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手抜き料理の研究

最近は、卵の値段がえげつないことになっています。
外食店でも、卵が入っていない卵かけご飯(TKG)が出されているという笑えないニュースがありました。
こんなご時世ですから、食費を節約するために、ほぼ毎日弁当を作って仕事場に向かうのですが、毎回ご飯を炊いて、味噌汁を作り、弁当箱におかずを入れるということを繰り返しています。
ですが、あることに気づいてしまったんです。
お弁当を作った後に食器を洗ったり、お仕事から帰ってきて自炊をした後に、弁当や食器を洗うのはかなり手間であるという事実です。
弁当だけでなく、飲み物代も節約するために、飲み物を作って水筒に入れて持っていくのですが、水筒を洗ったり準備をするだけで相当な時間がかかっていることに気づきました。
さらにお風呂に入る時間や洗濯の時間を加えると、平日はほとんど自由な時間がなくなります。
先日は、スーパーでアンコウ鍋の具材が売られていたので、今夜はアンコウ鍋を作ろうなどと気軽に料理を始めたのですが、レシピを調べてとんでもない手間がかかることを知りました。
まず、アン肝は血合いをきれいに洗った上ですりつぶし、味噌、みりんと一緒に乾煎りする必要があります。
また、アンコウの切り身は、お湯を沸かして湯煎してぬめりと臭みを取る必要があります。
さらに、鍋に一緒に入れる野菜の下準備も必要で、とてもじゃないですが、忙しい平日に作る料理でないことが分かりました。
そう考えると、普段家事を行ってくれている主婦の方々、学生時代に毎日手作りの弁当を作ってくれていた自分の母親が、どれだけの苦労をしていたのかが身をもって実感しました。
本当に頭の下がる思いです。
さて、こうした試行錯誤を繰り返しながら、思いついたことがあります。
それは、平日はできるだけ手抜き料理を作り、凝った料理はお仕事がお休みの日に作るという作戦です。
よく考えれば、こんなことは当たり前と言えば当たり前なことなのですが、今までは手抜き料理に対して、少し抵抗感があったのです。
手抜き料理と言えば、冷凍食品や加工食品というイメージがあり、こうした食品に含まれている添加物にマイナスのイメージがあったからです。
ですが、こうした冷凍食品や加工食品に頼らなくても、まだまだ安心、安全な手抜き料理の方法があることがわかりました。
そこで、まず用意したのが、有機レモンの砂糖漬けです。

有機レモンの砂糖漬け

海外産のレモンは、皮をむくというひと手間が必要ですが、有機レモンは軽く水洗いするだけで、皮ごと使うことができます。
殺菌した器に、カットしたレモンを砂糖に漬け込んだだけの超簡単な一品なのですが、これがめちゃめちゃ便利なんです。
まず、朝起きてお湯を沸かし、紅茶にレモンの砂糖漬けを混ぜ合わせれば、有機レモンティーの完成です。

有機レモンティー

冷まして水筒に入れれば、その日の飲み物の完成です。
さらに、お酢と醤油にレモンの砂糖漬けを混ぜれば、自家製ポン酢の出来上がりです。

ベビーリーフが入っていた容器を洗って、お酢と醤油を混ぜました。

ポン酢を作る時は、砂糖が溶けて液体になっている部分を使えば、簡単にお酢と醤油に混ざります。
ポン酢は、サラダにかけるのですが、サラダも手抜きをしてみました。
買ってきたベビーリーフは、袋のまま水洗いすれば、ザルを洗う手間が省けます。
ちなみに、ベビーリーフやスプラウト、もやしは基本的に無農薬で水耕栽培されているものばかりで、軽く水洗いするだけで大丈夫だそうです。
玉ねぎも、包丁を上手く使い、スライサーでカットすれば、まな板を汚す必要がなくなります。

スライサーが無かったので、ピーラーで代用しました。

また、お肉はトレイをそのまま使って、料理ばさみでカットすればまな板を汚さずに済みます。

料理用のはさみでお肉を切れば楽ちん。

さらに、レモンの砂糖漬けは、クエン酸と塩と一緒にミネラルウォーターに混ぜれば、自家製スポーツドリンクの完成です。

食品で使えるクエン酸

クエン酸が含まれた市販のスポーツドリンクを飲むと、肉体の疲労回復に抜群の効果がありますが、市販のほとんどのものに果糖ブドウ糖液糖が含まれているので、現在は自作しています。
以前にご紹介したピコ・デ・ガヨと並んで、レモンの砂糖漬けも色々な料理や飲み物に役に立つので重宝しています。
手抜き料理に役立つピコ・デ・ガヨはこちらでご紹介しています。

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