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魚粉を自作してみました

あると色々便利に使い回すことのできる食材のひとつに魚粉があります。
魚粉は、お味噌汁の出汁やお鍋の出汁にも、ちょっとした料理の隠し味としても活用できます。
市販されている出汁には顆粒になった便利なものもありますが、うま味調味料が使われているものも多く、自分は、カツオ粉、煮干し粉、けずり粉といったシンプルな魚粉を使っています。

野菜炒め、お味噌汁、お鍋、あえ物、お好み焼きなど、とても便利な魚粉

けずり粉は、煮干し、ソウダカツオ節、サバ節のブレンドされた魚粉です。
3つの魚粉は、気分で使い分けています。
シンプルな素材の魚粉のよいところは、顆粒の出汁と同じく振りかけて食べることで、カルシウムなどが摂取できるところです。
さて、今年の目標のひとつが、この魚粉を自作してみることです。
ということで、冬の間に干しておいた魚の頭や中骨をミルかけて、魚粉を作ってみることにしました。
魚の頭や中骨は、普段は何気なくゴミとして捨てていたのですが、色々調べていくうちに、ゴミどころか、有益な資源であることが分かりました。
魚粉は、普段お金を出して購入しているコマセ(撒き餌)としても活用できるらしく、さらに家庭菜園で即効性のある野菜の肥料としても活用ができるらしいのです。
ただ問題は、野菜とは違い、魚は干すと匂いが発生することと、さらにハエなどの害虫を寄せてしまうという問題があります。
そこで、比較的虫がいなくなる乾燥した冬の期間に、魚のあらを干してみることにしました。
最初は、魚のアラをしいたプレートをジップロックに入れて、天日干ししたりしていましたが、ネットに入れて、室内干しも試してみました。

部屋干しした魚のアラ

窓際の風通しのよい室内に干したところ、ある程度乾燥が進むと、近くに寄らなければ、ほとんど匂いが気にならなくなることが分かりました。
完全に乾燥が進んだ魚のアラは、ハサミを使って、ある程度の大きさにカットします。
それをミルに入れて、挽いてみました。
色々試しましたが、ちょうどミルの刃が当たる程度の分量に抑えながら、少しずつ挽いていくと効率的であることが分かりました。

もう少し乾燥させたいのでネットをかぶせて虫の侵入を防いでいます。

魚のアラを挽くと、どうしてもミルに匂いが移ってしまうので、最初はミルを使うことに抵抗がありました。
ですが、今回は、いつも使っていたミルを魚専用にすると割り切って使うことにしました。
ちなみに、ダイソーで販売されているコーヒーミルを代用してみましたが、上手く挽くことができませんでした。
どうやら、コーヒー豆の形状と重さに特化されているみたいで、魚のアラでは重さが足りないみたいで、挽くのは無理であることがわかりました。
その代わりに、ダイソーのコーヒーミルは、お米を挽くのに活用できそうなので、次回試してみたいと思います。
出来上がった魚粉は、賞味期限が切れたパンを干して作ったパン粉と混ぜて、5月以降のハイシーズンでの釣りの撒き餌に使っていきたいと思います。
ゴミとして捨てていた魚のアラが撒き餌に使えれば、これまで買っていたコマセ代を節約できます。
あとは、家庭菜園の肥料としても使っていきたいと思います。

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