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貨幣って何。

こんにちは。

今日は 貨幣って何。です。

今日はいつもよりちょっと堅苦しいかもしれませんが

頭良くなったつもりで読んでみてください。

私は昨日、

『欲望の貨幣論』という本を読みました。

NHKでのテレビ放送もされたそうです。

本の内容は”貨幣”について語られています。

皆さんは貨幣について考えたことはありますでしょうか。

貨幣とはつまりお金のことですね。

私たちは毎日を生きていくために

1日の起きている時間のうち7割くらいを使って

お金を稼いでいますね。

学生はそこまではなくとも、

バイトをしたりしてお金を稼いでいる人も

たくさんいると思います。

じゃあ私たちはなんで何時間も働いて

貨幣を稼ぐの?ってわけですよ。

その答えはもう単純明快ですよね。

何かが欲しいからです。

私も最近は週平均7時間弱くらいバイトをしていますが

なんで学生なのにそんなに働いているのかというと

「美味しいご飯を食べたいから」や

「欲しいパソコンがあるから」や

「友達と遊ぶため」とか

「缶コーヒーと煙草を買いたいから」や

「学費や教材にお金がかかるから」など

いろんな”やりたいこと”があるからです。

社会人になると

税金を納めないといけなかったり、

家族を守るためだったり、

家のローンが、、、なんて理由も出てきたりするので

学生よりも一層頑張らないといけません。

そのためにも仕事をしてお金を稼ぐわけですが、、、

お金は様々なものと交換することができます。

一冊の本からYouTubeのサービスから家まで。

あなたは労働の先にそれらのサービスがあることを

しっかりわかっていますか?

お金を稼ぐこと自体が目的になってはいませんか?

お金、つまり貨幣はあなたの労働力と

引き換えに交換されるものですが

貨幣はそれ自体はなんの価値もありません。

ただの一枚の紙切れ

一枚の円形の金属でしかありません。

何も価値のない一枚の紙切れに、

あなたの価値観を翻弄されてはいけません。

その紙切れや金属片の先に

あなたが価値を感じる何かをしっかりと見据えながら

日々の仕事に取り組みましょう。

私はたまに、

「貯金はしっかりとしなさい!」と

言われることがあります。

貯金があれば万一の怪我や病気に対応もできるし

急な支出にも対応することができます。

そのような自己保身は確かに備えておくと良いでしょう。

しかし、

なんの目的もなく

「貯金貯金」と何かに追われている人は

間違いなく損をしています。

お金は物やサービスと交換して初めて

価値が出る物です。

古代ギリシャの哲学者アリストテレスはこう言いました。

「貨幣が交換の出発点であり、

 終極目的でもある。」

どういうことかというと、

私がもし靴職人だったとします。

友達が家を建てる家職人なのですが、

私が家を建てようとすると

靴を何足用意すれば家と交換してもらえるでしょうか。

まあそんなことはわかりきっています。

人が一度に履けるのは一足です。

家と交換するとなれば500足くらいでしょうか。

どう考えても交換できませんね。

ですが、

そこに貨幣を噛ませることによって

靴と家を交換してもらうことができるのです。

これが貨幣の目的です。

しかし現代では、

貨幣で交換できるものであふれています。

例えあなたの生活が十分に満たされていたとしても。

そうなると人はたくさんの可能性を考えます。

「あの靴欲しいな」

「あの服があったら」

「あの料理を食べたい」

人間靴は一束しか履けないのに。

様々な欲望を貨幣が叶えてくれる。

じゃあとりあえず貨幣たくさん持っておこうよ。

そうして貨幣は手段から目的に変わるのです。

『これが欲望の貨幣論』の大まかな内容です。

貨幣が手段であることを忘れないでください。

あなたが幸せになる何かと交換するための

手段なのです。

欲望に塗れてはいけないと

アリストテレスは警告しています。

次回は、

大学の講義とは。です。

この記事を読んで少しでも

「頭が良くなったかもしれん」と感じた人は

「スキ」を押してもらえると

夕食の白ごはんが進みます。

では。

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