三崎港の生態調査

先日、三崎に行ったのですが、1時間だけ時間があったので、釣りをしてみることにしました。
三崎での釣りは、本当に久しぶりです。
以前は、北条湾でイワシが124匹釣れたり、尺サイズのカサゴが釣れたり、サバが入れ食いになったり、三崎は魚影の濃いイメージがあります。
ただ、ここ最近は、なかなか魚が釣れないといった情報もあったので、短時間の生態調査を行うことにしました。
仕掛けは、いつものトリックサビキ3号と、エサは30~40円分くらいの冷凍の海老です。
コマセは無しです。
第1投目の海底付近で釣れたのが、30cmくらいのタカノハダイでした。

タカノハダイ


結構強い引きだったので楽しませてもらいました。
なかなか幸先の良いスタートです。
その後、再度海底付近に仕掛けを落としてみたのですが、アタリが感じられなかったので、仕掛けを中層あたりに変えてみることにしました。
中層くらいだと、目視でも海の中の状態がかすかに確認できます。
よく見てみると、かなりの数の魚が仕掛けのまわりに集まっています。
冬場は、釣果が渋くなると言われていますが、僕はむしろ海水温が一番低くなる3月、4月が1年でもっとも釣果が渋くなる時期だと思います。
目視できる魚は釣れないと言われますが、その後、メバルや海タナゴが、連続して釣れはじめました。
棚を探るのは大切で、梅雨時期の小サバなどは、表層に仕掛けをたらすことで、入れ食いになります。
逆に中層に仕掛けをたらすと、ネンブツダイが入れ食いになります。
秋のアジの回遊などは、海底付近で入れ食いになります。
さて、釣れたメバルは、どれも尺サイズに達していなかったのでリリースして、海タナゴは近所でたくさん釣れるのですべてリリースしました。
さて、タカノハダイは、ネットで調べると、冬場に釣れる個体は臭みもなく美味しいという情報もあったので気になったのですが・・・
今回は生態調査が目的であったこともあり、結局リリースすることにしました。
何かを狙って釣りをするのも楽しいですが、僕は個人的には、その日に何が釣れるかを期待する釣り方の方が性に合っています。
狙って釣れない時よりも、今日その日に自然が与えてくれる恵みを知ることの方が楽しいからです。

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