タンドリーチキンの秘密レシピ

インド料理屋さんでタンドリーチキンを頼むことがあるのですが、確かに美味しいのですが、もっと美味しくなるのでは・・・と思ってしまうことがあります。
その原因が分かりました。
タンドリーチキンは、表面は味がついているので美味しいのですが、お肉の中の部分がイマイチなのです。
タンドリーチキンのレシピを見ると、ほとんどのレシピがヨーグルトとスパイスを混ぜたものに鶏肉を漬け込むとなっています。
ある日、唐揚げやスモークチキンを作っているときに気づいてしまったんです。
タンドリーチキンに唐揚げやスモークチキンのレシピを掛け合わせたら、旨くなるのではないかと・・・
料理好きな方であれば、ここで「あっ!」と気づかれるかと思います。
そうなんです。
ソミュール液に漬け込むという手間を加えるだけで、一気にタンドリーチキンが美味くなるんです。
ソミュール液とは、お肉内部にまで味が浸透するために漬けておくための調味液のことです。
今回は、日本酒、塩、砂糖、ローレル、ガーリックパウダー、ショウガパウダー、コショウ、チリパウダー(一味)をブレンドしたソミュール液に、鳥モモ肉を1晩漬け込むことにしました。
一晩寝かせたモモ肉は、第2のステップであるヨーグルトとスパイスを混ぜたソースに漬け込みます。
ヨーグルトは、ザルにキッチンペーパーをひき、しばらく放置して乳清を分離させます。
こうすることで、粘りの濃いヨーグルトをゲットすることができます。
スパイスは、今回は自分でブレンドせず、市販のカレーパウダー、チリパウダー、ニンニクパウダー、ショウガパウダー、塩、コショウをヨーグルトに混ぜ合わせました。
この状態で、鶏肉をもう一晩ソースに漬け込み寝かせました。
さて、次の日に、ソースから取り出した鶏肉をオーブンでローストしていきます。
完成したタンドリーチキンを味見してみたのですが、予想通りの味わいでした。

ソミュール液に漬け込んだタンドリーチキン


お肉の内部まで味がしみ込んでいて美味しくなりました。
お食事会で提供したのですが、すぐに無くなってしまいました。
ただ、ここでさらに気づいてしまったんです。
ガスオーブンでなく、スモークチップで熱燻するか、備長炭で焼いてみたら、もっと美味しくなるのではと。

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