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自立ってどういうこと?
先日、自立について書かれている記事を目にしました。
一般的に「自立」の反対語は「依存」だと勘違いされていますが、人間は物であったり人であったり、さまざまなものに依存しないと生きていけないんですよ。
東日本大震災のとき、私は職場である5階の研究室から逃げ遅れてしまいました。なぜかというと簡単で、エレベーターが止まってしまったからです。そのとき、逃げるということを可能にする“依存先”が、自分には少なかったことを知りました。エレベーターが止まっても、他の人は階段やはしごで逃げられます。5階から逃げるという行為に対して三つも依存先があります。ところが私にはエレベーターしかなかった。
これが障害の本質だと思うんです。つまり、“障害者”というのは、「依存先が限られてしまっている人たち」のこと。健常者は何にも頼らずに自立していて、障害者はいろいろなものに頼らないと生きていけない人だと勘違いされている。けれども真実は逆で、健常者はさまざまなものに依存できていて、障害者は限られたものにしか依存できていない。依存先を増やして、一つひとつへの依存度を浅くすると、何にも依存してないかのように錯覚できます。“健常者である”というのはまさにそういうことなのです。世の中のほとんどのものが健常者向けにデザインされていて、その便利さに依存していることを忘れているわけです。
この記事を見て、なるほど!と思いました。その反面、
「依存先を増やして、一つへの依存を浅くすると、何にも依存していないかのように錯覚できる」
この表現に対しては、私はなんとなく抵抗&違和感を覚えました。
私自身が、依存は良くないことって思っているからかな・・・。
なので私は、この「自立」という言葉を
「選択肢や手段を増やすこと」
と表現したいと思います。
自立って、「なんでも自分でできること」ではない。
むしろ、自立している人こそ多くの人や物に助けてもらいながら生きてるもんね。
育児もそう。母親だからってなんでも自分一人で
背負い込もうとするから、ぎゃーーーーってなる。
自分一人ではできないことを自覚して、
いろんな人に助けてもらいながら、一緒に子育てすればいい。
これができないと、いつまでたっても「幸せ」を感じることができなくて、自分だけ社会に置いていかれたような気持ちになる。
そして、その「困った時」に助けてもらう人や物の選択肢はできるだけ多い方がいい。
😢○○がないと生きていけない
😭あの人がいないと何もできない
この状態って、やっぱり自立しているとは言えないもんね。
でも記事にも書いてあるとおり、今の日本では残念なことにこの選択肢が子供、高齢者、障がい者など、社会的に立場の弱い人にとっては少ないことがとても多い。
これってとても苦しいことだと思います。
だからこそ、困ってる人がいたら助ける。
どんな人でも使える、できる環境やデザインを整えるってものすごーーーく大切だなって思います。
私は、その選択肢を増やす人になりたい。
そして女性として、母親として、おむつなし育児アドバイザー、
&介護職として、私自身も家族や仲間にいっぱい助けてもらいながら、誰かにとっての「困ったときの選択肢の一人」になりたいです。
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↑Instagram 毎日おむつなしかるた投稿中!
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