外れていないか、スクラムはじゃんけんみたいなところがあるので、相手の出してくる手に対してこういう引き出しがあるよ?というアドバイスをしつつ、選手同士で短い時間で話し合い、問題抽出と解決を行うチームトークの質を上げることにフォーカスしてます。(チームトークの質の上げ方についてはまた今度)
今はベーシックなルーティンやフッカーの視点でのコーチングをフルタイムのFWコーチが、スクラム全体の駆け引きの考え方やプロップの考え方、選手の問題解決能力の涵養を私が担当しているので、いい役割分担ができてると思います。
まとめ(自分への戒め)
・ウイークエンドコーチはあれもこれもできないので、スキルのアドバイザーに徹せよ
・スキルアドバイザーの役割は選手を上手くする事であり、チームを勝たせるのはヘッドコーチの仕事である。チームの勝たせ方に関わる事項を独断で選手にコーチングすることは悪である(ヘッドコーチの承認を取れ)
・任せてもらってるところで自分に何ができるか、とことん考えてセッションに臨め
それではまた次回。
STーーーー!!
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