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嫌われ者のコノシロに一筋の光を・・・

先日海で釣ってきたコノシロを塩焼きにして食べてみました。
実際に食べて、コノシロが釣り人に人気のない魚であることが理解できました。
小骨がありえないくらいに多く、食べにくい魚だったからです。

コノシロの小骨

さらに生のコノシロは独特な臭いがあり、これも嫌われる原因だと思います。
とは言え、コノシロの幼魚は、お寿司で有名なコハダです。
コノシロの塩焼きを食べてみて、確かに小骨は多いのですが、身は結構おいしい魚です。
なので、何とかコノシロを美味しく食べられる方法はないものかとネットを検索してみたところ、どうやらお酢に漬ければよいとの情報がありました。
さらに、3、4日もお酢に漬けこめば小骨も気にならなくなるらしい・・・というわけで、早速実験してみることにしました。
三枚におろした身は一口サイズにカットして、タッパーに入れてお酢を入れます。
お酢を入れると、それまで赤い色だった身が、白くなります。

コノシロの酢漬け

軽くサランラップをひいて、お酢が空気に触れる部分を少なくして、蓋をして冷蔵庫で4日間放置しました。
4日経過して、タッパーを取り出し、酢漬けのコノシロの匂いを嗅いでみましたが、生の時の独特な臭いは消えて、お寿司のコハダと同じ匂いになっていました。
そのままお寿司にして食べてもよかったのですが、今回は別に作りたい料理があったので、そちらに使用することにしました。
まずは、お酢の酸味を和らげるために、酢漬けのコノシロを軽く湯煎します。
次にボウルに、カットしたゴボウ、ニンジン、ニンニク、ショウガ、日本酒、砂糖、塩、一味、生卵、米粉、先日出汁に使った手羽元肉のミンチ、そして湯煎したコノシロの身を入れて、かき混ぜます。

橋で混ぜるだけで、コノシロの身はほぐれます

粘り気は、米粉の量を加減して、ほどよい粘り気にして、つみれを作っていきます。
つみれは平たくして油であげれば、さつま揚げの完成です。

コノシロのさつま揚げ

早速、晩酌のおともに自家製さつま揚げを食べてみましたが、あれだけ気になったコノシロの小骨が跡形もなく消え去っていました。
しかも生のコノシロの独特な臭いも一切なく、お酢の酸味もほどよく中和され普通に美味しくいただけました。
さらに、余計な添加物が含まれない安心の素材だけで練り物が作れることが分かりました。
とはいえ、今回は大きな問題が生じました。
コノシロの酢漬けを入れたタッパーを、ヨーグルトの近くに保管していたのですが、ヨーグルトを食べた時に生のコノシロの匂いが移ってしまっていました。
コノシロ臭いヨーグルトは最悪です。涙
次回コノシロを酢漬けにするときは、タッパーをさらにジップロックで封をして、臭い対策をする必要性を感じました。

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