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自記#1

2021/9/26日。今週から籾摺りと稲刈りの農繁期に入った。普段から語彙力の無さを理由に指示が通らないことを笑っていた普段とは違う。作業のミス一つが1日のスケジュールをひっくり返す。失敗する時間はない。そんな中でもやはり指示は通らない。

そんな中なので私の気はどんどんすり減っていった。ただの体力を使う仕事から、頭を使い、私が次に何をすべきか、新しく覚えることは何か、どんどん搬入される籾をどう捌いていくか。何も言われなくても、社長の動きと目線や仕草、伝わらない指示を解釈して動く。疲れる。これほど人のことを観察して、次に何をすべきかを考え続けて、体を動かし続けるのは。

いつものようにすり減る。普段から、頑張り過ぎるとすり減った。一定のラインを越えざるを得ない状況になれば、「もう何もしたくない」状態まで到達するのが常だった。しかし今回は違う。確かにすり減っている。でもそうはならない。わからない。

何が違うのだろうか。触れ合う人の数だろうか。バイトとは違う「仕事」だからだろうか。成長や農業の奥深さだろうか。わからないが鬱のようにはなっていない。体は確かに疲弊しているが、どうでもよくはない。頑張りたいという気持ちはある。

最近よく聞くのは「I DO (NOT) LOVE YOU.」ーキタニタツヤ

イントロは「感情なんてもんはどうしても無駄だって悪魔は言った」

普段から感情の起伏がないように過ごすことを心がけて、成長や吸収の妨げにならないように、かつストレスを感じないように平穏にしていたいという思いを込めて、水面の精神になるよう努めている。悪魔の所業だったのだろうか。

ほんとに「無」の感じだ。疲れはあるが、集中は切れない。。集中?うーん。

でも頭は常にクリアだ。朝起きてから夜寝るまで。仕事中はもちろんのこと。普段の生活ならたまにある状態だった。でも今回は何か違う気がする。人間の二面性とはまた違った気がする。ゾーンとも違うしよくわからない。どっちも本当なんだろうとは思うが、人からすれば俺が怒っているように見えるとか、感情の起伏がないので面白くない時の私だと思われるのはなんだかなあ。

あと鈴山さんは滑舌が悪い上にボキャ貧なので指示が非常に通りにくい上に、騒音でほんとに聞こえない時があるので身振り手振りの非言語コミュニケーションでやりとりをしているし、仕草や動作、目線から次に何をして欲しいか考えて動いている。口頭よりよっぽどいい。捗る。言語と非言語の2:8の関係を身をもって体験している。面白い。世界を共有しているような、言葉より相互理解(多分俺の方だけ)の深まりが感じられる。良い。誰にでも応用したい。

明日から大学が始まる。4年後期だってのに9教科くらい受けないといけない。これまでサボってきたような成長したような。これまで受けてきた教育の枷は少しずつ外せているような気がするのでいいとは思うけど、うーん。性格が出ている。

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