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うまくいかない原因2つ目〜目標設定について〜

うまくいかない三つの原因の1つ、現在地の把握のミスを前回は説明しました。
もう読んでくれましたか?

今回はその2つ目の目標設定について説明していきます。

特にスポーツをしている人や仕事で成果を出したい人などにとってはとても重要になる項目だと思います。

僕が目標設定の重要性に気付いたのは大学時代のころでした。
鹿屋体育大学の時に恩師である村田先生から目標設定について教えてもらう機会がありました。

僕の競技力がここまで向上したのも目標設定ついて学んだおかげと言っても過言ではありません。
それくらい僕にとっては重要な考え方だとのです。

目標がない状態

なぜ目標設定が必要なのかを飛行機に例えて考えてみました。

飛行機を飛ばす時に目的地が決まってない状態で出発することなんてないですよね?
これはつまり目標がなければどの方向に向かって進むのかのわからないということです。

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目標がない状態というのは結果ではなくその行為そのものが目的になっているということです。
飛行機も移動するために飛ぶのではなく、飛ぶ目的で飛んでいるということです。
だから遠くまで飛ぼうが、その辺ぐるぐる飛んでようが同じということです。

目標が悪いというのはどういう状態?

目標が悪いっていうのは大体次の3つかなと思います。

①目標が高すぎる
②目標が低すぎる
③目標に意味がない 

10時間かけてやっと大阪ー東京行けるスペックの飛行機があるとします。
これがあなたの能力値とします。操縦者はあなた自身です。
(新幹線よりも遅い飛行機なんてないと思いますが笑)
今回の目的は飛行距離を伸ばしたい、運転技術を向上させたいとします。


目標が高すぎる時

まずは目標が高すぎる例だと
10時間で大阪ーアメリカに飛ぼうとしている時です。
どれだけ操縦者のあなたがアメリカに行きたい!!!
自由の女神みたい!ニューヨークタイムズ歩きたい!と思って気合いを入れてとんでも、大阪ー東京間の燃料しか積めない飛行機でアメリカに挑戦しても、飛行機は燃料切れで太平洋を渡りきれず海に落ちてしまいます。

また高すぎる例の2つ目は
5時間で大阪ー東京を飛ぼうとしている時です。
この場合だと燃料は飛ぶ区間が同じなため途中で燃料切れで飛べなくなるみたいなことはないと思います。
しかし、10時間かけて飛ぶ用の飛行機で5時間で行こうとすることはかなり機体に無理をかける行為になります。それこそ途中で羽が折れたりするなどして、墜落する可能性もあります。そもそも2倍の速度が出せない場合もあります。


これを現実世界の話に戻すならどれだけモチベーションが高くて気合いがあっても、高すぎる目標は達成できないということ。
無理をしてオーバーワークをしてどこか故障してしまい、普通に行うよりも時間がかかってしまうこと。
そもそもオーバーワークができずに時間に間に合わないこと。

実力的に県大会初戦突破できるかどうかのチームが全国大会優勝を目標において、全国の強豪校のデータを集め分析し、対策を練って、県大会初戦のチームに負けるみたいな。

ノルマの締め切りが迫っていて、3日間寝ずに仕事をして、栄養失調で倒れて仕事が一ヶ月滞ってしまうような。

勉強全然してないけど、明日の生物と日本史のテストくらい今からオールで勉強すれば60点は取れるわ!って思ってオールどころか2時間勉強した程度で寝落ちして赤点を取るみたいな。

こんな感じのことが目標が高すぎると起こることだと思います。

どの分野や事柄においてもある程度の水準を超えた結果を求めるとなるとそれ相応の準備(努力、計画)と能力(才能や力)が必要になると思います。

高い目標を達成するためにはそれを達成できる能力が兼ね揃えているか、「練習」や「タスク」や「勉強」という準備をしっかりと行うかだと思います。

低すぎる目標

次に低すぎる目標の例です。

これは大阪ー東京まで飛べる飛行機で大阪ー愛知で飛ぼうとすることです。

確かに東京まで飛べるのだから愛知に到着することは簡単です。
無事目的地に着くことができます。

だけどこれじゃあ、操縦者の人の成長には繋がらないですよね。
それに無事についているんだから機体にはなんの問題も抱きません。

最初は大阪ー東京間のフライトが限界でも何回も飛んでいれば、運転技術が向上して、省エネの飛行の仕方だったり、最短の飛行ルートを見つけれたりと、大阪ー福島くらいまで飛べるようになるかもしれません。

また大阪ー東京間のフライトがどれだけ頑張っても限界だ。ってなると、じゃあ飛行機を乗り換えよう。パーツを変えてみよう。と問題点にも気づけるでしょう。

低すぎる目標だといつまでたっても飛行距離も運転技術も向上しません。

つまり低すぎる目標には成長はほとんどないと思います。

あとは低い目標ってつまんないですからね。そりゃモチベもやる気も出ないですよ。だから退屈〜ってなるんですよね。これやって意味あるの?目標にする意味なくない?って。

目標に意味がない

これは前の2つとはテイストが異なることなんですが、その目標を達成したことに対して得られることが釣り合ってない、目的に沿ってないなどそういうことです。

飛行機の例のままで行くと
大阪ー東京間でとんでも運転技術は変わらない状況だったり、
乗客は福岡に行きたいのに、東京に飛んでしまっている状況のようなもの。

これは飛行機の例だとわかりづらい、というか僕が伝えずらいので違うものを例にします。

学校のテストで60点取ることが目標だったとします。
普通にやったら40点程度です。
目標設定のラインとしてはちょうどいいでしょう。

しかし、学校のテストで60点取ったからと言って何になるのでしょうか。
親や先生から賞賛されるわけでもなく、学年で1番取れるわけでもなく、頭がよくなったわけでもない。

このように目標を達成してもしなくても何も意味がない状態をイメージしてください。

前よりも成績が伸びた、成長した!ということは大事なのは当たり前ですし、40点が60点になることで親や先生から成長したね!って褒められることも全然あると思うので、一つの例として考えてください!


めちゃくちゃ極端な例で賛否両論かもしれない話題で行くと東京オリンピックです。

みんなかはわかりませんが、僕が憧れて目指しているのは「みんなに賞賛されて、今後のキャリアにもつながり、夢と希望を与えるような場になるオリンピック」です。

ずっと夢見てきたオリンピックでも、

・誰も祝福しない
・誰も見てない
・金メダル取っても名誉も報酬もない
・罵倒される

そんなオリンピックは嫌だなーって思います。

だから多くのトップアスリートはオリンピックはできればやってほしいし、出たい。でも、開催されれば他がどうなってもいいとは思わない。と感じていると思います。

目標に意味、目的があった方が絶対に熱量が変わってくると思います。

まとめ

じゃあ適切な目標設定ってどの辺なん?どうやって作ればいいの?
って思う人もいると思います。

本当は今日適切な目標設定の仕方まで書こうと思ったんですが、疲れたのでこの辺で終わります。

僕も目標が高すぎないか?自分が思ってるより低くないか?
ということを忘れないようにこれからも頑張っていきます。

あなたの目標はそれが本当に適切ですか?
それで成果は出ていますか?

それではまた次の更新楽しみにしててください!






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