音楽のプロになるという事
僕はUNLIMITED××性というバンドのボーカルをしている。
ライブ活動をする中で集客、収益、お金に関わる事も勿論気にしたりもする。
当然普段の練習の取り組みは大事で
バンドが売れる為に、、というテーマで仲間と議論する事もある。
例えばSNSを上手く活用しろだとか
お客さんのニーズを読み取れだとか
こんなMCや曲構成がトレンドだとか
ライブハウスとの付き合い方や交渉術なんかだったり
バンドを運営する上で目配りしなきゃいけない事が沢山あったりする。
僕のようなまだ知名度の薄いボーカリストが偉そうな事を言える事なんて無いのかもしれないけど
ライブ活動をする中でバンドマンが見落としてるんじゃないだろうか。。という点を挙げていきたいと思う。
少し話は脱線するかもなんだけど
例えば飲食店で食事をする時
店員さんの愛想が悪かったりサービスが悪かったり
仕事に対する取り組みが甘い状況を目の当たりにするとどうだろう。
来店した側は良い気分にはならないと思う。
僕は普段マッサージ師をしていて
自分の体のメンテナンスと勉強も兼ねて色んなサロンに出向いて施術を受けてます。
マッサージはお客様のお身体に直接触れる事もある。
不思議なもんで手を通じて伝わるものって素直なんですよね。
あ、この人ちょっと手を抜いたな。とか
めっちゃ丁寧やなとか。
大袈裟かもしれないけど、その人の人格や仕事への想いが伝わるのがマッサージやと思ってます。
上手くても仕事が雑だったり慣れすぎてて何か機械的だと持ってる技術がもったいないと思うし
仮に技術的に足りないとしても丁寧だったり一生懸命さを感じるとそれはそれで良い。なんて時もある。
お客様やファンというのはプレイヤーが思うよりもプレイヤーの誠意なんかに敏感だと思う。
例えばライブ活動や普段の仕事においてファンを増やしたい時、何をすべきかというのは
そのプレイヤーのフェーズがどんな状況で何が必要なのか見極める必要がある。
ただ難しいんよ。
ポリシーもあればビジネスにおけるロジックとのバランスやったり時と場合によっては大きくシフトチェンジしなきゃいけない事もある。
やけど難しいこと考えて音楽が楽しめないと本末転倒やねんな。
音楽活動はある種、自分との戦いでもある。
素直に楽しめない産みの苦しみもある。
せやけどやっぱり楽しんでなんぼ。
良い曲、好きな曲、アーティストに出会えた時って友達に教えたくなったりシェアしたくなる気持ち。
こういうのが大事やと思う。
自分の曲やリリックを好きになれたら、自分の好きなアーティストを友達に聞かせる感覚で
自分の音楽を純粋な気持ちで宣伝もできる。
ライブ活動を重ねてくると
友人を自分のライブに誘うのも億劫になる。
でも良いライブが出来る、魅せれるって自信があればある意味軽い気持ちで声もかけれる。
つまり何が言いたいか。
自分の音楽を愛せる事が大事なんだと思う。
無理に愛するんじゃなくて自然に愛せたら最高やんね。
自分1人の為に料理作るのは面倒だけど
好きな人に料理を作るのは苦じゃない。
そういう感覚にも近いかもしれない。
仕事するのしんどい、大変、それは分かる。
苦じゃなくする為にするにはどうすれば良いのか。
僕は自分の仕事に誇りを持ってる。
沢山のサロンの中から自分のお店を選んでくださったご縁と気持ちと時間を、良い時間を過ごせたと思ってもらえるよう仕事に取り組んでいる。
バンドもそうだ。
昔に比べたらバンドマン人口は減ってるかもしれないけど
それでも令和の今でも沢山バンドはいる。
その中から性を見つけ出してもらいたいって気持ちはめちゃくちゃ強い。
その気持ちの源は
UNLIMITED××性というバンドに自信を持っていて愛していているから気持ちが切れずに続けれている。
僕より上手いボーカリストは悔しいけどいる。
だけどUNLIMITED××性は負けない。
悔しいライブをする時もある。
負け試合を経験する事もある。
だけど最後に勝ってりゃ良い。
うちはチームで戦ってる。
個の力で及ばない事があってもチームでは戦う術なんて幾らでもある。
僕がソロを選ばなかった理由は明確で
チームスポーツが好きな気持ちとリンクしててチームで戦うバンドが好きだから。
バンド活動におけるマネージメントも大事だし
苦しい状況に居合わす事も大いにある。
だけど嫌な事は何一つない。
環境の問題なのか取り組む姿勢の問題なのか。
苦の原因を洗い出せば自ずと答えは見つかるような気がするんです。
今、仕事で悩んでる人やバンド活動がしんどい、辛いって思ってる人がいれば
僕の言葉なんかが力になれば凄く嬉しいです。
本気で歌が好きなら勝手に練習するし
本気で売れたい奴は何でも頑張る。
頑張るだけが偉いわけでもない。
音楽で飯を食うプロはカッコ良いと思う。
だけど偉い人とも僕は思わない。
生きて何の仕事であれ頑張ってりゃカッコ良い。
人生を、仕事を、趣味を純粋に楽しむ事を忘れちゃいかんのですよね。
疲れてる時は忘れがちになっちゃうけど。
頑張れない時って頑張れない理由がある。
その理由を見つける事って難しいようだけど
難しく考えてるだけかも。
人にありがとうと沢山言われる人生を歩めるよう
一生懸命に楽しんで生きていこうと思う。
音楽のプロになるという事。
険しい道を楽しめた奴がその頂きに登れるんだと思う。
でも1人では絶対に登れる道じゃない。
応援してくれる人、支えてくれる人、マネージメントしてくれる人、沢山の人の協力がいる。
その協力を得れる人になる必要がある。
それが人徳なのか、スキルなのか、何なのかはポリシーで決めれば良い。
ただ人の力ってほんまに凄い。
人を大切に、人生を豊かに、仲間を大切に。
お金を産み出す事ばかり考えてても
下心だけでは人はついてこないって真理を忘れてる人が多い。
その事を伝えるビジネスマンが少なすぎる。
プロになる為のプロセスより、何でもそう。
事前準備が大事って話でした。
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