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廃油の新たな再資源化の実験

先日、さつま揚げや厚揚げ、唐揚げ作りに使った油ですが、古くなったので調理以外で再利用することにしました。
古くなった油は、固めてテンプルを買ってきて、有料のゴミ袋で捨てるのが一般的ですが、ゴミでなく、何とか資源にできないものか?
というわけで、以前に廃油の再利用についての実験検証を行ってきました。
まず、廃油ランプです。

手作り廃油ランプ

古くなった油を耐熱ビンに入れて、100円ショップで売られているBBQ用のステンレス串を加工し、麻ひもを使うことで、緊急災害時のランプとして活用できることが分かりました。
ローソクは数時間ですぐに燃焼してしまうのに対し、廃油ランプは少量の油でも長時間燃焼してくれることが分かりました。
次に、雨で薪や炭が濡れてしまった場合の応急措置として、廃油コンロの実験をしてみました。

廃油コンロ

缶詰の空き缶を利用して、段ボールの繊維が縦になるように敷き詰め、廃油を注ぐことで簡単にコンロとして利用できます。

廃油コンロ

サバ缶くらいのサイズがいっぱいになるくらいの分量の廃油を注ぐことで、約40分間くらい燃焼してくれることが分かりました。
また、麻ひもを廃油に漬け込んでおくことで、キャンプの着火剤としても利用が可能です。
さて、今回やりたかった廃油の再利用は、家庭菜園で利用するための廃油肥料作りです。
塩分があまり含まれていない廃油と米ぬか、魚粉を混ぜ、その後に有機培養土を混ぜることで肥料になるというネット情報を検証してみたかったのです。
とは言え、近所で精米所を見つけるのが難しく、米ぬかの入手に少し手間取っていました。
ネットで調べると、有機栽培の米ぬかも結構いい値段で販売されています。
米ぬかの代わりに落ち葉を使うこともできるらしいのですが、わざわざ落ち葉を拾いにいくために山林に遠出する時間もなく、どうしたものかと悩んでいました。
そんな中、たまたま立ち寄った自然食品のお店で、出会ってしまったんです。
その自然食品のお店では、様々な有機食品が売られていたのですが、何と有機玄米も販売されているのです。
さらに、精米の仕方も3分つき、5分つきなど、お好みに合わせて精米してくれるんです。
そして何と、お米を購入した人は、無料で有機の米ぬかをもらえるという何とも有難い特典つきなんです。
そりゃ、買いますよ!

有機つや姫 5分つき

というわけで、つや姫の5分つきの精米を購入し、念願の有機米ぬかも無料で手に入れることができました。
というわけで、早速ジップロックに米ぬかと古くなった油、そして先日作った自家製魚粉を混ぜ合わせて、廃油肥料を自作してみることにしました。

廃油と有機米ぬか

自家製魚粉については、過去にこんな記事を書いています。
混ぜ合わせたものは、1週間くらい放置して米ぬかと廃油が馴染んだら、有機培養土を入れて発酵を進める予定です。

廃油、米ぬか、魚粉を混ぜ合わせた状態

発酵は、約1か月くらいかかるらしいので、気長に変化の様子を楽しんでみたいと思います。
廃油肥料や腐葉土は買うとお金がかかりますが、捨てるはずの廃油と無料の米ぬか、そしてプランターの土があれば無料で作れるなんて、何だか得をした気分です。

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